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【エルフ娘の世にも不思議な旅】 6国目 半万年の歴史を持つ偉大な国 前篇

9 件のコメント :

公開日: 2014年9月8日月曜日 ラッキーの不思議な旅 自作小説


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エルフ娘の世にも不思議な旅


6国目 半万年の歴史を持つ偉大な国 前篇




何処までも広がる広大な青い海、それを照らす太陽。
そんな海の遥か上空の彼方に、一つの黒い点が秒速300mで飛んでいました。
それはよく見ると、エルフの小さい女の子。頭に妖精さんを乗せています。
無論、ラッキーです。
今は、大変評判が悪く、二度と行きたくないという噂で有名な国へと向かっていました。
普通の旅人は、命の危険を感じて、そんな所に近寄ったりしませんが、ラッキーの知的好奇心が騒ぐのです。
そこに楽しい何かがあると。

「もうやだ、このエルフ」

妖精さんが嫌そうな顔で呟きました。






空を飛んでいると、評判が悪い国が見えてきました。
国土のほとんどが荒れ果てた土地で、山は木が少なくて禿山ばっかり。
どうやって農業をしているんだろう?と思わせる光景です。
建造物はほとんど1階建ての貧相な木造建築で、道は人間や動物の排泄物でゴロゴロ転がり、人間の遺体も落ちています。
そんな酷い場所を、低くて薄い城壁を張り巡らして囲んだ評判通りの国でした。


ラッキーは、光学迷彩で姿を消してゆっくりと降下。
話を聞けそうな人間の大人を探して、そこへと降りて行きます。
ラッキーが見つけた大人は、30歳くらいのボロボロの身なりの男性で、汚れた白衣を着ていて、手に水を汲んだ瓶を持っていました。
普通の国なら、ポンプやら、木を曲げる技術を利用して作った桶で水を汲みますから、瓶で水を汲むという行為を見た事で、この国の技術力がとんでもなく低い事がラッキーには分かります。

「ねぇねぇ、この国ってどんな国ー?」

ラッキーに突然、背後から話しかけたから、男は驚いてバッと後方に急いで振り返りました。
そして、ラッキーの姿を見て、とっても身なりが綺麗な金髪の女の子だったから

「あ、あなた様は貴族の御令嬢様でございますか!?」

男は、ラッキーをこの国の貴族だと勘違いしていました。
ラッキーは面白そうにクスクス笑って

「違うよ。
私はエルフの旅人だよ」

「え、エルフ???
あなた様は貴族じゃないのですか?」

「うん」

「ちっ!
派手な格好しただけの余所者か!
びびらせやがって!」

ラッキーが貴族じゃないと分かると、男の口調が横柄な物に変わりました。
ラッキーはそんな事も気にせずに

「ねぇねぇ、この国ってどんな国ー?」

「あ?
よそ者だから、この偉大な国の事を何にも知らないのか?
この国はな……5000年の歴史を持つ偉大な国なんだよ!」

ラッキーは驚きました。
5000年の歴史といえば、ラッキーが今まで生きた人生以上の長さです。
具体的に言うと、ラッキーの両親がそれくらいの年齢でした。
だから、驚きびっくり。
親と同じくらいの歴史がある国なんて、そう滅多にあるもんじゃありません。

「本当に5000年も歴史があるの?」

「ああ!
この国は凄いんだぞ!
ありとあらゆる物を開発して、偉人も出してきた事で有名だ!
国民軍を率いて●ーロッパ中で無双した!ナ●レオン!
山脈越えで有名なハ●ニバル将軍!
発明王エ●ソン!
砂漠の狐!ロン●ル将軍!
大陸を騎馬軍団で席巻したチン●スカン!
どうだ!凄いだろ!」

男の口から、この世界の偉人の名前が次々と出てきました。
この世界に住む者ならば、最低でも1人は必ず知っている超有名人物だらけです。
でも、可笑しい事に、それは滅亡した国家や、別の国の偉人の名前。
この国が輩出した偉人ではないはずなのです。

「?
ねぇねぇ、それって、他の国の偉人じゃないの?」

男はラッキーの問いかけに怒りました。
息を荒くして、眼を血ばらせて

「それは他国の捏造だ!
この国の偉大な歴史に嫉妬して、歴史を俺達から奪おうとした奴らの卑怯な情報工作!
騙されちゃ駄目だぞ!」

「うーん?」

「この国の周りの国は、どれもこれも最低最悪な国ばっかりなんだ!
定期的に俺達の国を侵略して、財産・文化・歴史を奪っていく!
酷い事をしておいて謝罪も賠償も寄越さずに、俺達の事を否定して馬鹿にするんだ!
でも、だからといって、そんな奴らに俺は屈しない!
俺達には半万年の歴史があるからだ!」

ラッキーは困りました。
ここで男の言葉を素直に認める事は、今までの世界史の常識を覆す事になるからです。
ラッキーの頭の中の常識では、この国の方が可笑しいと結論が出ています。
だから、ラッキーは

「この国の歴史を纏めた本って、何処で閲覧できるの?」

この国の歴史を調べてみようと思ったのです。
さてはて、世界が可笑しいのか、この国が可笑しいのか、どちらでしょうか?
答えは


中篇に続く。
 

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9 件のコメント :

  1. そ、その国に手を出すなんて、パルメさんが粛清されちゃう……。

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    1. (´・ω・`)な、なんだってぇー!

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  2. ちゃんと最後まで書けよ?w

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    1. (´・ω・`)書き終わった後だから、あとは順番にupするだけ。
      今、8国目を書いてる。

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  3. パルメさん法則大丈夫?

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    1. (´・ω・`)げ、現実と関係ない、か、架空の国だから大丈夫。

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    2. 我が国に対する名誉毀損とかいわれて、逮捕状出されて犯罪者を受け渡せとか日本に言いに来そうですね。
      そして、パルメさんは……ううう……。

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    3. そしてパルメちゃんを救う基金が立ち上がってどこかに送金するのでした…。

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    4. ぱるめ(´・ω・`)生活費をくれると聞いて、やってきました。

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