【Elona かたつむり観光客の悲劇 】　 第14話　　これはマニの試練マニ。

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公開日： 2014年8月17日日曜日 Elona 自作小説

【Elona かたつむり観光客の悲劇 】

　

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ふぅ、酷い目にあった。
放射能を浴びたせいで、変異治療薬が三つも必要になって大変だった。
復活の代金に比べれば安いが、非売品のマニの祭壇が持ち逃げされたので嫁に怒られて心が痛い。
あと、今日はご飯は人肉抜きらしい。
失った物が多すぎて鬱になりそうだ。むしゃーむしゃー。
「自業自得にゃっー！大国の王都でテロをやったから天罰が下ったに違いないにゃっー！」
黒猫ちゃんが煩い。人間が大量にモンスターに虐殺されただけで、私は何にも悪い事はしていない。
サモンモンスターの杖を振ったら、ああなっただけに過ぎない。
弱いのが悪いのだ！（ｷﾘｯ
「うるさいにゃっー！そんな屁理屈が通じると思ったら大間違いにゃっー！」
ﾊﾞﾘｯ
ぎゃあああああああああああああああああああああっ！！！！
頭の半分が飛んだあああああああああああああっ！！！！
いだいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいっ！！！！！
痛みで魔法を詠唱できないいいいいいいいいっ！！！！！！！！！！！
「これに懲りたら反省するのにゃっー！あとエヘカトル様に再改宗するにゃっー！
マニなんて、昔は地味な神様だったのにゃっー！」



第14話　　これはマニの試練マニ。
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「ElonaPlusのマニは格好良い神マニ。本家とは大違いのサービス精神タップリのイケメンだマニ。
アンドロイドも鎧bitつきで、ダメージを75％軽減してくれる最高のペットマニ。
・・・・・私よりも鬼畜な試練を与える神様マニ。」
by  本家の機械の神マニ
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魔法で傷を治した私は、黒猫ちゃんの言葉にも一理あると思った。
早く改宗したい。魂は機械の部品だと発言しているキチガイな神様とは縁を切りたい。
だが、塩自動防御システム搭載のアンドロイドが欲しい。
手に入れる瞬間を自宅にいる全カタツムリに見せて威張って偉そうにしたい。
ニートかたつむり達にも希望を見せてあげたいと私は思った。
外に出ると99%が生きて帰ってこないせいで、自宅はニートに溢れていて困っている。
外出する勇気を持つカタツムリから死んでいく辛い時勢。清掃員が自宅周辺を徘徊するようになったせいで治安が悪い。
外に出れば死ぬ状況で引き篭もるカタツムリ達のためにも、自宅の一層に全カタツムリを集めるしかないと思った！（ｷﾘｯ
「さっきから何を一人でブツブツ言ってるのにゃっー？」
歴史に名前が残るような壮大な名シーンを黒猫ちゃんにも見せてあげよう。
塩の恐怖から解放された最強のカタツムリ伝説を私が作るんだ。
きっと、これで私はモテモテ、全てのカタツムリ美少女とハーレムが出来るほどにモテモテになるに違いない。
「・・・・どうでもいいのにゃっ。」
黒猫ちゃんの価値観が人間寄りで困る。かたつむり美少女の素晴らしさがわかってくれない。
殻の色や艶でエロさが変わるんだ。特にピンク色はエロい。エロすぎる。
その場で押し倒して、子供を孕ませるのも仕方ないほどにエロ・・・

ﾊﾞﾘｯ！　　　パキンっ！

「グロテスクな解説はいいのにゃっー！虫の性行為なんてグロなのにゃっー！
さっさとアンドロイドを貰ってエヘ様に改宗するのにゃっー！」

ぎゃあああああああああああああああああああああああっ！！！！！
白くて逞しい殻ざんが壊れたあああああああああああああっ！！！！！！！
ジュアの癒しぃっー！ジュアの癒しっー！ジュアの癒しっー！
ふぅ、完全に治った。
危うく、殻が壊れた情けないカタツムリが誕生する所だった。危ない危ない。
黒猫ちゃんの言う通りに、エヘカトル様に改宗するためにさっさと準備を進めようと思う。











「「「「「「「「「「「「「「きゅい！きゅいっ！（人肉ちょうだい！人肉ちょうだい！）」」」」」」」」」」」」」」」
ふぅ、自宅が広すぎるせいでカタツムリ10万匹を集めるのに、20時間もかかってしまった。
いつの間にか、これだけ増えて凄い事になっている。ほとんど虫のように小さいのしか居なくて、私のように人間サイズのかたつむりは一匹もいない。
無論、全員ニートだ。お金を稼がずに共食いをしたり、洞窟の中に生えている苔を食べたりして暇を潰しているニートなのだ。
お金を稼いでくれないから困る。外出しても、ほとんど生きて帰ってこない。
・・・・精鋭かたつむり達が指導教育を勝手にやってくれていた頃が懐かしい。若手が速く育って欲しい.。
「辞書にカタツムリは同族しか倒せない最底辺種族って書いてあるにゃ。」
それは可笑しい。私は吸血鬼すら倒せるかたつむり！（ｷﾘｯ
そんな特別な私が、全カタツムリの希望になってみせよう！
機械の神マニへの捧げ物は十分に揃っているはずだから、祈るだけでアンドロイドがやってくるに違いない。
あんな冷徹な悪魔みたいなゴミ神様に祈ろう。
・・・・・・・・おお、家の岩壁な天井から光の柱とともに何か落ちてきた。
こ、これはっ！丸い！明らかにアンドロイドじゃない小さいな球体だ！ぷんすかっ！ぷんすかっ！
全カタツムリを集めたのに、これでは面目丸つぶれで困る！これだからマニはゴミなんだっ！ぷんぷんっ！
「「「「「「「「「「「「「「「きゅい？（人肉をくれないの？）」」」」」」」」」」」」」」」
「神の宝玉にゃっ。どんな効果があるのかは知らないのにゃ。」
よく見たらスイッチらしきものがついている。
押したい。ポチッて押したい。
きっと押すと良いことがあると思った。
これで私の面目は保たれて、モテモテのハーレムカタツムリになれるかもしれない。
そうと決めたら、ポチッとな。
【戦略レーザー衛星兵器ヨルムンガルドが起動しました。】
おお、なんか格好いいセリフが宝玉から聞こえる。
とってもロマンを感じそうな名前だ。
どこの神話にでてくる名前なのだろう。
【目的地に向けて座標移動を開始します。】
ところで、これ何のセリフなんだろうか。
衛星って、空に見える月の事なのだろうか？世界は不思議と未知で溢れている。
世界中を冒険してみたいと私は思った。
【これより攻撃を開始します。周囲1kmを完全に破壊します。】
攻撃？
自宅の天井が白く光って・・・・ぎゃあああああああああああああああああああああっ！！！！！
全身がいだいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいっ！！！！！！！！
自宅が真っ白で何も見えないいいいいいいいっ！！！！！！！！！
眼があああああああああああああああっ！！！！眼がいだいいいいいいいいいいいいいいいいいいいっ！！！！！！
あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”
「にゃっー！」
「「「「「「「「ギュイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイっ！！！！（もっと・・・・生きたかった・・・）」」」」」」」」」」
【神は信者を試す。信仰とは全てを神に捧げ、何にも要求しない尊い行動なのだ。
死ぬ事こそ信仰であり、死こそ信仰。
あと、魂はアンドロイドの機械部品として使っている。膨大な生贄に感謝してやろう（ﾆﾔﾘｯ】






次に嫁に蘇生されて気づいたら、自宅が全壊していた。
あの瞬間に何が起きたのかわからないが、完全にクレーターになっていた。混沌の寵児オルフェの腐った焼け焦げた死体があったから美味しく食べた。むしゃーむしゃー。
あのニートかたつむり達も完全に蒸発して全滅している。
そのせいで嫁が実家に帰った。グスン。
全財産と装備を慰謝料として取られて辛い。自宅近くの倉庫に隠し財産を作ってなかったら大変な事になっていたと思う。
マニに改宗するんじゃなかった。改宗したせいで、私の人生は不幸のどん底だ。むしゃーむしゃー。
こうなったら幸運のエヘカトル様に改宗して新天地を目指す！（ｷﾘｯ
ティラノ君と黒猫ちゃんと一緒に、世界中を旅しながら、カタツムリ達が安住できる理想郷を作ってみようと思った。


【そうか貴様も私を裏切るのか。
アンドロイドを貰ったら裏切るつもりなのだな。】
・・・・・・・ん？なんかマニの声が聞こえる。
こんな鬼畜なゴミ神様なんて大嫌いだから声も聞きたくないのに聞こえる。

【そんなに神の化身が欲しいなら、アンドロイドの代わりにもっと素晴らしいものをくれてやろうっ・・・！】
もらえるものは貰っておこう。むしゃーむしゃー。
さっさと渡して欲しい。こんな神様は嫌だ。
【極大の天罰をくれてやろう！】
ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああっ！！！！！
全身が呪われるうううううううううううううううううっ！！！！
装備品が全て堕落ずるううううううううううううううううううううううっ！！！！！
持っているアイテムや倉庫まで呪われすぎて堕落ずるうううううううううううううううううっ！！！！！
か、身体に変な爪や翼まで生えたああああああああああああっ！！！！！！！
エーテル病の病気と同じ症状だあああああああああああああっ！！！！！
いだいいいいいいいいいいいいいっ！！！！！気持ち悪いいいいいいいいっ！！！！！！
持っている通貨まで呪われて、ランダムにテレポートずるうううううっ！！！！
動くだけでテレポートして、まともに移動できないいいいいいいいっ！！！！！！！

【貴様には死すら生ぬるい。
同族のカタツムリにすら拒否される外見になって一生苦しんで死ぬが良い。
翼が生えてよかったな。完全に防具が装備できなくなった代わりに速度があがったぞ（ﾆﾔﾘ】




あとがき
　
（´・ω・｀）天罰を強化してみた。次の話でおしまい。  

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