【魔女娘戦記】 第9話 絶望っ!朝鮮半島に300万匹の軍勢が迫っているブヒィー!

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公開日: 2014年7月10日木曜日 自作小説 魔女娘戦記

魔女娘戦記
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仲間を殺されて数を減らした魔女娘達は、島津のせいで装甲が歪んだ戦車(チャリオット)に乗って、移動を再開した。
魔女娘は島津を警戒して、一番遠く離れた床に座り、股と股の間から、下着が見えてしまう問題を、猫のニャーベェーを挟む事で見えなくしたから、パンチラ対策も万全にゃー。
にゃーべぇも、女の子の太股に挟まれて生活できて幸せ。
魔女娘も、モフモフで柔らかい毛皮に包まれた猫のニャーベェーの感触が気持ちいいので幸せ。
更に、魔女娘は、今、美味しそうな白米のオニギリを片手に取って食べて涙をぽろぽろ流していた。

「美味い・・・・ワシ、普通に美味しいものを食べられて・・・幸せ・・・」

寝たきり老人になってから、まともに食事を楽しむ事が不可能だったから、オニギリの米の美味しさに感動している。
塩が良く効いた米。
オニギリの中の具(梅干し・ハンバーグ・コロッケなど)が二重に舌を楽しませる。
オニギリから湯気が出て、出来立てホヤホヤで熱い。
ニャーベェーは魔女娘が喜ぶから、何もない宙に肉球を突っ込み、異空間(アイテムボックス)から次々と新鮮なオニギリを出している。
なに?猫の手は人間の手と違って、道具を取るように出来てなくて指が凄く短すぎるから、指と指の間に掴む事すらできないはずなのに、今の光景は可笑しい?
か、考えちゃいけないダニ!
話を元に戻す。
アイテムボックス内の時間は停止しているため、こうやって暖かいご飯を永久に保存したりと、使い勝手が良くて家庭的。
冒険者が一家に1人いれば、倉庫と冷蔵庫、品ぞろえが良いホームセンター要らず。
冒険者はアイテムボックスに、衣服、食料、建造物、武器、死体(オーク)、金などを入れているおかげで、どこで生活しても困らない人間さん達だ。

「秀吉殿はオニギリが大好物なのにゃー?」

「・・・・わし、今まで、まともに食事も出来なかったから、何でも美味しい!
ああ!オニギリはええのぅ!
塩が効いていて最高!」  

「にゃー?」

ニャーベェーが不憫な目で、魔女娘を見ていた。
虐待されて育った子なのか?そういう同情の目線。
普通に食事を食べるだけで、ここまで感動する事は、食糧を捨てまくる余裕がある現代日本ではありえない事だ。
魔女娘の小さな太股に猫頭を押し付けて、スリスリしながら、にゃーべぇーが慰めようとしてくる。

「安心するといいにゃー
ここには秀吉殿を苛めるゲスはいないのにゃー。
皆、一部を除いて良い奴らにゃー」

「ん?
ああ、そうじゃな。
(オークの事を言っとるのかの?)」

「にゃー
肌がスペスペにゃー」 

猫特有の妙に甘ったるい声を聞きながら、魔女娘はオニギリを食べ続け、手の平サイズのオニギリを6個ほど最終的に腹の中に入れ、最後は、これまた熱くて新鮮なお茶を貰って飲み、ゴクンして食事終了。
まさに今は人生の幸福。
健康がないと楽しめない最高の贅沢、それが食事!
介護施設で寝たきり生活だった頃とは比べ物にならないほど、充実していた。
介護施設に居た頃は、色々とグチョグチョで、噛むのも大変だった。
食べるのも人任せ。
介護士の人は、嫌そうな顔をせずにご飯を食べさせてくれて親切だったが、ご飯は自分の手で食べるのが一番美味しい。

(ええのぅ。
これが青春じゃ。
美味しい物を普通に食べる。
ああ、青春が戻ってきたぞい。)

一段落して落ち着き、今度はニャーベェーのモフモフの背を手で撫でる。
魔女娘は、犬、猫が若い頃から好きだった。
野良猫だろうと、関係なしに餌付けして近所に迷惑をかけた過去がある。
なぜ、迷惑になるのかと言うと、生き物は基本的に排泄をする。
野良猫は繁殖力が凄く、餌を与えまくると、猫同士で縄張り争いやっちゃうくらいに増え、あちこち排泄して臭くなるから、近所に住む人達にとって、野良ネコは嫌われ物。
魔女娘は、ニャーベェーの背中、頭、腹を撫で続けながら、聞いておかないといけない事がある事を思い出した。

「なぁ、ニャーベェー?」

「気持ちいいにゃーどうしたのにゃ?」 

「さっきのオーク達は、恐ろしいほどに矢を飛ばしてくる化物だったんじゃが、ああいうのがゴロゴロしとるのかのう?」

魔女娘が抱く恐ろしい疑問。
この疑問が正解だったら、限りなく家畜小屋で生活ENDは遠くない。
500m先から、弓矢を直射で標的に狙撃することができるオークだらけだったら、魔女娘は魔法陣を描く時間もなくなって詰む。
単体用の魔方陣で8秒、軍勢用の魔方陣で30秒の時間を要するだけに、死活問題だ。
にゃーべぇーは、魔女娘を安心させるためか、お腹に猫頭を押し付けてスリスリしてゆっくりしながら

「いやいや、違いますにゃー。
あれは女冒険者のお腹から産まれたエリートオークですにゃ。
オーク中帝国全体を見渡しても、一握り・・・せいぜい3万匹くらいしか居ないと思いたいですにゃ。
貴重な兵力だから、他のオーク達を囮にして使い潰して、先ほどのような事をしてくるにゃ。」

「3万匹となっ!?!
え?女冒険者から産まれたオーク?」     魔女娘は目を開いて驚きの声をあげた。とlっても身近なピンチの予感!

「そうですにゃ。
オーク中帝国に拉致された女冒険者達の胎盤から産まれたオークは、高レベルの上級モンスターになりますにゃ。
それをオーク達は、エリートオークと呼んで敬い、恐れていますのにゃ。
その化物を1ヶ月に1回の出産で3匹、年に36匹のエリートオークを1人の女冒険者の胎盤から生産できる計算になりますにゃー。
あ・・・この話は辛いですかにゃ?
嫌ならやめとくですにゃ。」

魔女娘は顔を左右に振って、太股と太股に挟まれたニャーベェーの猫姿を真剣な眼で見つめて

「いや、聞かせてくれ。
ワシは、この世界の事をわかっておらん。
ゲームの頃とは大分違うようじゃし。」

「わかったですにゃ。
軍師竹中にゃーべぇー、責任を持って色々と教えてあげますのにゃ。
・・・・ところで秀吉殿は、戦争が何のために起こるかわかっていますかにゃ?」

この唐突な質問に、魔女娘は少し戸惑ったが、すぐに思いつく範囲の答えを浮かべて

「金や土地や人で儲けるためかのぅ?」

「そうですにゃ。
戦争は基本的に儲けのためにやるものですにゃ。
豊かな土地を支配、あるいは交易路の確保、それを通して莫大なお金が手に入るのは、この世界でも同じ。
ですが、一部事情が違ってますのにゃ。
それは・・・・女冒険者の存在ですにゃ。」

「・・・」 魔女娘は、自分にも関係する重要な話だと理解して、唾をゴクリと飲んだ。

「女冒険者を犯して孕ませると、強力な生物が誕生しますのにゃ。
先ほど見たようなエリートオークを大量生産すれば、この世界で軍事力で覇権を得る近道を得たも同然。
だから、オーク中帝国はソウル王国に攻め込んでいますのにゃ。」

「・・・」 嫌な予感が確信に変わりそうで、魔女娘の額から汗が出た。

「奴らの目的は、女冒険者を捕らえる事ですにゃ。
捕まったら、すぐに妊娠させられますから、秀吉殿はくれぐれも気をつけて、捕虜にならないように自害して欲しいですにゃ。
自殺用の短剣を進呈しますにゃ。」

ニャーベェーが異空間から小さな剣を取り出した。
剣というよりナイフのような小さいサイズ。その鋭利な鋭さは簡単に物を斬れそうだ。
それが魔女娘の手に渡される。
自分で自分を殺すような事態が当たり前のように発生するなんて、想像もしたくない。
寝た切り老人生活の頃は、毎日死にたかったが、いざ若くなると生きたいという欲求が大きくなる。
健康と若さがあれば人生楽しいダニ。

「・・・・ワシ、これで自殺せんとあかんのか?」

「秀吉殿はオーク達に嬲り者にされて、異形の豚どもを産むための家畜生活をしたいですかにゃ?
女子供にこんな事を言うのもなんですが、オークの精液には麻薬と同じ効果がありますにゃ。
一度でも精液を浴びたら、一日中、中毒症状で苦しみオークに依存し、長期的に浴びれば、死なない限り、中毒症状で抜け出すのが困難になりますのにゃ。
秀吉殿は喜んでオークを求めて犯される色狂いになりたいですかにゃ?」

さり気ない。エロ●ー設定。

「うぅ・・・
(ワシなんで女キャラを選んだんじゃろう。
若くて健康なのは良いが、鬼畜エロ●ー展開は嫌じゃ。)」

「死ぬ時は、首を思い切り刺せば楽に死ねますにゃ。
あ、自殺する時は復活する予定の寺院が何処にあるのかを考えた上で自殺しないといけないのですにゃ。
そうしないと、自殺してもオークに捕まって酷い目に会いますにゃ。」

魔女娘は今の自分の身体を見下ろした。
汚れ仕事もした事がないような小さくて綺麗な若い手足。
赤ん坊みたいにプニプニで、若さと健康は素晴らしいと感じさせてくれる肌。
でも、異性から見れば、欲情の対象だ。
生物の♂は、綺麗で若い♀が好み。
現に、今も車内にいる島津や他の男達がジロジロと魔女娘の事を見ている。
脱処女のピンチは、この異世界には何処でも転がっている。

(男は狼という言葉を、女になって実感したわい。
1人になったら、貞操的な意味で危ないのぅ。)

「にゃー?
秀吉殿、黙り込んでどうしたのにゃー?
吾輩はもっとお喋りしたいのにゃー」

猫頭をお腹の辺りに押し付けて、スリスリしてくる。
魔女娘は黙ったまま、今の現実を忘れようと、ニャーベェーの頭をナデナデした。
猫の毛皮がモフモフでふわふわ。
猫の奇跡のような造形によるキュートさもあって、プリティ。
猫はどうしてこんなに可愛らしいの?
獲物を狩るハンターとしての要素を揃えた結果が、この可愛さ。

(猫はええのぅ。
この触り心地はたまらん。
ペットにしたい。)

「吾輩の話はこれくらいでいいですかにゃ?」

「いや、最後に一つ聞きたい事がある。
この戦争・・・ワシらは勝てるのかのぅ?」

ニャーベェーが少し黙った。
猫目を細め、魔女娘の手をペロぺロ少し舐めてから

「大丈夫ですにゃ。
勝たなくても、負けなければいいのですにゃー」

不思議な回答だった。
魔女娘は首を可愛く傾げる。

「それはどういう事かの?」

「今の吾輩達の勝利するための目標は運河完成までの時間稼ぎ。
オーク軍10万匹を殺したり、その後から来る100万匹を皆殺しにする必要はないのですにゃ。
運河さえ完成すれば、幾らでも、やりようという物があるのですにゃ。」

この答えに、なぜか安心できた。
信用できる根拠はない。
でも、この端正な猫顔の可愛らしさは信用できる。
この世界で唯一絶対の理は、可愛いは正義!
と魔女娘がニャーベェーの事を信じて現実逃避をしていると、御者台にいる信長の小さい声が聞こえた。
どうやら念話で、遠く離れた知り合いと会話をしている。
冒険者は後方に情報を纏めてくれる部署を置く事で、絶望的なほどの戦力の少なさを合理化する事でカバーしようとしているから、定期的に信長達は後方の情報部に連絡を取っている。

「なに?
朝鮮半島に300万の大軍勢が迫っている?
100万が戦闘部隊で、200万が補給を請け負う輜重部隊だとっ?
しかも、大リザードマン大和帝国まで怪しい動きを見せている?」

(ワシ、やっぱり家畜小屋で鬼畜エ●ゲーヒロイン生活かもしれん・・・
あ、猫可愛い。
ええのぅ。
猫は毛がモフモフでええのぅ。
ペットは人の心を癒してくれる。)

「にゃー」

魔女娘はひたすらに、猫の頭と背を撫でた。
どうしようもない現実と闘うために、気力を復活させようと、ニャーベェーの端正な猫ボディを堪能する。

現在の兵力差

オーク軍先遣派遣部隊 10万匹 (内エリートオーク4000匹)
オーク軍本隊主力 100万匹 内エリートオーク1万匹)
後方からの輜重部隊 200万匹

VS

人類  前線にいる冒険者約200人
逃亡兵だらけのソウル王国北朝鮮方面軍10万人 
冒険者の雇った私兵集団 × ?

各個撃破とかそれ以前の兵力差。
オーク軍の本隊が到着して各都市に向けて分身進撃された時点で対応できなくて詰む。
大陸国家同士の戦争は、陸地沿いであるが故に、物量戦になりやすく、少数精鋭の冒険者には辛い物があった。
300万という兵力がどれくらい凄いのかと言うと、第二次世界大戦でソ連を攻めようとしたドイツが動員した兵力が約320万。
この時の戦いも、洒落にならない激戦を繰り広げる事になった。

ドイツ(´・ω・`) ソ連は将校を粛清しすぎて、軍が無能になってるから、今なら倒せるわ。
320万の兵力で侵略する!

ソ連(●´・ω・)なら、そこらへんにいる民間人に銃を持たせて、無理やり突撃させるお。
人間は畑から生えてくるんだお。
時間を稼ぐための人間の盾だお
幾ら死んでも構わぬのだお。


ドイツ(´・ω・`)これは酷い。幾ら殺しても切りがない。

ソ連(●´・ω・)戦争に勝利できたけど、民間人合わせて、2000万~3000万人も死亡しちゃったお

ドイツ(´・ω・`)こら!自分で粛清・虐殺した分を、全部ドイツに転嫁したな!?そういうの良くない!
ソ連(●´・ω・)ゆふふふふふ。

つまり、ソウル王国民3600万がほとんど死に絶える事を覚悟しないといけない物量って事になるダニ。
軍師ニャーベェーは、この現実を理解しているが、士気を下げたくないので、黙る事にした。
人は信じたい真実を信じる生き物。
なら、真実なんて言わなくて良い。

(にゃー
絶望的ですにゃー
この絶望的な差を覆すのは大変ですにゃー
でも、そんな事を小さい娘には言えないですにゃー
若い娘の身体はぷよぷよでええですにゃー
幼女は良い匂いで満ちていますにゃー)

冒険者の数少ないメリットは
①アイテムボックスのおかげで冒険者は補給を気にせずに闘える。
②死んでも、都市の寺院で復活できる。
③念話で冒険者同士で連絡を取り合い、ソウル王国に後方支援の部署があり、情報を纏めてくれる。
④LVが最高の100だらけだから質が高い。
⑤現代知識
⑥女冒険者から、強い生物が誕生する。
この6つを駆使して戦わないと簡単に人類の命運は詰んでしまう状況ダニ!




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7 件のコメント :

  1. >⑥女冒険者から、強い生物が誕生する。
    ギシギシアンアンまったなし

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  2. オーク全滅させたらさせたで中毒になった冒険者の問題が起きそう

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    1. 兎が居なくなったとき、猟犬は猟師の食い物になった……。

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  3. (´・ω・`)死亡して、新しい脳みそに変えれば、中毒症状を解除できるダニよ。

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    1. 肉体的な中毒はなくなりそうだけど、精神的依存はなくならなそうだのん

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    2. (´・ω・`)その方が良い感じに、●●設定にできそうダニね。

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(´・ω・`)1日に1回、システムからスパムだと判断されて隔離処置されたコメントを、元の場所に戻しておるんじゃよ。

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マザーテレサ(ノ●ω●) 人間にとってもっとも悲しむべきことは、病気でも貧乏でもない。 自分はこの世に不要な人間なのだと思い込むことだ。