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4話 ~柴犬のシバとの出会いだお。あ、エルフ娘がいるお~

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公開日: 2015年2月3日火曜日 自作小説 迷宮都市の王さま ~国家運営したいのに迷宮が邪魔すぎる件~






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迷宮都市の王さま ~国家運営したいのに迷宮が邪魔すぎる件~HP


今の俺達に必要なのは、定住できる安全な場所だと思った。
ほとんどの文明が滅び去った世界で、そんな場所はきっと貴重なんだろうが、絶対見つけてみせる。
無ければ自分で作る。
そんでそこで暖かい家庭を築くんだ。
という事を、寝起きで白衣がはだけて、とっても大人の色気が出ているアリサちゃんに話してみたら

「主殿。
それでしたら良い場所がありますぞ。
巨大な岩山の内部を都市にした国家があります。
140年ほど前に訪れた時は、都市内の軍隊も健在で、住民も安心して生活してました。
……まぁ、問題があるとしたら、主殿の身長が3m以上ありますから、狭いトンネルの中を通るのが大変だから暮らし辛いでしょうなぁ」

うむ、白衣の隙間から見えるおっぱいを隠す気すらない堂々とした姿勢。しゅごい。
話も有益だった。

「それは素晴らしい。
早速行くとしよう。
多少生活が不便でも、安全を俺は優先したい。
……ところで何処にある国なんだ?」

この世界、広すぎて知らない国が結構ある。
この世界の地理は、元々は現実の地球の大陸を参考にして、大陸をバラバラにして島国にし、それぞれの陸地に大陸という名称をつけているゲームなんだ。
おかげで100近い国と大陸がある。
だからゲームをプレーしていた頃は、大量の設定とデザイン頑張ったなぁって当時の俺は感心したもんだ。
アリサちゃんは俺の反応を一つ一つ楽しむように会話を続けた。

「アステカ大陸のほぼ中央にある大きな大きな一枚岩です。
主殿は一度も行った事がないのですかな?」

「ああ、太陽の石か。
懐かしいな。夕日に照らされて赤くなった時が一番美しいんだよな。
……というか、岩山の中に国家があったのか。
知らんかった」

アステカ大陸ってのは、他の大陸から離れすぎてるわ、馬もなかったという事で、文明がほとんど発達しなかった辺境という設定の大陸だ。
文明ってのは、馬がないと広範囲を版図に収めた巨大帝国が誕生しないから、他の国々との交流があんまり進まなくて大して文明が発展しないんだ。
国家の滅亡=文明の衰退=石器時代に逆戻りを意味しちゃうくらいにな。
アステカ大陸の位置は、現実のメキシコ(北アメリカ)で栄えた滅亡国家アステカと同じ場所にあると思ってくれたら良い。もっと簡単に言うと超大国アメリカ合衆国の南だ。
そういえば、アリサが持っていた書物にも、滅亡国家アステカの事でこんな事が書いてあったけ。
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(´・ω・`)当時のアステカは、太陽が何時か消滅すると信じていて、大量の人間の心臓を捧げれば太陽の寿命が延びると考えていたんだ。
現代の私達から見ればとんでもない悪行だけど、彼らから見れば世界を救うための正義の行いだったんだよ。

アステカ(´・ω・`)世界のためならば、何十万人虐殺しようが良かろうなのだぁー!
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あとはまぁ、ちょうどいい感じに、初級者用・中級者用・上級者用・最上級者用のダンジョンが一定の場所に固まっていて、どの層のプレイヤーでも遊べる立地なんだ。
問題があるとしたら、補給拠点となる都市が近くにあるなんて、ほとんどのプレイヤーが知らなかったようだから、ゲーム時代の太陽の石の周りは誰も居なくて凄く寂れていた大きな岩山という印象が残っている。
ゲームでのアステカ大陸はそんな場所なんだ。





テレサとアリサが着替え終えるまで待ち、鞄の袋からオーク肉を取り出した焼いて食べて、軽い朝食を済ませてから、俺達は空の旅へと乗り出した。
俺の左足にアリサが、右足にテレサが捕まり、俺の大天使の翼がバサバサと音を出して、遥か高い空へと舞い上がる。
……なんで俺、空飛べるんだろうな。
幾らなんでも、この大質量を羽で飛ばせる訳がない。
鳥が空を飛べるのは、飛ぶために全てを犠牲にして最大限自分を軽くした結果だ。
俺みたいな大質量が空を飛べるのは不思議だが、今はそんな事よりも、アステカ大陸へと向かうのが最優先。
確か、惑星の形状から考えて、今いる江戸大陸から東へと飛べば見つかるはず。
ゲーム時代の頃は、転送サポートサービス(課金)で一瞬で世界中の都市へと行けたが、文明が崩壊した今は長い時間をかけて直接現地まで向かうしかない。
空を漂う雲が次々、俺の背後へと流れ、俺の身体は前へ前へと進む。
この高速で空を駆け抜ける感覚が良い。
足に美少女達が抱き着く感触がして最高だ。
何日もぶっ続けて空を飛べる気がするが、定期的に島や、アリサの魔法の鞄から出した筏を海の上に置いて休憩して食事を取ってから、また空を飛んで目的地へと向けて飛ぶ事を繰り返した。
アステカ大陸の周りは、他の文明と隔絶してるだけあってほとんど海だから、大抵は筏の上で食事を取り、寝る日々が続いた。
惑星の北半球を経由するなら、ロシア大陸→アラスカ大陸→カナダ大陸→アメリカ大陸→アステカ大陸という旅路で行けるだろうが、それだと遠回りになる上に気候が超寒いから、俺は暖かい海の上を真っ直ぐ飛ぶ事にしたんだ。
食糧なら、テレサちゃんが海に電撃の魔法を撃ちこんでくれれば、電撃で気絶した魚が海面に浮いてくるから困らない。
魚は魔法で焼いて殺菌して食べれば、比較的安全に食事ができる。
……可愛い女の子のためなら、人生初めてのサバイバル生活だって頑張れる。
二人に安定した幸福な生活をプレゼントしてあげるんだ。






 
何日も何日も空を飛んで定期的に筏の上で休憩を繰り返す事、1週間。
とうとう目的地のアステカ大陸が見えてきた。
ジャングルに覆われて豊かな自然が広がっている。かつては海岸沿いに巨大なリゾートがあったんだろうが、見かける建造物は全て植物に埋もれ、周りを3mはありそうな肉食恐竜が闊歩している。
肉食恐竜は大地の上を高速で走って、オークやゴブリンなどの他のモンスターを次々殺しているから、あちこちで鏡のようなパリーンパリーンと割れるモンスター達の死亡現象が見えた。
……これ、現地の人間達、生きてるのか?
現実の地球の人類の場合は投げ槍という一方的に相手を遠距離攻撃できる最強の戦術で、動物を駆逐して覇権を獲得したが、この世界だと普通にモンスターも魔法で遠距離攻撃してくるからな。
人類が覇権を確立する難易度が高すぎる気がする。
旅の間、ダンジョンから次々とモンスターが出てくる光景を見かけたし、これを何らかの方法で解決しないと生き残った人類に恐らく未来はない。
更に更に空を高速で飛んで大陸の奥へと進むと、遠くに横に長く広がる巨大な湖が見えた。
その近くに太陽の石という名前の一枚岩が見える。
どれくらいの長さがあるかは分からないが、オーストラリア大陸のエアーズロック(標高868m、周囲9.4km)よりも一回りほど小さい巨大な岩だと言っておこう。
地表からほぼ垂直に無数の縦じまを形成していて、夕日に岩山全体が照らされて真っ赤で美しい自然風景を見せている。
俺の両足に捕まっているテレサちゃん達は、目的の場所に到着した事で喜んでいた。
何せ、こんな移動の仕方をする事そのものがめちゃくちゃなんだ。
今思えば、俺は自分の能力を過信しすぎたと思う。
下手したらテレサちゃん達ごと、海の中にドボーンだったし。

「ようやく到着しましたかの?
てっきり遠回しの自殺じゃと思ったんじゃけど、主様は凄いんじゃよ。
主様の体力は神様並じゃな」

テレサちゃん、俺と一緒に死んでもいいと思うくらいに俺を愛しているのか。
ありがとう、ありがとう。こんな俺の事を想ってくれてありがとう。

「さすが主殿、普通なら何年もかかる旅路を一週間で済ませるとはさすがですな。
私が旅した時はヨーロッパ大陸を通って、西太平洋航路で来ましたから、もっと時間がかかりましたぞ」

褒められた。
人から褒められるのは、なんでこう嬉しいんだろう。
社会に出てから叱られてばっかりだった気がする。
工場で働いてた最初の頃は叱られてばっかりだった。

上司「刺身にたんぽぽを載せる速度が遅い!早くしろ!馬鹿!」

俺「は、はい!すいません!」

上司「給料(時給600円)払ってくるから、お前はプロなんだよ!プロ!
わかったか!この役立たずめ!」

あの頃に比べれば今は天国。
……好きな人の役に立てて俺は幸せ者だ。
早速、太陽の石という名前の岩山へと向かって飛び、人間の国家機構が残っているのか見に行って、定住するに適した場所か確認しよう。
俺を頼ってくれる良い娘達を絶対幸せにするんだ。





太陽の石の山頂まで飛んで、俺はゆっくり足を降ろした。テレサとアリサは旅の疲れを癒すかのように足から離れて、地面に座って休憩し始める。
女性にはこの旅は過酷だったのだろう。
俺はその間に周りの大地を一望した。
遥か遠くには砂漠、近くの大地は様々の種類のモンスターが闊歩して、あちこちで殺し合いをやっていた。
……一瞬、良い場所だと思ったら、この世界が地獄のように思った。
ダンジョンの入口から次々と出てくるモンスターが各地で殺戮を広げるせいで、この自然ロマン溢れる光景が台無しだ。
地上には争いが溢れすぎている。
こんな場所で人類が生き残れるはずもなかった。
でも、山頂には茶色の毛がモフモフして可愛い柴犬もいたから、この世界にも希望はある。
柴犬は頭を撫でて欲しそうな顔でこっちに近寄ってきた。

「わん!」

ベロを出して頭を垂れてくる。
いや、これ可愛すぎ。
試しに頭を撫でて見ると、茶色の毛が尖っていて良い触り心地だ。
この柴犬を見ると、ゲーム時代に飼っていたペットのシバを思い出す。
当時の俺が操作していた自キャラは、羽が生えてなかったから機動力がなく、乗って移動する騎乗用のペットを必要としていた。
それが柴犬のシバだったんだ。このような感じに短い茶色の毛に覆われたキュートな柴犬。
江戸大陸に行く時も、船で航海する時も、バトルする時も一緒。
だが、操作キャラが大天使に転生した時、要らなくなったから自宅に置いたまま放置し、二度と会うことはなかった。
必要がなくなったから、ずーと放置。
なんて酷い奴なんだ。ゲームの頃の俺。
あの可愛い柴犬とまた会えないかな。あいつも幸せにしてやりたい。
ん?柴犬が両前足を上げて、2本足で立ち上がったぞ?
一体、何をする気だ?

「わん!わん!わわん」

こ、これはっ!?犬芸の【ちんちん】だとっ!?
具体的なことを描写するのは避けるが、柴犬が可愛らしく【ちんちん】出してる。
まさか、こいつは俺のペットのシバかっ!?
そうだ!確かに!こいつは!定期的に立ち上がって、戦闘中でもこの犬芸をやる困った犬だった!

「お前はひょっとしてシバなのか?
シバだったら3回、ワンと言うんだ」

「わん!わん!わん!」

「おおっ!シバっ!
300年間放置して悪かったぁー!
今度こそ俺が幸せにしてやるからな!」

「わぅーん!」

俺はこの柴犬を抱きしめて、お互いの顔をスリスリ擦り合わせた。
シバの茶色の毛が気持ちいい。
犬は人類の友。故郷(日本)の隣の国は犬食べるが、そういう例外を除けば犬は友達なんだ。
こんな世界の果てで、愛するペットと出会えるなんて運命的だ。
柴犬は可愛すぎる。テレサやアリサより動物的な意味で可愛い。
もっと抱きしめて癒されたい。

「主様、主様。
ペットのシバに再会したのはいいんじゃが、さっさと目的の国へと向かわんのかの?
そろそろ夜になるのじゃよ」

そうテレサちゃんに言われて、太陽の方角を見ると、地平線の彼方へと沈んでいく太陽が見えた。
夜の時間帯がやってくる。
ここで一泊するのもいいが、この岩山の中に存在する国家へと接触するのに早いに越したことはない。
一応、俺の武力はそれなりの高値で売れるはずだ。
テレサとアリサの幸せのためにも、国家という化物相手に交渉を頑張らないといけない。
そう思って、アリサに何処に国の入口があるのかと思って聞こうとしたら、今いる山頂へと向けて登ってくる緑色のポニーテールが可愛らしい少女を見かけた。
シャツと短パンだけを纏った軽装で、髪は緑色、耳が尖っている。
外見年齢は15歳ほどのピチピチのエルフ娘だ。
清楚そうな雰囲気で美しい。引き締まった太ももが可憐だ……テレサ達とは違った意味で将来が気になる美少女である。
何かを探そうと必死のようだ。

「シバっー!どこにいるのっー?
そろそろ夜だから家に帰ろうよー!
夜は危ないよぉー!」

どうやら柴犬のシバを探しているようだ。
そうだよな。シバは人懐こいから、俺以外の飼い主とも仲良くして過ごせるよな。
……あの娘がシバの新しい飼い主なら、シバを返してやらないと駄目だよな。
俺はシバを捨てたも同然の古い飼い主だ。なら、シバをあの娘の所に送り届けないと駄目だ。
そう思ってシバの犬ボディを両手で持ち上げた。
「わぅん」
シバは目をウルウルさせながら、俺との再会に感動しているが……すまん、すまん、シバ、すまん。犬耳が可愛しゅぎる。
「わん!わん!」
そんなに可愛く懇願されても、俺は、俺は、俺は、俺はやっぱりお前を飼いたい。
愛犬と可愛い嫁達がいる理想の生活が手に入ると思うと、手放す気がどんどんなくなっていく。
これで白い二階建ての住居があったら完璧だ。THA理想の家庭ライフ。
……どうすればいいんだ!
このまま俺がシバを飼ってあのエルフ娘を悲しませるべきか!?
それともシバをおとなしく返却して、犬がいない灰色の生活をするべきなのかっ!?
エルフ娘はこうしている間にも、俺達の近くへと迫ってきていて、3mの巨人な俺を視認して足を止めた。
凄く驚いて口をポカーンと大きく開けている。
可愛いな、この娘。こういう素朴な娘の初々しい反応に好意を覚える。
エルフ娘は恐る恐る俺の方へとゆっくりと震える声でこう言った。

「あ、あの、あなた様は誰ですか?
ひょっとして、そ、その翼は天使様?」

「わっちの主様は大天使じゃよ。大天使。
天使なんて下っ端なんじゃよ。
顎一つで命令できる立場じゃしのぅ」

テレサちゃんが身体を反らして、誇らしそうに代わりに答えたから、エルフ娘が地面に跪いて頭を垂れてきた。
まるで偉い権力者の前に跪く平民の姿。
この世界の俺、超偉い。
天使は神の御使い。つまり、俺は神様の権威を借りてるも等しい状態という事だ。
やばい。
最終的に俺、自己神格化しすぎて暴君になって、ドイツのヒトラーや中国の毛沢東並に大量虐殺やる権力者になってしまうかも。
権力を握ったら、人間の人格は腐って、コロリッ!と変わってしまうらしいと本に書いてあった記憶がある。
俺も気を付けないといけないかもしれない。
人の役に立ちたいだけなのに、正反対の事を仕出かして不幸を量産するなんて事になったら、それはもう責任取って自殺するしかない。
そうやって頭の中で俺がグルグルと悩んでいると、エルフ娘は頭を垂れたまま、懇願するように俺にお願いしてきた。

「天使様!
僕の国……いや集落を救ってください!
定期的にモンスターが、岩山のトンネルに入り込んで大変なんです!
なんでもします!
僕は何でもしますから、僕の民を救ってください!
捧げろと言われたら命を差し出します!」

自分を高く売れて、人の役に立てるチャンス到来。
しかし、集落か。
既に国家としての体裁も残ってないんだなぁ。
この世界は人類が生きるには厳しすぎる。
漫画やアニメのような救世主がいないと、絶滅まっしぐらに近い。
……俺は本当に人を助ける事ができるのだろうか?
未だに俺にはそれがよく分からなかった。



あとがき  


 (´・ω・`)なお、物語のテーマは【人の役に立ちたい男が、人の役にたってハーレムして幸せになる】ですお




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