2話~世界は廃墟だらけだけど、巨乳の巫女さんはいるお~

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公開日: 2015年1月30日金曜日 自作小説 迷宮都市の王さま ~国家運営したいのに迷宮が邪魔すぎる件~





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俺は信じられなかった。
人がこの世界ではほとんどいないなんて思いたくなかった。
だから、テレサちゃんを抱っこして、世界の半分を文字通り飛び回った。
だけど、どこにいっても廃墟廃墟廃墟廃墟。
元々過疎気味なモンゴル大陸も廃墟、公害モンスターで大変な北京大陸も廃墟。和風な江戸大陸に行っても廃墟。
かつては大勢のプレイヤー達が居た世界最大の古都【フミダイ・オリヌシ】すら瓦礫の山が果てしなく地平線まで転がっているだけの巨大な廃墟に過ぎない。
そこを徘徊する主は、今は人間ではなくゾンビ、ゴブリン、オーク、エイリアンなどのモンスター達。
プレイヤーとガードが居ないだけで、呆気なく崩壊してしまった世界がそこに広がっていた。
もしも、俺1人だけだったら泣いて発狂して、自殺していたかもしれない。
でも、俺をこうして抱きつきながら心配してくれる小さい銀髪の少女がいるおかげで、発狂せずにすんだ。
心配そうな笑みを向けてきて気遣ってくれる。
なんて良い娘なんだ。肌を触ってみたらスベスベで素晴らしい。

「主様?悲しい顔をしてどうしたのかの?
哀しい事があったら、わっちが相談に乗るんじゃよ」

「……人間の世界が呆気なく滅びた事に驚いただけだ。テレサちゃん。
俺は信じてたんだ。
国家は永遠に生き続けるって。
そんな事ないはずなのに、それが当たり前の常識だと思い込んでいたんだ」

俺が住んでいた日本だって、200年前はチョンマゲの侍が闊歩する江戸時代だったのに、国家が永遠の存在の訳がなかった。
国家も人間と同じで有限の命を持つ儚い存在に過ぎない。

「わっちはこの数百年で慣れてしまったけど、主様には辛そうじゃなぁ。
ところで主様はこの数百年間何処にいたのかの?
わっち、主様との再会のためにあちこち歩き回って大変じゃったんじゃよ。
こうして再会できて報われたけど、二度と会えないというオチになったら、主様の美味しい血を飲めなくて絶望する所じゃったんじゃよ」

「現実だ。どうしようもない現実に居た」

「主様?
ここも現実じゃよ?
何を言ってるのかの?」

「分からなくて良いテレサちゃん。
俺の言うことは分からなくて良いんだ」

俺にだって分からないんだ。
ここはゲームの世界なのか。俺の居た世界が本当にあったのか。
ゲーム製作者側がこの世界を模倣した結果があのネットゲーなのか、俺にも分からないんだ。
今の気分は20世紀末と同じだ。
あの頃は1999年に世界が滅亡するといういい加減なノストラダムスの大予言の影響があって、作られた作品も信じられないほどに殺伐として荒廃した世界観が多かった。
世界が滅びた舞台をゲームにした作品が多数産まれ、あの名作RPGクロノ・トリガーにすら荒廃した未来世界がある。
ちょうどあれらの作品を見たのと同じ感覚に俺はなった。
この世界の人類には、未来なんてやってこなかったんだ、そういう虚無感に捕らわれた。
かつての人類の繁栄は過去の物。
仮に国が滅びる事はあっても、人類は生き続けると信じていたのにこれだ。
俺はもっともっと人の役に立ちたいのに、肝心の対象が絶滅危惧動物。

「主様、主様。
そろそろ野営の準備をしませんかの?
太陽が沈みますぞ」

テレサちゃんの言葉に釣られて、太陽を見ると地平線の彼方へと沈む途中の太陽を見た。
もうすぐ暗黒の夜がやってくる。
モンスター達が活発に行動する危険な夜だ。
俺は完全な夜になる前に、結界魔法オリーシュ・バリアーを唱えた。
これはモンスターが近寄ってこない結界を張る魔法。
周囲50mに青色の光の泡が展開し、俺たちを明るく照らしている。
これがあれば、モンスターは寄って来ない。
ゲームの時は、目的地のダンジョンに移動する時にモンスター避け用の魔法として使われていたが、今はこうして安心して野営するために役に立っている。なお、ゲームバランス維持のためか、ダンジョンの中だとこれは使えない。
さぁ、今日も何処かの廃墟を借りて野営するとしよう。
そして、テレサちゃんの誘惑をスルーして我慢しよう。
そう思って、テレサちゃんを地面に降ろして、近くにある廃墟へと向かおうとすると、ガラガラッ!と遠い廃墟が崩れ落ちる音がした。
それとともに女性の美しい叫び声が聞こえてくる。

「はっー!とりゃぁっー!」

「「「「ブヒイイイイイイイイイイイイイイ!!!!
とんだツンデレぶひいいいいい!!!!!
抵抗はやめて、俺たちの嫁になれブヒイイイイイイイイイイイイイ!!!!!!」」」」」

生きている人間の女性がいる。
そう分かった俺は安全な結界の中にテレサちゃんを置き去りにして、空高く羽ばたいた。
場所はここから200mほど離れた広場。
そこに100匹ほどのオークに取り囲まれた可愛らしい巫女さんがいる。
胸は豊かに実っていて大きく、金髪のストレートヘアーの清楚そうな美しい女の子だ。
こんな所で戦っているよりも、主婦やった方が似合う印象を受ける。
巫女さんは日本刀を構えて、次々と風のようにオークを斬り殺していてありえな……いやいや、ここでツッコミを入れちゃいけないな。
日本刀にそんな耐久力ねぇーよ、とかツッコミを入れちゃいけない。
数匹斬った時点で、オークの脂で斬れ味落ちるとか考えちゃいけないな。きっと刀は凄い素材で出来ているんだろう。
今は巨乳の巫女さんを助けることを優先だ。
ゲーム内での俺の職業は回復や補助が得意な神官だが、基本、前線で圧倒的なHPを利用して盾になったり、モンスターを殺しながら味方を支援する殴りプリースト、略して殴りプリ。
力なき人間……いや、めっちゃ強いけど可愛い女の子を守るためならば戦える。

「主様、主様。
武器のこん棒を持たずにどうするのかの?」

地上からテレサちゃんの声がした。
振り返って地上を見下ろすと、5mサイズの巨大こん棒を持った小さいテレサちゃんがいた。
巨大こん棒はきっとテレサちゃんの腰についている魔法の鞄から出したんだろう。
魔法の鞄は物を専用のアイテムストレージに保管できる便利アイテムだ。原理は知らん。
あとまぁ……巨大こん棒を少し重たそうに持ち上げている時点で、テレサちゃん、なんという怪力。
これが吸血鬼の力か。
俺は地上へと降りて巨大こん棒【ダグザの棍棒】を片手で掴んで受け取って手に持ち、軽く降ってみた。
ゴゥンっ!という強い音が空中に響き、我ながらありえないなと思うほどに大きな音だった。

「主様の力はやっぱり凄いんじゃよ。
わっちでも、そこまで軽々しく振るう事はできんのじゃ」

テレサちゃんが俺の素振りを見て無邪気に喜んでいて可愛い。
このダグザの棍棒の元ネタは、ケルト神話に登場するダーナ神族の主神ダグダの棍棒をネタに作られたアイテムだ。
元ネタと同様に生と死を与える効果があり、八つの突起のある方で殴れば即死魔法、もう片方の方で殴れば蘇生魔法が発動する……なんという事はない。
ゲームではなんの特殊効果もない。ただ凄い重いだけの棍棒だ。
だが、その攻撃力は凄く、ゲーム内で徘徊している野良戦車の装甲ですら簡単に破壊できる……いや待てよ。
棍棒の攻撃力って現実的に考えたら、【棍棒の重力+振り下ろす速度】だよな。
ゲームの頃なら、攻撃力という数値で勝手に納得したが、この世界でも攻撃力はそのままなのか?
とにもかくにも、美少女を助けるために、さぁ、いざゆかん。
【刺身の上にたんぽぽ】を載せる仕事で培った根性を発揮する時だ!

「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!刺身の上にたんぽぽぉぉぉ!」

一気に目的地へと向けて地上ギリギリを高速飛行、オーク達の群を一直線に目指す。
目標は一番偉そうな太ったオーク。
腹がでっぷり太り、3mはありそうな長い槍を持っていて自信満々な顔をしている。
槍ってのはその長さが持ち主に勇気を与えてくれるんだ。
戦国時代の農民だって、長い竹槍を持てば武者を殺せる。織田信長殺した明智光秀だって伏見の農民が殺したんだしな。
そして、戦いで指揮官を真っ先に倒すのは、戦術の初歩中の初歩。
指揮系統の頂点を叩けば、集団ってのは混乱するんだ……って、このネットゲーで学んだ。
俺はダグザの棍棒を振り上げて、一気に指揮官なオークめがけて振り下ろした。
ドガーン!
圧倒的なエネルギーで指揮官オークの死体は粉々に飛び散り、地面にクレーターが出来る。
オークの集団はこの異常な光景を見て呆然としていた。
その隙に1匹2匹とダグザの棍棒を振ってオークを殺す。
混乱した今ならば、一方的に殺せる。
こいつらは人語を話すが人じゃない。
可愛い巫女さんを陵辱しようとした獣だ。
だから殺せる。そう思い込めば良心の呵責を感じずに殺せると俺は思った。
人間は相手を人間だと思わなければ同じ人間だって虐殺できる生き物なんだ。
オーストラリア大陸に移民した白人達によるスポーツ人間ハンティングみたいな事が可能なんだ。
すまん、豚ども。
俺の人の役に立ちたいという自己満足のために死んでくれ。

「「「「ぶひいいいいいいいいい?!!?!!!!!」」」」

棍棒をただ力任せに振る。
それだけでオークは即死。
棍棒は突く事も薙ぐ事もできる武器だから、達人が使えば流れるような連続技とかして凄いんだろうが、俺は棍棒の扱いに関しては初心者同然。
単純に力任せのゴリ押しで戦うしかない。
足をなぎ払い、転んだオークを次の攻撃で確実にトドメを刺す。
よく考えたら一撃で殺せるから、この動作は無駄だと理解して、今度はオークの頭めがけて棍棒を振り下ろて頭をスイカのように割り、強引に棍棒を横向きに振るい、3匹のオークをまとめて吹き飛ばした。
なんて事だ。
圧倒的なパワーとスピードだけで全てを補えてるぞ。
いや、このオークたちも俺と似たような技量だから、相対的に俺が強く見えるだけか?

「「「ぶひいいいいいいい?!!!もういやだブヒイイイイイ!!!!!!!!!」」」

オーク達の一部が逃げ出した。でも逃がさんよ。
絶対にオークは逃がさん。
俺はテレサちゃんに認められたいんだ。
頼れる奴だって。
企業から解雇された日のような愚行は二度と繰り返したくない。
そう思っていると、後ろからテレサちゃんの魔法が飛んできた。

「オリーシュ・カオスアロー!」

確か、この魔法はゲーム中で1位2位を競うレベルの凶悪魔法。
複数の状態異常を発生させ、相手の精神(MP)をズタズタにし、そのままHPまで削り取って殺してしまう混沌属性の矢を複数放つ魔法だ。
これを食らったオークの1匹は頭を抱え込んで、そのまま発狂して苦しみながら死んだ。
魔法、こわいです。テレサちゃん。





結局の所……この戦いは2分足らずで終わりを告げた。
指揮官のいないオークなど、ただの雑魚モンスター。
巫女さんが20匹ほど切り殺し、俺は60匹を棍棒でミンチ死体に、残り20匹は逃亡しようとした所を、背後からテレサちゃんが魔法を放って殺した。
みんな可愛い女の子なのに強い。
オークの死体とそれらが所持していたアイテムが、ゲームの頃と同様に鏡のように割れて消え去り、場には代わりに低級ポーションや豚肉などの色んなアイテムが残されている。
これは一体、どんな理屈なんだ。ゲームの頃はシステムの仕様だからと納得できたが、死んだら死体すら残らないとか残酷すぎるぞ。この世界。
テレサちゃんが喜びながら地面に落ちているアイテムを、次々とヒョイヒョイと魔法の鞄の中に入れて回収している。
あ、スカートの中が見えそうになった。若い娘の太腿は良いな。素晴らしい。
真っ白で健康的な所が官能的だ。残念ながらパンツは見えなかった。
とりあえず俺は、この助けた巫女さんを保護するべく、他者を安心させる笑顔を作って近づこうとすると

「主殿、お久しぶりでございます」

金髪の巫女さんが頭を垂れて、礼儀正しく挨拶してきた。
よく見たら、ゲーム時代、俺の自宅の前で露天をやらせていたペットの【アリサ・アマテラス】ちゃんじゃないか。
確か種族は聖人、人間よりも身体能力が高く、前衛にぴったりの種族。
でも育てるのが面倒だったから、俺がダンジョンから獲得した大量のアイテムを、プレイヤーに売り捌く仕事をやらせていたっけ。
……このネットゲー、よく考えたら可笑しいな。
人間でもロボットでもペットにできて、合成して強化できたりするシステムがあったから、このゲーム作った奴は頭が可笑しい。
ERONA。
このゲームは謎に包まれているな。俺がここにいる時点で。

「主殿。
私を300年間放置していた事に対して、何か言わないといけない事がありませんか?」

アリサちゃんが顔をグイッと近づけて、胸を押し付けながら俺に迫ってきた。
笑顔だが、怒っているようにしか見えず、おっぱい大きいなと思った。
俺の主観時間だと一瞬の出来事だが、アリサやテレサ達から見れば、300年の時間が経過しているらしい。
それは途方もない時間だ。
地球なら一つの王朝の歴史くらいのとてもつない長さ。
そんなに長い時間、放置してたんだ。
謝らない奴はきっと畜生だろう。
でも、頭を下げて謝罪しようにもアリサは俺と体を密着させて、大きなポヨヨーンを押し付けてくるから体勢的に謝罪できない。
しかも、身長差の影響で胸を押し付けてくる場所が俺の下半身。
なんという逆セクハラ。
ま、まさか、完全に狙ってやっているのか?

「主殿?
無視はよくありませんぞ?
私は別に怒ってなど居ないのです。
ただ、誠心誠意対応して欲しいだけです。
意味はわかりますな?」

そう言って、更にアリサちゃんは豊かな胸を押し付けてきた。おお、胸のポニュっという感触が柔らかくて気持ちいい。
ひょっとして、これは抱きしめて欲しいのか?
俺みたいな単純労働しか能のない男が、なんでこんなにモテモテなんだ?
ありえない。
いや、この世界ならありえる。
この世界では、俺は世界一の冒険者。
そりゃモテモテ。北朝鮮辺りの独裁者並に女の子から好かれて当たり前だ。
しかも、俺は苦労して努力して勝ち抜いた末に、この大天使の体を得た。
生まれながらに地位を引き継ぐ事が決まっている独裁者の坊ちゃんとは違うんだ。
自分のこの手で掴み取ったんだ。
なら、アリサちゃんを抱きしめよう。
そんでもって、アリサもテレサも幸せに生きれる世界……は、俺には大きすぎるから、住居を作ろう。
そう思ってアリサちゃんを精一杯抱き締めようと思って両手を伸ばしたら、腕にテレサが噛みついてきた。

ガブリッ

「主様の血は美味しいのじゃよ」

そのまま腕から溢れる血を少しづつテレサちゃんが飲む。
おお、気持ちいい。
この吸血される行為は癖になるなぁ。ヘブン状態!
気持ちよくなってボケーとしている間に、俺の目の前で女達が口論していた。
アリサは俺から少し離れて、両手を組んで余裕たっぷりの笑みで

「おやおや?テレサ殿は私に嫉妬されているのか?
恋路を邪魔するのはよくありませんぞ。
諺にもあるでしょう?
人の恋路を邪魔する奴は、ラストダンジョンに放り込まれて死んでしまえと」

「そうじゃけど、何か悪いのかの?
先に主様を発見したのは、わっちじゃよ。わっち。
だから主様を独占する権利があって当然じゃろ?
この血と肉も全てわっちのものなんじゃよ」テレサちゃんは俺の腕に噛みついたまま器用に返事を返している。
二人ともお互いに引く気はなさそうだった。
あー、血を飲まれて気持ちいいー。
なんで、こんなにモテモテなのか俺でもわからん。
ゲーム時代、好感度を上げる薬を全部、ペットに預けたけど、それを飲んだ訳じゃないだろうしな。

「テレサ殿。
その理屈は可笑しいとしか言えません。
主殿が私の方を愛しているならば、テレサ殿は退いて、何処かの棺桶で眠りながら神様にお祈りでもして、がたがた震えて悔しがればいいのです」

「可笑しいのじゃよ。
どうして主様がお主の事を好きだと決めつけるのかの?
お主みたいに胸がでかいだけの女なんぞに、主様は惚れるはずがないと思うんじゃよ」

「ほう?
胸を小さい事を気にしておられるようですな?テレサ殿。
ええ、わかりますとも、私のこの胸を見ればその差は歴然」

そう言うとアリサちゃんはジャンプし、すぐに地面に着地して豊かな胸をポヨヨーンと震動させ、巨乳そのものを誇ったような顔をしていた。
うむ、なんて素晴らしい巨乳。
大きいって良いことだよな。揉むもよし、吸うもよし。
俺、幸せだ。
俺を取り合って可愛い美少女達が口論している時点で恵まれすぎてるよな。
単純作業だけが取り柄の俺だけど、幸せすぎて涙が出そうだ。
あ、俺の瞳から本当に涙がぽろぽろ出た。
止まらない。幸せすぎて涙が滝にようにあふれ出てくる。
そして、何を勘違いしたのか、二人共も俺の方向を見て驚き、心配そうな顔をして近寄ってきた。

「主殿?
何を泣いておられるのです?」 大きな巨乳をプルプル震わせて悲しそうな巫女さんのアリサちゃん。

「主様?ひょっとして喧嘩するわっちらの事が嫌いなのかの?
主様が嫌と言うなら、喧嘩をやめるのじゃよ?」 胸も背も小さいが綺麗で子供のように可愛いテレサちゃん。

俺は出来れば、アリサちゃん、テレサちゃん、どっちも大事にしたい。
だって、俺は誰かを幸せにするために、新しい生を受けたのだから。
そりゃ、最終的に俺のお嫁さんになってくれたら一番嬉しいけど、彼女達が他の良い男と結婚したとしても、俺は心の中で相手の男を妬みながら、彼女達の幸せを祝福すると思う。
なら言う事は決まっている。
まずは二人を俺の大きな腕で強引に抱き締めた。
アリサちゃんは顔を真っ赤にしながら喜び、テレサちゃんはアリサの巨乳に顔を突っ込む体勢になっているせいで少し不快そうにしている。
俺は二人のすぐ近くに顔を近づけて……宣言した。

「俺は二人を幸せにしたいんだ。
喧嘩するのは別に良い。
仲の良い友達でも、国でも、夫婦でも、民族でも、意見が違えば口論になるのは普通だ。
だが、俺を巡っての無益な罵り合いはやめてくれ。
今の俺には二人が必要なんだ」

二人とも何も言わなかった。
ただ、嬉しそうな顔で涙を流し、静かに頷いてくれた。
二人とも可愛いし、悪質な方法で洗脳されてるとしか思えないほどに俺を慕ってくれるし、守りたいし、幸せにしてやりたい。
今の俺なら、それが出来るはずだ。
前の世界では、周りから路傍の石としか思われなかった情けない俺だったが、今なら皆を幸せに出来る気がする。







あとがき

【小説家になろう】 序盤に悪いやつを倒してヒロインを助けるのがテンプレ
http://suliruku.blogspot.jp/2014/12/blog-post_56.html

人間ほとんどいないし、オークに襲わせて見た。


(´・ω・`)なお一人称の小説だと、遠くを覗き見るなどの便利道具がないと、相手の悪さがあんまり表現できなくて難易度高い模様。

主人公(´・ω・`)なんてわるいやつらなんだ!

山賊(´・ω・`)ぐへへへへ!俺たちの悪党っぷりを黙って見守る正義の味方なんている訳ねぇよなぁ?
だから一人称小説だと、俺たちの凄まじい悪党っぷりを表現するのが難しいんだよぉー!ひゃっははははは!

ヒロイン(´・ω・`)でも大丈夫よ!複数の視点をコロコロ切り替えれば、悪党っぷりを描写できるわ!
ほら!私の視点だと悪党の悪さを描写できるじゃない!

山賊(´・ω・`)それは作者の技量が高くないと、読者が混乱するぞ?

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迷宮都市の王 ~ダンジョン利用して都市運営~HP

3 件のコメント :

  1. (´・ω・`)ヒロイン達はチョロインだお。

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  2. こんな世界に国作れるほどの人類が残っているのかな?

    返信削除
    返信
    1. (´・ω・`)少し残ってる設定。少しづつ増やせばいいですお。
      難民やマフィアの流入がない代わりに、自力でなんとかしないといけない。

      削除

(ノ゜ω゜)(ノ゜ω゜)コメントの入力欄は小さいですが、右端の//をクリックして下に引っ張れば、かなり大きくなります。

(´・ω・`)1日に1回、システムからスパムだと判断されて隔離処置されたコメントを、元の場所に戻しておるんじゃよ。

(ノ゜ω゜)(ノ゜ω゜)記事にブログ内から転載したコメントがある場合、コメントを返信する時、別の場所に移動する事があるけど、そのまま書き込んでも問題ありません。(同じページ内の移動ですし)



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マザーテレサ(ノ●ω●) 人間にとってもっとも悲しむべきことは、病気でも貧乏でもない。 自分はこの世に不要な人間なのだと思い込むことだ。