【ゆんやーオンライン】 17話 真っ黒パンツは最強の混沌属性

3 件のコメント :

公開日: 2014年5月23日金曜日 ゆんやーオンライン 管理人の文章

ゆんやーオンライン
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生徒「先生ー!
卒業しても就職先がないとどうなるんですか?」

先生「死にます。
あるいは、奴隷として酷使された後に死にます。」

生徒「え?」

先生「仕事をしないという事は、空気税も電気税も水税も払えません。
納税義務果をたせない人間に、人権なんてありません。
名前の所が真っ赤になって殺されます。
 こ ん な  事 も 分 か ら な  い の  で す  か ?」

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アイスちゃんが犬と一緒に遠ざかっていく。
アイスちゃんの片手には、僕の指紋つきの契約書が握られていて、今の僕の気分は、奴隷商人に拉致されてアフリカからアメリカ大陸に運搬される黒人奴隷なの。
たくさん抗議したけど、全部無視されて最後までアイスちゃんは笑顔だった。
レンタルした真っ黒パンツは猫さんが両手で握っていて、宝物を見るかのような笑顔で

「良いパンツにゃー
この真っ黒な所が格好いいにゃー」

パンツの事を格好いいって言って変態だったの!
格好いいパンツって何なの?!
へ、変態な猫がここにいるよ!

「にゃっ? 
我輩をジロジロ見て、どうしたのにゃ?
惚れたのかにゃ?
トモエみたいな貧相な小娘は勘弁なのにゃ。」

猫さん、自意識過剰だよね。
我輩とか言ってるし、モテモテになって当然って意識が鼻につくの。
僕みたいに可愛すぎる事を黙っていた方がいいと思うんだ。

猫さんが真っ黒パンツを、僕の方へと差し出してくる。
さっきまで宝物みたいに扱っていたのに可笑しいよ

「ほら、このパンツなら軽いから、筋力が低いトモエでも投げることが出来るにゃ。
我輩が使ってもいいけど、役立たずのトモエが活躍するには、パンツ投げを極めるしかないにゃ。」



「いや、パンツを投げる常識が可笑しいよ!
パンツはね!
女性の下着だよ!
僕は下着を投げるような変態さんにはなりたくないの!」

「パンツを履く・・・?
トモエもアイス様並の変態にゃっー!
パンツを履くなんて恐ろしい行為はやめるのにゃっー!
履くならブルマにすればいいのにゃっー!
もしくはスパッツにゃっー!」

この異文化コミュニケーション、もうやだ。
パンツを履いたら変態なんて可笑しいよ。
ん?
猫さんが僕に顔を近づけて、鬼気迫る猫顔で言ってきて怖いよ。
黒猫って、他の猫と違って顔の目つきが鋭く見えるから、可愛らしさが半減してるよ。

「パンツは妖精でも扱える最高の武器にゃ!
武器を下着にするなんてキチガイのする事にゃ!」

猫さんの口から唾がたくさん出て、僕の顔がベトベトに汚れちゃったよ。
ビクンビクンっ・・・!
顔が近すぎて、バッチィの!
唾で僕の美少女フェイスがグチョグチョだよ!

「トモエは、パンツの恐ろしさを地上で見たはずにゃ!
なのにどうして、そんな可笑しい常識を持っているのにゃ!
今からパンツの恐ろしさを、その身を持って実感させてあげるのにゃ!」

そう言うと猫さんが走って僕から離れていく。
やばい。
やばいよ。
この猫さんの言動と雰囲気。
間違いなく、僕を殺す事を前提にしているよ!
30mくらい離れてから、猫さんが大きく真っ黒パンツを右手で振りかぶって

「これがパンツの力にゃっー!」

真っ黒パンツが、空気の抵抗力とか無視している恐ろしい勢いで飛んできた。
受けたら死ぬ。それを理解できている僕は反射的に横に飛んで、真っ黒パンツを回避する。
危うく死ぬ所・・・あ、猫さんの手元に真っ黒パンツが瞬間移動して戻ってきて、猫さんがまた真っ黒パンツを投げてきた。
回避した時に姿勢を崩している僕は動けず、飛んできた真っ黒パンツが頭に当たって
あああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!
いやああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!
頭があああああああああああ!!!!!頭が壊れるううううううううううう!!!!!!
世界が真っ黒!?!!!!!
ワタシはダーレ?!!!!!!!
猫さんがたくさん見える!?!!!!!!
いやあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!
もうらめぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!
ぞんなに僕に酷いごとしちゃらめぇなのぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!
苛めちゃやだああああああああああああああああああああ!!!!!
僕を見捨てないでええええええええええええええええええ!!!!!
ブチュン!

【トモエは猫さんに殺害された。
復活しますか? (LV20までペナルティはありません)】

やああああああああああああああああああ!!!!!!!!
僕を置いていかないでえええええええええええええええええええ!!!!!
何でも言う事を聞ぐがら、僕をだずげでええええええええええええええええええええええ!!!!!










【トモエは正気を取り戻しました。3時間が経過しています。】

気づいたら、僕は死んで幽霊になってた。
死体は完全に消滅して消えていて、肉片一つ残ってない。
今まで僕は肉体の死を何度も体験したけど、今度のは精神的な死を体験した気がするの。
精神が発狂して壊れて、正気を失って周りが狂った幻覚だらけ。
パンツ怖い。
もうやだ、こんなパンツ捨てて、おうちかえる。

「にゃーにゃー
モテモテにゃー」

猫さんの声が聞こえた方角を振り返ると、そこには寝袋に入ったまま、寝ている猫さんがいた。
とっても寛いだ姿勢で、イビキをあげている。
やだっ・・・!やっぱり猫って可愛いっ・・・!
顔が猫顔でモフモフしてて可愛いっ・・・!
この可愛さに惑わされちゃ駄目なのに、犯罪的な可愛さだよ!
僕は復活ボタンを押して、身体を蘇生させて地面に落ちてるパンツを右手で拾った。
その時、ふと、僕の脳裏に

今なら猫さんを殺せる?

って思いが浮かんだ。
この世界に来てから、何も食べさせてもらえなくて餓死させられた恨みを晴らせるよ!
遠い場所からパンツを投げて当てるのは難しいから、僕は猫さんへとゆっくりと歩いて近づき、猫さんの頭の真上から、勢いよくパンツを振り下ろして手を離した。
パンツは猫さんの黒い頭へと当たり、何も起こらない。
あれ?何も起こらないの?
僕、あんなに苦しんで発狂したのに可笑しいよ。
パンツを手で拾って、もう一度投げようとすると、その手を猫さんの右手が掴んでいた。
猫さんは、とっても鋭い目で僕を見て

「今、吾輩を殺そうとしたにゃ?
とんでもないガキにゃ!」

僕の手をそのまま強く握りしめてきた。
いやあああああああああああああああああああああああ!!!!
痛いよおおおおお!!!!!
そんなに強く握りしめるのはやあああああああああああああああ!!!!
骨がバキボキ折れちゃうのおおおおおおおお!!!!!!
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!

【トモエは猫さんに手を潰されて殺された。
復活しますか? レベル20まではペナルティは発生しません。】

死んで幽霊になっちゃった。
なんか、僕の手から血がたくさんドビュッーって出て、凄く痛かったよ。
こういう殺され方は嫌だな。
あと、なんで猫さんがパンツで死なないんだろう。
こんなの理不尽だよ!

「吾輩は眠り足りなくて怒ってるけど、幽霊になっているトモエに説明しておいてやるにゃ!」

猫さんが僕の死体を見下ろしながら、なんか叫んでる。
右手に真っ黒のパンツを持っていて、それをもう片方の手で指し示しながら

「このパンツは混沌属性が付与されているパンツにゃ。
複数の状態異常を発生させて、世界で1位2位を争う凄い便利な属性にゃ。
この属性を食らうだけで、大抵の生物の精神を発狂させて、一方的に殺せて便利にゃ。」

そんなに凶悪な属性なら、猫さんも死ねば良かったのに。

「でも、吾輩には混沌属性・地獄属性・暗黒属性が効かないのにゃ。」

それぞれどんな属性なのか説明して欲しいよ!
でも、復活ボタンを押すと、酷い事されそうだから怖くて、生き返るのやだ!

「トモエには常識がないようだから、地獄属性も暗黒属性も丁寧に説明してやるのにゃ。」

あれ?心が読まれている?
僕、今は幽霊だから、猫さんから見えないはずなのにっ・・・!ビクンビクンっ・・・!

「地獄属性は相手の命を削って、自分の物にする素晴らしい属性なのにゃ。
攻撃と回復の二つが同時に行えて、手間暇が省けるにゃ。
たまに、相手の魂を地獄へと送ってしまう効果もあるのにゃ。」

地獄に送っちゃうから、地獄属性なんだね。

「次に暗黒属性は、相手の神経を潰して、身体を動かなくさせたり、失明させる属性にゃ。
失明すると、何にも見えなくて周りが真っ黒になる事から、暗黒属性と呼ばれているのにゃ。」

なんか、どの属性も物騒すぎるよ!
攻撃力が過多にも程があるよ!

この世界で生きていく自信がないよぉ・・・。
下手したら、地獄属性ってので攻撃されて、魂を地獄送りにされちゃうみたいだし、安全な場所に引き篭もりたい。ビクンビクンっ・・・!

「早く復活するのにゃっー!」

もうやだ、この世界。










あとがき

放射能属性 → 核兵器を使うと発生する属性。遺伝子をぶっ壊して、大ダメージを与える。科学に頼った装備じゃないと対処不可能
混沌属性 → 複数の状態異常を発生させ、精神ごと壊し、威力も高くてやばい属性。  あ  な た を    誰 か  が 見 て い る
暗黒属性 → 相手の神経を潰して、身体を麻痺させたり、失明させる属性 
地獄属性 → 相手のHPを削って、自分を回復させる属性、たまに相手を地獄に送る。
炎属性 → 炎を使う属性。周りに燃え広がると、放火だと認定されて、カルマがマイナスになりやすいから使う人は少ない地雷属性
氷属性 → 氷を使う属性、凍らせて、人でもアイテムでも破壊してしまう。
電気属性 → 電気でビリビリー。一時的に麻痺させる効果がある。
無属性 → 特殊効果はないけど、他の属性と違って対策不可能な属性。ダメージを軽減できない。
神聖属性 → アンデットに良く効く属性。それ以外だと対して効果なしの地雷属性。


(´・ω・`)こんな感じにしてみたい雰囲気。




前にゆっくり戻るよ!  ゆっくり次に進むよ

3 件のコメント :

  1. (´・ω・`)そんなー

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    1. (´・ω・`)サイトを整理して、ようやく書く時間を捻出できた。

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  2. この作品って、主人公のレベルが20になったら最終話じゃね?

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(ノ゜ω゜)(ノ゜ω゜)たまに投稿したコメントがエラーになるけど、プラウザバックすれば、投稿した文章が復活します

(´・ω・`)1日に1回、システムからスパムだと判断されて隔離処置されたコメントを、元の場所に戻しておるんじゃよ。

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