044「 妖精さんと、初期型ダイナマイト」【ネット通販は異世界最強なんだよ!(勘違い)】 

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公開日: 2016年7月3日日曜日 ネット通販は異世界最強なんだよ!(勘違い) 自作小説



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恐ろしい嫌悪感を抱いたシルバーは、爆弾を投げながらハムスターマンに問いかけた。
戦闘が始まっているから、中途半端な所で終われない。

「ちょっと聞きたいんだが……村中に生えている木々って、お前らの母親なのか?」

「当たり前なのぜぇぇぇぇ!!!
一般常識を知らないのぜぇぇぇぇぇ!?
会話しながらっ!攻撃するのはやめるのぜぇぇぇぇぇ!!」

「お前ら、母親を生産奴隷にしているのか?」

「女は役に立たないのぜ!
だから、こうやって産む道具になって、群れに貢献するのが正しいのぜ!」

『妖精さん、あっちの茂みに隠れて、詠唱しているハムスターマンがいますぞ』
『妖精さんが家屋から離れた場所を攻撃しているから、家屋にハムスターマンが退避してるお』

ネットの皆に言われたが、面倒臭くなったシルバーは、ダイナマイトを次々と投げる。
銃弾でニトログリセリンを引火させて、それらしい場所を爆風で一気になぎ払った。
家屋や茂みにいたハムスターマンが数百匹単位で死ぬが、やはり爆風だけでは効率が悪い。
爆風は、圧倒的な速度で空気抵抗を受けて減速して、殺傷力が落ちて不効率だ。

(もう、皆殺しにするしかないような……?)

シルバーは、ハムスターマンの生態が、ここまで異常なものだと知らなかった。
記憶を親から継承する以上、村中にある木々は全て破壊するしかない。
そうしないと、亜人を過剰に差別するクズが量産されて、また同じ問題の繰り返しだ。
そして、親から子供へ記憶を継承する以上、この村に居る全てのハムスターマンを殺すしかない。
そう内心で思いながらも、ネットの皆が見ているから、ショタ妖精は綺麗事を口から唱え続けた。

「詠唱はやめろ。そう言ったはずだ。
あと、さっきから、お前の話を聞いているとさ。
全部、薄っぺらく聞こえるんだよな……。
道具を壊されたから怒っているように見えるんだが?」

「さっさと賠償を持ってくるのぜ!
亜人の奴隷をたくさん寄越すのぜ!
ミカドワが逃げたせいで、製鉄の仕方が分からなくて困っているのぜぇぇぇ!」

『ちょwwっおまwwwww記憶を一部引き継げるメリットを全然生かしてないwwww』
『恐らく……記憶を一部引き継げても、全部を引き継げる事ができないから……技術の継承的には安定してないのだろうな……』
『ミカドワたんに頼りすぎだお!』

爆風になぎ倒されて、発言していたハムスターマンは死んだ。
豚人間と比べると全く学習能力がない相手だから、怖くない。
ただ物量が多いだけの雑魚だ。
シルバーは、交渉を続けながら、村中にある木々に向けて、ダイナマイトを投げつける。

「いや、だから妥協しようよ。
お前らは俺に高いレンタル代金を払う。俺がお前らに仕事をプレゼントする。それで和解が成立するだろ?」

「お前の村を寄越すのぜ!
そうすれば許してやるのぜ!」

「分かり合うのって難しい。
お前ら、親から記憶を継承したせいで、価値観が凝り固まってないか?
村の建物をいくつか吹き飛ばせば、降伏するだろ、うん。
やっぱり恐怖政治って楽だなぁ……はぁ……口先ですべてが解決する世界に産まれたかった……」

「さっきから同胞を殺すのはやめるのぜ!
人間を殺すのは、先史文明の頃から続く大罪なのぜ!
亜人の分際で止めるのぜ!」

また、ダイナマイトが村の一区画を吹き飛ばし、ハムスターが実っている木々を消滅させた。
外に逃げようとする個体が発生し始めたが、村の出入り口には跳躍地雷が埋まっている。
無理して、水堀を越えて逃げれば、その先にあるのは頭が良くなった骸骨軍団。
地下トンネルの類があっても、ダイナマイトで吹き飛ばされて瓦礫の下だ。

『もう3000匹くらい殺してないか?』
『うむ……妖精さんは完全にサイコパスという奴なのだろうな……』
『妖精さん、目の前にいる人間を殺せば、3人の人間を救えるなら、どうする?』

「3人の人間に、プラチナやエルフィンが含まれるなら、容赦なく殺すよ」

『うむ……サイコパスという奴だな……。
罪悪感を一般人より感じないから、酷い事を平然とやれるという事なのだろう……』

そろそろ、魔法の詠唱が完了し始めた個体が出てくる。
空中に、毒ガスや、雷が迸り、シルバーがいる場所めがけて突き進む。
しかし、届かない。雷は空気中に存在する物質のせいでエネルギーが殺され、毒ガスは空に浮いている相手には効果が薄い。
風で拡散して、効果が消失する。

(あ~、もうそろそろ、勝負を決めないと、負ける可能性が出てきたな。
どんな魔法があるのか知らんが、即死させるタイプの魔法があったら、さすがに死ぬだろ)

すぐに判断したシルバーは、ネット通販の画面で、以前から気になっていたダイナマイトの欄を出した。
なんと、1個1円。異常な低価格。安さの裏には秘密がある。
今まで、安すぎて怖いから手を出していなかったダイナマイトだ。
しかも、画像データがないから、ネットの皆のアドバイスも得られない。
シルバーは、わざとらしい声を上げ――

「あ、間違えた。1000本も購入した」

ダイナマイトを千本、購入し、場に出現したダイナマイトを重力に任せるまま、村の各所へと落とした。
さすがにこれだけ大量にあれば、ハムスターマンを皆殺しにでき――

『妖精さんっー!それっ!ちょっとした衝動で、爆発するダイナマイトー!?』
『早く逃げろぉー!』
『爆弾は同時に起爆すると爆圧が高まってやばいんだぞ!』
『いや、空にいるなら、大丈夫じゃね?』

もう、間に合わない。
化学的に不安定すぎる初期型ダイナマイト千本は、村の各地で爆発の花を咲かせる。
それらがお互いに援護する形で、爆圧を高め、爆発半径内にいたハムスターマンを尽く殺す。
家屋をなぎ払い、木々を壊し、塀を倒し、畑を荒野へと変え暴れまくった。
爆風が凄すぎて、空を飛んでいるシルバーすら、少し遠くへと弾き飛ばされてしまう。
手足に怪我を負ったが、どうせすぐ治るから、問題はない。

『見ろ!これが工場や船や家屋を、事故で吹き飛ばしたノーベルの爆弾だ!』
『おかげで借金だらけになって大変だったお』
『うむ……なんて酷い製品だ……。
よく、こんなものを大量出荷しようとしたな……当時の白人……。
衝撃だけで爆発とか……運搬するのも怖いぞ……』

爆発の白い煙が、風で流れる。
場に残されたのは――村の廃墟。
ハムスターマンの姿は1匹もいなかった。
シルバーは、心の中で、計画通りと思いながら、悲しそうに呟く。


「あ、村を壊滅させちゃった、どうしよう」

『棒読みだ』『大根役者だわ、このショタ』
『初期のダイナマイトは、ちょっとした衝撃で化学反応を起こす問題製品なのですぞ!』
『おかげで、開発者のノーベル先生も、借金だらけで苦労したお』
『でも、最後は返り咲いて、愛人に死後も大金をプレゼントしたお、ノーベル先生』

ハムスターマンは絶滅したかのように見えた。
だが、ネットの皆が気がついた。
壊れた廃墟の中に……地下室がたくさんある事に。
そして、ハムスターが成っている木々は、1割ほど生き残っている。
植物だが、こいつもハムスターマン。
魔法で攻撃してくる恐れがある。
まだ、戦いは終わっていなかった。
シルバーはネット通販から、安い拡声器を購入して、それを片手に、大きな声を場に響かせる。

「……お前らー!地下室から出てこいー!
出てこないと、1匹1匹、骸骨戦士に残党狩りさせるぞー!
無駄な抵抗はよせー!」

『妖精さん、皆殺しにする気満々じゃね?』
『戦争とは……悲劇だな……。妖精さんみたいなキチガイを量産してしまう……』
『妖精さん!争いは何も産まないわ!だから女装はよ!』


~~~~~~~


村から離れた高い丘。戦闘が終わったと思い込んでいる領民たちは、これらの光景を見ながら、ひたすら拍手してシルバーを絶賛していた。

「わ、わかるんだよー!これは正義の大量虐殺なんだねー!」
「にゃー、横暴な人間が死んで良かったにゃー!」
「これでオラ達は、人間に怯えなくても暮らしていけますだぁー!」
「わがらないよぉぉぉぉ!!完全に大魔王だよぉぉぉぉ!!」

「さぁ!皆さん!
シルバー様に拍手しましょう!
大丈夫です!シルバー様は味方です!
税金をちゃんと払う相手には優しいです!
はい拍手ー!パチパチパチー!」

人間(ハムスターマン)は、亜人に嫌われている。
これが、ドワーフや、エルフだったら、恐怖でビクンビクン震えている奴らばかりだが、
人間(ハムスターマン)は生態が違いすぎて、他者と共存するのが難しすぎる。

「今日から!人間の事はハムスターマンと呼びましょう!
死体は、ちゃんと骸骨戦士にして有効活用しますよ!
軍事力もっ!もちろんレンタルします!
亜人が安心して暮らせる国作りをお楽しみください!」

吸血姫のオシッコで、人間や豚人間が、ゾンビや、骸骨戦士になる現実。
プラチナは、その事に何の疑問も抱いていなかった。




雑費 (戦費)
10万円

ノーベル先生(´・ω・`)振動で大爆発を引き起こすダイナマイトで、大失敗したけど、諦めずに頑張ってダイナマイトを改良して、歴史に名前を残したお。
褒めて欲しいお。
愛人にもちゃんと、死後に大金をプレゼントしたお。


新聞(´・ω・`)人間を殺す兵器を量産した奴だぁー!


ノーベル先生(´・ω・`)世間の評価が悪いから……ノーベル賞作るお。
俺が死んだという誤報が流れた途端、新聞が俺を叩きまくったお……。怖いお……。


雑費 (戦費)(ダイナマイト+手榴弾)

10万円
消費総額151万 300円☛ 161万300円



(´・ω・`)主人公が今まで購入したアイテムは、こっちに全部纏めた。
http://suliruku.futene.net/Z_saku_Syousetu/Tyouhen/Neltuto_tuuhan/Aitemu.html




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【小説家になろう】 ゲス「げへへへへっ!エルフ達から搾取しまくってやるぜ!ほら!今日から塩の値段は3倍だ!」 異世界マッチメーカー
http://suliruku.blogspot.jp/2016/05/3-2016-521.html
【内政チート】「行軍速度をアップさせて、軍事チートする!」
https://suliruku.blogspot.jp/2016/06/blog-post_27.html

6 件のコメント :

  1. (´・ω・`)そろそろ惑星破壊級のリアルサイヤ人さんがやってくるでござる。

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  2. サイコパスって言うけどこれサイコパスってほどひどく無い気が…

    基本サイコパスって自己愛性人格障害の拗れた感じだから
    他人の為に何かできているってのはそれほどサイコパスって気はしないんだけどね

    基本決断した人間ってこういうの普通だと思うよ
    家庭なんかを持つとなんの罪もない家族が被害にあいそれを救うためなら手を汚す決断をするのは普通の事だと思うし

    自己愛で無く他人に対しての愛があり思いやれる時点で
    サイコパスって感じではないと思うよ

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  3. 幾らなんでも雷が空飛んでる奴に当たる前に減衰消滅とかw
    金属を身に着けてたら不可避と思ったが・・・もう雷でなく電撃じゃね。

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    1. (´・ω・`)本当だ。雷という漢字で表現するには、威力が低すぎる

      削除
  4. >新聞(´・ω・`)人間を殺す兵器を量産した奴だぁー!

    タイ〇ス(´・ω・`)チョッと世間を煽り過ぎて世界大戦になっちゃたお
    ニュー〇ークタイムス(´・ω・`)人種差別しまくったら2度目の世界大戦になったお
    朝〇新聞(´・ω・`)販売部数のために煽り過ぎて、停戦交渉を潰しちゃたお

    ジャーナリスト(´・ω・`)でもそんなのかんけーネー

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マザーテレサ(ノ●ω●) 人間にとってもっとも悲しむべきことは、病気でも貧乏でもない。 自分はこの世に不要な人間なのだと思い込むことだ。