【キノの旅】　　確率の国　【短編】

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公開日： 2013年7月26日金曜日 キノの旅 ネット小説

【キノの旅】
次の二作目の短編はこちらだよ

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 　ﾐ　ﾐ　ﾐ　　oﾟ(（●）) (（●）)ﾟo　　　　　　ﾐ　ﾐ　ﾐ 　こんなんで逮捕されるわけないおｗｗｗ
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 |　/　/　/　　　　　|r┬-|　　　　|　(⌒)/　/ / /／　　　バ
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 　|　　　　|　　 l||l　从人 l||l 　　　　 l||l 从人 l||l
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（´・ω・｀）オチがイマイチだけど、何でもかんでも未来を予知しちゃう頭脳があるせいで、犯罪を実際にやってなくても逮捕されちゃうヘンテコっぷりが笑える国だった


「ちょ、ちょっと待って下さい。私は何も――」
「黙れ。お前は今晩、店を閉めた後に酒場に立ち寄るつもりだったな？ お前はそこで酔って他の客と口論になり、先程の罪を犯すのだ。この確率は極めて高い」
「ま、待って下さいよ！ 確かに私は今夜は酒を飲もうと思いましたが――」

（´・ω・｀）未来で犯罪やると判断された時点で、人生が台無しな有様だよ。
未来を予知する頭脳に頼りすぎているせいで、逆に有効活用出来なくなっているひでぇ国だ。

確率の国　【短編】	作者：第22SAS連隊隊員	S	【短編】	2013/07/26
●超能力者みたいに、キノの次の行動がわかる国へと来てしまった有様だよ。 ●飯屋に行ったら、キノが食べたいメニューを真っ先に言われて驚愕だよ！ ●観光名所すら先に案内されちゃったよ！ ●この国では、未来を予知する素晴らしい頭脳があるんだよ！ ●予知されているから、やってなくても犯罪者なんだよ！ゆっくりせずに理解してね！すぐでいいよ！ 「エルメス、今ボクが聞こうとしていることが分かるかな？」 「人の心が読める国は前に立ち寄ったけど、あれは同じ薬を飲んだ人じゃないとわからないし。そもそも読めるのだったら離れて暮らしているだろうし、試しに宿屋の主人に『夕飯を食べる場所と何故、人の考えていることがわかるのか』の二つをどの順番で聞こうか考えて、直前に順番を変えたけどやっぱり読まれていた。かな？」 （´・ω・｀）この国に住んでいると、今日発生する出来事が全部わかって詰まんなさそうだ。 （´・ω・｀）必要最小限しか情報を教えないのは、その人の人生を台無しにしないためだと理解したよ。

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