【僕は友達が少ない】【一発ネタ】百人よりも百人分の一人を【僕は友達が少ない IF】  【短編】 

69 件のコメント :

公開日: 2013年3月13日水曜日 ネット小説 僕は友達が少ない

僕は友達が少ない


                              /::::::::::::::::::::::::⌒`ヽ、::::`ヽ、
                          /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::⌒ヾ'" ̄::`ヽ、
                       /:::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
                        /::::::::::::::::/::::::::/:::::::::::::::::::}::::::::::ト::::::::::::::::ヽ
                         /::::::::::::::::/:::::::/::::::/:::::::::::/!::::::::::ト::::::::::::ヽ:::ヘ
                     i::::::::::::::::;':::::::/:::::/:::::::::::::// }:::::::::j i:::::::::::::゙;::::ハ
                       i:::::::::/::::i::::::::i:::::/::::::::::// j::::::::/  }i::::::::}:::}:::::}}
                         l::::::::;'::::::i::::::::i:::/::::::/`メ、/::::/_,,..斗::::::j:::j!:::::リ
                     i::l:::::i:::/゙l:::::::::itf'芹℡ミヾ// "   ノノ:::ノ::/}:::/
                        j::i:::::l:::{ l:::::::::i 弋;沙 `     ィ巧ソ)シ::/:/ /j/
                        /::j:::::i::::ゝ代::::::ト、`゙"     ,  ゞシ ,イ::::ヽ ノ
                   /j::j::::::i::::::::l::::ゝ:::ゝ          /i:::::::::}
                   / i::i:::::::i::::::::l::::::::トミx、   `::.._..,  _.ノ!ノ}::::::ノ
                     / /::j::::::::i::::::::l:::::::j     \_ .......:::''":::::::l ノ:/
                    / /::j!:::::::::i:::::l::lr‐ノ     {-、_;;;;;_{::::::::::i
                  /  //j::::::::::::i::::l"l、 `ヽ、   \ \ ゙、::::::゙、
               /  〃 /:::::;;ィ"i::::! l \  `ヽ、__ ヽ \ \:::゙、
                  /  /  /::/-‐ぐ;::゙、l   \    癶、_ i f⌒  }ヽ::.、
                /  /  /:::/ /    ゙、:::`、  ヽ/`ヾx、 {ノ:}_ ∨ ト、:\
               /  /  /:::;' /  λ ゙、::::`、         `<:::::}  ゙、 }、\:\
              /  /   /:::::i/   j i ゙、゙、:::::\/    `ヽ \゙、  ヽj ト、 \::\
           /  /   /::::::/     !    ヾ、:::::::ヽ       ヽ }::ヽ  Y 〉   \:::\
           〃 /   /::::/    i    }/ヽ::::::ヘ     .:} }:::::::\} /、    \::::\
            〃 /   /:::く      ゙、  /  `、::::ヘ..   ...:::;j i::::i::::::::::>::::\   \:::::\
        ,':/ /   /::::::::::>、     ∨}     ゙;::::::゙;:::::::::::// L:;j;;//:::::::\`ヽ、  ヽ:::::ヽ
         j::{/   //:::::::/  `ヽ、    / i       !:::::::i::::://   jハ j!:::::::::::゙、 \::`''ー-゙、::::ハ
         i::!   //:::::::/     `メ、_∧ i     }::::::::}  /  j!   il:::::::::::::::゙、  `''ー-- i:::::::i、
       /i::i  / /::::::::/      /:::::::/::∨     /:::::::j!      j!   i !::::\::::::::`、     }:::::::トミx、
      〃 i::i/ /::::::::/       /::::::::/:::::::∨/ /::::::::/      j!  j l::::::::::i\::::::\   j:::::::/   \
       〃 ,.ィ:i  /::::::::〈     ヽ:::::/::::::「(::/ _/::::::/     j!   ! l::::::::::i  \:::::::\ ;':::::/     ヽ
     ///:/ ゝ !:::::::::::∧      ∨::::_;;;:ゝ[〔:::::::::/   ゙、  ,;'   ;' !::::::::::ト、{:( \:::::`/:/      ゙、
    ,'::::::::/   j:::::::::://::`、       /::::::ノ {{  ̄     `、〃  ∧ i:::::::::::i:::゙,乂ミ;;;彡:}}》           ゙i,
    i:::i::/    i::::::::://:::::::::\   〃::::/__            \  / } }ヽ:j::::ハ:::i       jj::::ヽ         }}
   /:!::i/    i::::::::;' !:::::::::::::/ト、 { {:::( ゙、.: \_...x-―-、    `ir" ノ ! j:::/:i l:l      `、:::ヘ        ji
  /::::i:::i       !:::::::! {::::::::::::/ lr-\ゝ` `、.: .: .: .: .: .>、..._ 〃_f'  i //:::::i l}        マ:::ハ     j!
  /::::::i:::i      i::::::::i  i:ll:::::::;' /.: .: .: \   `、.: .: .: r`ー-,;_.: .: ̄.:ト、  i/ i:::::i:j!    {   i::::::i    〃
 /:::::/i::::i    i:::::::i  l代::::{/.: .: .: .: .: .\  \.: /.: .: .: .: .:Y .: .ヽ.:}  l   i:::::j!      ゙、   i::::::i  /
 ::::::;' i::::i     i::::::!  i:i //.: 二.:`ヽ、.: ヽ   ゙〈.: .: .: .: .: ;'.: .: .: i l  i   }::::/      `ミ=i:::::}彡"
 :::::i  !:::i     i:::::i   ソ/.: .: .: .: .: .f゙.: .: .:}   ゙、.: .: .: .:;'.: .: .: .:l:ハ !   ノ::::i             i:::j!
 :::::{  ゙:::゙、    i:::::i   ノ.: ./⌒\.: .: ノ:ー-、/      ヽ\.:;'.: .: .: .: l.: .! l `" /:ノリ         j::/__
 ::::::i   ゙、::、   i:::::i  {.: /     \{_: .: `i       / }.: .\.: .: .:ヾl.: .:トi _/" ノ     〈(     /o⌒`
 :::::::゙、   \ ヽ、 !:::::i ∧:!          ̄`i      ∧ !.: .: .:〉.: .: .:ヘ.: .:人        `ミ二彡' }}
  \:::ヽ/>     }::゙、::::::{.: ゙{         〈,.~、} /.: }j.: .: .:/.: .: .: .: ヽ: .: \              〃
   `rシ、.._..ノ::::::}::ト、\:i              `"ヽ:{: ヾ.: f.: .: .: .: .: .{.: .: .: .\
   </ \::::::::::::::ノ i::i \ ゙、                 j/.: .: .:ハ.: .: .: .: .: .ヽ: .: .: .: \
         ̄   ゞ、   ヽ            `ヽ、.: .: .l.: .: .: .: .: .: ハ: .: .: ,;_/
                  ∨              i `l>j: .: .:_,;_.:-</_ン「
                  ∨              l゙、└-‐''"    _,,...ィ1
                       ∨`ー-......___.....ィ:l `:ー---‐‐'''"~.:.:.:.:.:.:.l
                     ∨:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:i ∨:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l

【一発ネタ】百人よりも百人分の一人を【僕は友達が少ない IF】  【短編】   作者:黒鋼] AAA   【短編】   2013/03/12
  (´・ω・`)小鷹と夜空が小さい頃に離れ離れになる前に、夜空が自分が女の子である事を教えてあげて、お互いに連絡手段を確保したら・・・・8年間、連宅を取り合って仲良くなりすぎたおかげで、再会したらそのまま超ラブラブな有様だよ!っていう短編さんだよ。

「ごめん、ごめんな、タカ……オ、オレが今迄隠し事なんてしなきゃ良かったよな。オレ、ぞん、なに、ヒック、お前がジョッグを受け、る、なんて、思って、なかったんだ。
 ……オ、オレ、嬉しくてざぁ。クラスの、奴らみたいに、お、男女だとか、女男だとか、ヒッ、言わずに、遊んでくれるお前なら、オレが女でも、変わらずに、い、クッ、い゛でくれると思ったんだ。
 ……げどざぁ、やっぱり、ショック、だよな。お、お前も、お゛、ヒック、男と遊びたいよな」


(´・ω・`)この状態で仲良くなって8年間も連絡とったおかげで、遠距離恋愛状態だった。



69 件のコメント :

  1. 聖賢者チルノ2013年3月13日 20:12

    (´・ω・`)「私立!三十三間堂学院」っていうラノベがあるんだけど、その2巻で登場した良久須美っていうスーパー美少女ヒロインは108人も彼氏がいるんだ。須美曰く「あの世には時間というものがなくて未来に死んだ人やずっと昔に死んだ人が同じ時代に転生する事も有って、私の彼氏は全員私が前世で愛した1人の男性の生まれ変わりなのよ」とか言ってて、須美の108人の彼氏達もそれを心底信じているんだ。もうここまでいくと逆に清々しいというか宗教染みてるなって思うや。須美は勿論スーパーハイスペックイケメンの主人公の事も恋人にしようとしてるけど少なくとも現時点では上手くいっていないんだ。

    返信削除
  2.  (´・ω・`)とんでもないビッチ・・・げふんげふん。


     (´・ω・`)それだけたくさんいたら、情事だけで死んでしまう有様だよ。

    返信削除
  3. 聖賢者チルノ2013年3月13日 20:25

    >それだけたくさんいたら、情事だけで死んでしまう有様だよ

    (´・ω・`)ちなみに須美は処女らしいぜ。後、108人の彼氏達は須美が主人公である「後白河法行(ごしらかわ のりゆき)」を新たな恋人にしようとしてる事を知っても怒るどころか団結して協力する有様だよ。何しろ須美に洗脳されてるから法行も自分達と同じ人物の生まれ変わりだと心底思ってるからね。

    返信削除
  4. (´・ω・`)なにそれこわい。

    (´・ω・`)たぶん、魂とかいう謎の生物もきっと細胞分裂するんだね。

    返信削除
  5. 聖賢者チルノ2013年3月14日 9:38

    (´・ω・`)三十三間堂学院のヒロイン達は須美程では無いにせよ皆様々なチート能力を持ってる上に頭がぶっ飛んでるんだ。

    生徒会長・五部浄里:剣術の達人で転校してきたばかりの法行に惚れて「私と交際するかこの学院を去るか選べ」とか言い出す。現在は法行が学院の誰とも付き合わない事を宣言したので刃を納めた。なお、その後勘違いで山の頂上で法行を斬ろうとするも未遂で終わる。名前の由来は五部浄居天

    生徒会副会長、柴又かずち:法行の幼馴染。的当て系ではゴルゴもびっくりな百発百中の腕前で現在は我流の弓をメインウェポンにしている。会長が法行に交際を迫った事に切れて全校生徒の大半を味方につけて生徒会長とガチンコバトルをする。寮との抗争で火矢を放った事も。名前の由来は柴又帝釈天

    理事長千手観音:両親が死んで理事長の座を相続した為法行と同い年。同じく両親を失った法行を手元に引き取って自分のモノにすべく、自分が経営する女子高を無理矢理共学化させて同じクラスに転入させる。異常な集中力と様々な知識やバイタリティを持ち、警察の鑑識が来ても痕跡を見いだせないほどの偽装や筆跡鑑定を始めとする様々なスキルを持つ。性格は登場人物全体から見ればまだマシな部類。名前の由来は千手観音。

    一般生徒の一人、相楽佳耶:天候を操作し快晴の空を一瞬にして曇り空にさせて雨を降らせる。名前の由来は沙羯羅王(しゃがらおう)。

    生徒会役員の一人、増永南:あらゆる動物と心を通わせ、自在に使役する。サメでもライオンでもゴリラでも。調子に乗りやすくおだてられると際限なく増長する。異常に打たれ強く怪力女に何発もモップで殴り飛ばされても立ち上がれる。名前の由来は増長天。

    などなど、千手観音プラス眷属神の二十八部衆&風神・雷神で総計三十一人分のキャラが暴れまわる群像劇になっているんだ。わりと面白いから良かったら試に1巻読んでみてね。

    返信削除
  6. 聖賢者チルノ2013年3月14日 9:40

    (´・ω・`)ミス。理事長の名前は千住花音だった。千手観音そのままのネーミングだね。

    返信削除
  7. (´・ω・`)皆、恐ろしいほどに高いスキルか、特殊能力持ちだね。

    (´・ω・`)とんでもない魔境って奴ですのぜ。

    返信削除
  8. 聖賢者チルノ2013年3月14日 11:45

    特殊すぎて困る1巻のあらすじ脳内翻訳

    後白河法行・・・っ!それはイケメンで背が高く頭が良くておまけに心優しくて正義感も強い正に完璧超人な高校2年生・・・っ!そんな彼は飛行機事故で突如両親を亡くし失意の底に在った・・・っ!彼は仕事で危険な地域へ向かう事も珍しくなかった父親が万が一の事を想定して作成していた遺書に従い遠縁の親戚である千住花音の元に引き取られたのだ・・・っ!

    法行「どぼじで・・・どぼじで急に両親を失うのおおおお!!?ゆんやああああああああ!!!!!ゆっくりできないいいいい!!!!成人するまでの学費と生活費くらいは貯金で残してくれたけど何か急な出費が有るかもしれないと考えると不安が拭えないよおおおおお!!!!とりあえず高校に許可とってアルバイトでもしておかないと・・・ゆっ?親父が残した遺書があるね。ええと何々・・・?『後白河家は千住家の先々代当主の兄がお家の事情で家を出た事で誕生した家系なので自分達に万が一の事が有ったら千住家に頼りなさい。連絡先は・・・』・・・か。千住家って確か両親のお葬式でも親戚として出席してくれた千住花音の家だよね。とりあえず連絡を取ってみるかな」

    花音「ゆわあああ!!!!天涯孤独になったハイスペックイケメンさんがいるよおおお!!!両親がいない我が家で引き取れば一つ屋根の下で若い男女が2人きりになるよおおお!!!ゆひいいいいい!!!ゆっくりできるうううううう!!!!!さっそく理事長権限で三十三間堂女学院を強引に共学化して法行を自分と同じクラスに編入させるよおおおおお!!!職権乱用してごめんねええええええ!!!」

    女生徒達「「「「「ゆわあああああ!!!!三十三間堂女学院が急に共学化したと思ったらスーパーハイスペックイケメンさんが転校してきたよおおおお!!!!正に白馬の王子様だよおおおおお!!!!ゆひいいいい!!!ゆっくりできるうううううう!!!!」」」」」

    生徒会長・五部浄里「今まで秩序が保たれてた校内が随分と騒々しくなったね。そうか、皆は恋の病に取りつかれてしまったんだね。だったら、それを断ち切る方法は簡単だね。特定の恋人が彼にできれば彼女たちも諦めて再び元の淑女然とした態度に戻るね。じゃあその役割は校内の秩序を守る為に存在する生徒会長である自分がすべきだね!!!とりあえず彼に私と交際するか学院を去るかの2択を迫ろう。三十三間堂学院は生徒による自治権が強い伝統があるから生徒会には生徒の停学や退学を決定する権限もあるから問題ないね。いやー困るわー責任ある立場は困るわー別にハイスペックイケメンを彼氏にしたいわけじゃないけど学院の秩序を守る為には犠牲にならなくちゃいけない立場って困るわー」

    生徒会副会長・柴又かずち「ふざげるなああああああああああああ!!!!!!!法行は昔から私のものだって決まってるんだあああああああ!!!!こうなったら会長に不満を持った一般生徒を味方につけて暴動を起こすよ。正義の戦いでごめんね!!!!」

    一般生徒「生徒会長は横暴だあああああああああ!!!!職権乱用してあんな良い男と無理矢理付き合うなんて横暴だああああああああああ!!!!」

    花音「こうなったら生徒会役員を全員リコールしてあの因業ババアから会長権限を消滅させるように暗躍するしかないね」

    浄里「どぼじで皆で暴動を起こしたりリコールしようとするのおおおおおおおお!!!!??私はただ、生徒会長の使命として犠牲になろうとしてるだけなのにいいいいいいい!!!!別に後白河法行に惚れたとか、そういう下心を持ってるわけじゃないんだからねっ!!!!!勘違いしないでよね!!!」

    法行「この学院の生徒と付き合う事はしないって誓うし、もしも約束を破ったら会長に切り殺されてもいいから双方とも騒動を起こすのは止めてね!!!」

    花音・浄里・かずち・一般生徒「「「「「「「ゆんやあああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!法行と付き合えるチャンスが完全に消滅したあああああああ!!!!!どぼじでごんなごどにいいいいいいいい!!!!!!!!!」」」」」」」

    返信削除
  9. (´・ω・`)なんてわかりやすい流れだ。

    ヒロイン達が抗争しようとした結果が、イケメンが誰とも付き合わないと宣言しちゃった有様だよ。

    (´・ω・`)もしもレビューを書く機会があったら、使いたくなる感じに良いレビューですのぜ。

    返信削除
  10. 聖賢者チルノ2013年3月14日 14:07

    (´・ω・`)それでもなお法行と付き合おうと悪あがきした者たちの主張をご覧ください

    須美「卒業後なら『この学院の生徒』じゃなくなるから問題ない」(2巻より)

    一般生徒・兼平久美父親(とある漁協の顔役で三十三間堂学院の伝統行事である遠泳大会の協力者。久美が法行に惚れてると思った為2人を結婚させようとした)「恋愛だの付き合うだのそういう浮ついた事じゃなくてきちんと結婚して身を固めるなら問題無い筈だ」(6巻より)

    モブA「三十三間堂学院の伝統行事である音楽コンクールでは入賞した人に花束を渡す習慣があって、それは同時にプロポーズとなり受け取ると結婚の申し込みを受けた事に成るから花束を渡せば結婚できる」(9巻より)

    浜まゆ(3段持ちで全国大会準優勝で国体の強化選手にも選ばれている剣道部のエース)「学内剣道大会で優勝した人が後白河君と結婚できるようにしよう!!!」
    浄里「賛成!!!!!!!」(10巻より)

    (´・ω・`)とりあえず「卒業ないし退学すれば『この学院の生徒』じゃない」と「恋愛じゃなくて結婚ならいい」が理論武装の柱になっているんだ。ちなみに須美は1巻の時点では彼氏の1人と海外旅行に行ってて法行が転校してきたことを知らなかったから2巻で恋愛しない宣言を聞かされて「じゃあ私が退学すれば付き合えるわね」って言い出したんだ。

    返信削除
  11. (´・ω・`)既にヤンデレヒロインレベルですのぜ。

    (´・ω・`)恋人関係になるために退学を実行しようとするなんて、相手の男がどん引きするレベル。

    返信削除
  12. 聖賢者チルノ2013年3月14日 15:54

    (´・ω・`)私立!三十三間堂学院の登場人物さん達は一部の良識派を除いて殆どが頭がおかしいか気が狂っているのばっかなんだ。特に生徒会長の浄里は狂ってる時とまともな時の振れ幅が凄く大きくて副会長のかずちは毎回安定してバカなんだ。そしてほぼ全てのキャラに共通していえる事なんだけど、毎回自分の行動に間違った所があるかもしれないと微塵も思わない点が凄いんだ。だから一般生徒を冤罪で反省房送りにしたり事実関係を確かめもせずに刀で切り掛かろうとしたり、学外の人間にお手製の爆弾を投げつけたり、木造の寮に火を放ったり遊園地で乱闘騒ぎになったり園芸部のビニールハウスから適当に花を盗んで花束を作ろうとしたり遠泳大会の時にライバルになる他クラスの生徒に砂場で殴り掛かって気絶させたり、寮長に凄まじい悪臭のする薬品をぶっかけてその臭いを分解できる薬品と引き換えにして無理矢理寮に猫を引き取らせたり剣道大会で他校の生徒に優勝を奪われないように前日の夜に闇討ちしに行こうとしたりとかできるんだ。そして誰もそれが間違っていると思ったり後ろめたい気持ちになったりは一切しないんだ。基本的に相手に謝るシーンもほとんど無いしね。お嬢様学校なのに一般生徒が生徒会長の親友に「この会長の犬がああああああああ!!!!!!!」っていって木刀で全力で殴りかかったりするしね。

    返信削除
  13. (´・ω・`)ふぅ、腹黒すぎるお嬢様学校ですのぜ。

    (´・ω・`)でも、相手に勝つためなら、何でも勝利するためのお嬢様を教育する学校としては最適ですのぜ。

    返信削除
  14. 聖賢者チルノ2013年3月18日 18:02

    (´・ω・`)私立!三十三間堂学院2巻のあらすじ

    特殊すぎて困る脳内翻訳

    良久須美っ!それは学院どころか全世界トップレベルの美貌を誇る女子高生っ!
    その美貌によって108人の彼氏を侍らしているっ!彼女は余りに美し過ぎた為に
    入学式で彼女を見た先生から化粧をしていると疑われて皆の前で顔を洗わされたら
    余計綺麗になってしまったり、アラブかどこかの王様が彼女に交際を求めて土下座したり
    往年の銀幕スターの旦那を奪い取ったせいで奥さん学院に怒鳴り込んで来たが別格過ぎる
    美貌の前に諦めてスゴスゴ帰って行ったりとその伝説には枚挙に暇が無かったっ!
    そんな彼女は彼氏の1人と海外旅行に行っていたが病弱な親友の仙堂蓮華が退院したという
    知らせを受けて予定より1日早めに帰国し、お見舞いの帰りに本屋で偶然遭遇した
    後白河法行をロックオンしたのだった!

    須美「ゆわああああああああ!!!!!!スーパーイケメンさんがいるよおおおおおおお!!!!!!ゆひいいいいいいいい!!!!!!ゆっくりできるうううううううう!!!!!!

    108人の彼氏の誰と比べても上回る程のイケメンだよおおおおおおおお!!!これはきっと運命だね!!!!彼に交際を申し込むよ!!!!」

    法行「ゆっ?何か凄く美人だけど頭がいっちゃってそうな表情の女が近づいて来るね。何だか本能的な恐怖を感じるからゆっくりせずに帰宅するよ」

    須美「どぼじで私から逃げるのおおおおおおおおおおおお!!??!!可笑しいでしょおおおおおおおおおおお!!?!?!!!!!!絶対に見つけ出して私のモノにしてやるうううう

    うううううううう!!!!!!」

    花音「ゆっ?さっき本屋に出かけたばかりの法行がもう帰って来たね。おかえりー。探してた漫画が見つかった?」

    法行「何か物凄く美人だけど物凄く変な女からいきなり交際を求められたからゆっくりせずに逃げ帰って来たんだよ」

    花音「へ、へぇ・・・そうなんだ。それはゆっくりできなかったね(どぼじで・・・どぼじで女の子の前で他の女の子の容姿を褒めまくるのおおおおおおおおおお!!??わからないいい

    いいいいいいいいいい!!!!無神経ってレベルじゃないでしょおおおおおお!??!!)」

    法行「所で、話は変わるけど明日から『友達100人計画』を実行しようと思うんだ」

    花音「ゆっ?『友達100人計画』?」

    法行「そうだよー。前の学校は共学だったから友達も自然にできたけど今の学院は女子ばっかりだから意識して友達を作ろうと思うんだ。目標はでっかく100人だよ。とりあえず明日

    教室で最初に目が合った人に友達になってくれって頼むよ」

    花音「へ、へぇ・・・そうなんだ(どぼじで相手の人柄とか関係なく行き当たりばったりに友達になろうとするのおおおおおおお!!!!!?わからないいいいいいいいいいいい!!!!

    ・・・ゆっ?ということは明日法行より先に登校して、法行が教室に入った瞬間偶然を装って近づいて目を合わせれば法行が他の女子と友達になるのを阻止できるね!!!我ながら凄く

    ゆっくりできるアイディアだよ!!)」

    翌日、花音は計画通り法行の前に回り込もうとしたのだが、うっかり足を滑らせて転倒、そしてよりにもよって須美と法行の目があってしまったっ!!

    須美「ゆわああああああああああ!!!!!!!!!昨日のイケメンさんだよおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!昨日の今日で見つかるなんてこれはもう全体運命だよ!!!!

    !!!!!」

    花音「(ゆんやああああああああああああああ!!!!!!!よりにもよって良久須美だよおおおおお!!!!!どぼじでごんなごどにいいいいい!!!!!!)」

    法行「悪いけど『この学院の生徒とは交際しない』っていう誓いがあるんだ。ゆっくりせずに理解してね!!!」

    須美「じゃあ私が退学届出してくればいいんだねーわかるよー!」

    クラス委員・山路あや「ちょ、ちょっと待ってね須美!退学してどうするつもりなの!?」

    須美「話の流れからして後白河君と交際するに決まってるでしょおおおおおおおお!!?馬鹿なの?死ぬの?」

    法行「いや、別に須美が退学したからって俺が須美と交際したいと思う訳じゃないんだよー!わかってよー!!」

    須美「じゃあどぼずればいいいいいいいのおおおおおお!!?・・・ゆっ?そうだ!私と後白河君が勝負すればいいんだね!!!」

    一同「勝負?」

    須美「そうだよー。今週末私と後白河君が遊園地・帰依修法(きえすほ)ランドでデートして、私が後白河君の唇を奪えたら後白河君は卒業後に私の恋人になって、もしも奪えなかったら

    もう私から交際を迫ったりはせず、友達以上の関係は求めないよ!!!」

    法行「ゆっくり理解したよ!!勝負事を挑まれたら正々堂々受けて立たないと男がすたるね!!しかも俺が勝てば『友達100人計画』が好スタートを切るからメリットもあるね!!」

    花音「(どぼじでぞんな勝負受けるのおおおおおおお!!!?ゆんやああああああああああ!!!わからないいいいいいいいいい!!!!!!)」

    このニュースはたちまち学院を駆け巡り、生徒会役員の耳にも入るっ!

    浄里・かずち「「ふざけんじゃねえぞあのアバズレえええええ!!!!殺すうううううううううう!!!!!絶対に殺すううううううう!!!!!こうなったら生徒会役員も今週末帰依

    修法ランドに乗り込んで徹底的に妨害してやるううううう!!!生徒会予算から全員分のフリーパスチケットを出すよ!!!学院の秩序を守る為の業務だから仕方ないよね!!!!!」

    花音・あや「「こうなったら私たちも人数を集めて帰依修法ランドに行って妨害工作するしかないね!!!」」

    そして当日、法行はあえて須美とがっしり腕を組んで常に密着する事でその動きを明敏に察知し、顔を近づけようとした瞬間ガードするという奇策に出たっ・・・!だが、これが遠くで

    監視していた浄里とかずちを激怒させる!!!

    かずち「あのアバズレえええええええ!!!ジェットコースター乗ってる所を弓矢で脳天を狙撃してやろうかあああああああ!!!!!!!!」

    浄里「落ち着いてね!!!あれは後白河法行なりの戦術みたいだよ!!!・・・ゆっ?何かよく見たらスタッフや客として良久須美と付き合ってる男たちが山ほど潜入してるね。これは

    きっと後白河法行に嫉妬して袋たたきにするつもりだね!!よし、憂さ晴らしを兼ねて連中を全員成敗するよ!!!三十三間堂学院生徒会全役員出撃!!!!!!」

    生徒会役員「「「「ヒャッハー!!!尚武の精神あふれる三十三間堂学院の力を思い知れえええええ!!!!!」」」」

    須美彼氏軍団「「「「「「「「「「言いがかりはやめてね!!!!!!!!!」」」」」」」」」」

    浄里「ゆっ?」

    須美彼氏A「貞淑な須美が浮気なんてするわけないでしょおおおおおお!?あの後白河法行っていう男も実は俺と同一の魂を持った人間さんなんだよおおおおおお!!つまり彼が須美と

    結ばれるっていう事は俺が須美と結ばれるっていう事なんだよ!!!!理解したら邪魔しないでね!!!」

    浄里「後白河法行と良久須美をくっつけようとするなんてすごいゲスだね!!!こいつらは私が1人で殲滅するから副会長はその他の役員達を率いて良久須美を襲撃してきてね!!!」

    かずち「理解したよ!!!」

    こうして、お化け屋敷に入った須美を襲撃しようとしたかずち率いる生徒会役員と須美を守ろうとした彼氏軍団との激しいもみあいの中でうっかり役員のお手製爆弾の火がお化け屋敷に

    飛び火してテント全体が炎上してしまったっ!須美は中に取り残されて大ピンチであるっ!なお、後白河法行は怪我した友人・芦原真名を遊園地の外に送り届ける為に一時的に別行動を

    していたのでお化け屋敷にはいなかったのである!!!

    かずち「ゲラゲラゲラ!!!男と遊びに出かけた先で焼け死ぬなんて色情狂の売女にお似合いの末路だね!!!強風に煽られて激しく燃え上がるテントが凄くゆっくりできるよ!!!」

    花音「ざまあああああああ!!!!!ヘヴン状態過ぎて顔がニヤけてくるのが抑えられないよおおおおお!!!久々に胸がすっきりー!!!」

    法行「す、須美は友達だから俺が水をかぶって消防服を被って助けに行かないといけないね!」

    かずち・花音「「はああああああああ!?一般人が下手に救出作業して二次災害とか一番避けるべきパターンでしょおおおおおおお!!?!?消防が来るまで放っておけば犠牲者の数は須美1人で済むんだから法行は突撃しないでね!!!」」

    法行「ふ、ふざげるなあああああああ!!!!ダチを助けに行くのに理由なんているのか!!!」

    須美「ゆわあああああああ!!!後白河君が助けに来てくれたよおおおおお!!!ゆっくりでき過ぎてこのまま永遠にゆっくりしちゃいそうだよおおおおおおおお!!!!!!」

    こうして法行に救出された須美はそのまま力尽きて気絶したから勝負は法行の勝利になったんだ。登場人物さんが多すぎる上に2巻を読んだのが随分前でブックオフに売っちゃってたせいで所々うろ覚えなのが困ったや。

    返信削除
  15. 聖賢者チルノ2013年3月18日 18:08

    (´・ω・`)言い忘れてた。「良久須美」っていう名前は「ラクシュミ」っていう美と愛と豊穣の女神を文字ってるんだ。

    返信削除
  16. (´・ω・`)ゆっくり風だから、正確に書けてなくても何の問題もないのぜ。

    とっても、発情してヤンデレすぎる絶世の美少女さんが、主人公を攻略するために大騒動を起こした事がわかったのぜ。


    (´・ω・`)周りのヒロイン達もそれを阻止するために出撃して、暗殺未遂までやっているのを理解したのぜ。

    返信削除
  17. 聖賢者チルノ2013年3月18日 20:30

    私立!三十三間堂学院3巻あらすじ

    特殊すぎて困る脳内翻訳

    金田伊緒っ!それは遠方から三十三間堂学院に通う生徒達の大半が生活する寮の
    監督生っ!監督生には学校側が成績や普段の素行などを鑑みて選定した2年生が
    任命されるっ!伊緒は全科目の試験の成績では毎回校内で30番以内に入り、
    剣道部の部長として高校2年生の年齢で取れる段位としては最も高い3段持ち
    だった為寮長に任命されたのだっ!彼女は生真面目故にアクエリオンEVOLの
    MIXばりにナンパな男が大嫌いっ!最近転入してきた後白河法行を巡って校内の
    生徒が騒動を起こす事にも我慢がならず、騒動の原因となった法行の事を碌に
    知りもせずナンパな男と決めつけて毛嫌いしていたっ!そんなある日、伊緒は
    昼休みにトイレに行く為北校舎に向かって走っていた法行と衝突して尻餅をつき、
    トラブルとなったっ!そこに騒動を聞きつけた生徒会副会長の柴又かずちが
    鎮圧のためゴム製鏃の弓矢を携えてやってて仲裁に入ったのだった!

    法行「トイレに急ぐよおおおおお!!!男子トイレはまだ職員室のある北校舎の
    1階にしかないから教室のある東校舎からだと結構移動に時間がかかって
    困るよおおおお・・・!!!・・・あ、ぶつかってごめん。怪我してない?」

    伊緒「どぼじで廊下を走った挙句に女の子を突き飛ばすのおおおおおお!!?
    男ってどいつもこいつもガサツで乱暴でスケベでゆっくりできないいい!!!」

    法行「どぼじで・・・どぼじでトイレに急いでて廊下でぶつかっただけで
    男全体を否定されなきゃいけないのおおおおおおお!!!!??!」

    (´・ω・`)ごめん。ゆっくり風だとどうしても表現の幅に限界が
    あるからここからは普通の口調にするや。

    かずち「廊下を走ってた法行も悪いけどトイレに行きたかったわけだし、
    ぶつかった事だってちゃんと謝ったんだから伊緒も許してやりなさいよ。
    それでも許せないっていうなら校則にのっとって生徒会立会いの下での
    正々堂々の勝負で決着を付けなさい。剣道、弓道、柔道の3つから選ぶ
    事に成ってるけど2人はどれを選ぶ?」

    法行「柔道だとセクハラになりそうだから小学校の頃の授業で経験のある剣道で」

    伊緒「私も剣道でいいわ」

    こうして法行は剣道部の部長にして3段持ちで全国大会出場経験もある
    伊緒と勝負する羽目になったんだ。法行は男子の中でも背が高くて
    女の伊緒とは大分身長差があるから伊緒に上段の構えを取られると
    かなり攻め難くなるんだけど法行がイケメンすぎたせいで伊緒が彼に
    一目惚れしてしまってそのままストレートに2本負けを喫してしまったんだ。
    伊緒は恋を知らないから法行に惚れてしまったという自覚が無くて
    男子や恋愛に対する嫌悪感からますますイライラしてしまったんだ。
    小学校の時に授業でかじっただけの法行が勝利したから剣道部の面子は
    丸つぶれで部員からも詰られて生徒会長にして剣道部の先輩でもある
    五部浄里からも説教されて更に伊緒はヒートアップし出すんだ。
    そして日頃から寮長として寮の仲間に厳しい態度で接していたのに
    更にヒステリックな態度を取るから寮の中でも孤立していくんだ。
    その後寮の伝統的なお祭りに使う舞台が倉庫の雨漏りで腐ってて
    急いで新しいのを作ろうとしたけど上手くいかないから寮生の提案で
    法行を数日間監禁して庭で強制労働させる事でお祭りを成功させるんだ。
    法行が大工仕事をする中で伊緒は法行に対する認識を改めて
    寮生仲間とも和解して関係が改善してたや。ちなみに法行を
    救出しようとした生徒会に対抗する為に寮の門を全て閉鎖して
    弓道部の寮生に寮の2階から一斉に弓を射させる事で塀をよじ登ってくる
    生徒会役員を落としたり、真剣を携えて単騎突撃してきた浄里を相手に
    木刀で決闘して時間を稼いだりと、後半は城攻めみたいな話になったや。

    返信削除
  18. (´・ω・`)ゆっくり風の方がわかりやすい(キリッ

    (´・ω・`)主人公を取り合うために城攻め展開とか・・・・あれ?主人公が凄くチートだぞ。

    実力の差をイケメンで補ってる。

    (´・ω・`)なんて凄いカリスマ・・・げふんげふん。

    返信削除
  19. 聖賢者チルノ2013年3月19日 2:34

    私立!三十三間堂学院4巻あらすじ(前半)

    特殊すぎて困る脳内翻訳

    相楽佳耶っ!それは三十三間堂学院に在籍する究極の雨女であるっ!
    彼女が何かしらの行事に参加しようとすればどんなに晴れた空でも
    たちまちの内に分厚く黒い雲がかかり、大雨が降ってしまうのだっ!
    そして彼女がその行事への参加を諦めた途端に空は再び快晴に戻るっ!
    この生まれ持った雨女体質のせいで佳耶は生まれてから今までずっと
    外で行うあらゆる行事を欠席し続けてきたっ!三十三間堂学院に入学
    してからもそれは変わらず、1年生の時からあらゆる行事を欠席し、
    それ故にクラスの中でも目立たないように常に物静かにしていたっ!
    だがっ・・・今年の登山大会において、彼女は後白河法行とペアになって
    登山行事に参加する事に成ってしまったのだっ!事の発端は、あらゆる
    行事を欠席し、クラスの誰にも心を開こうとしない佳耶を心配した
    クラス委員の山路あやが『友達100人計画』の達成を目指す法行を
    焚き付けた事っ!かくして佳耶は、須美に続く2人目の友達の獲得を
    目指す法行に学院内で四六時中付きまとわれる羽目になってしまったのだっ!

    佳耶「どぼじで・・・どぼじで私なんかに関わろうとするのおおおおおおおお!!?
    ゆんやあああああああああああああ!!!昔から私と仲良くなった友達は皆、一緒に
    遊びに行こうとしてもいつも大雨になる私から離れていったのにいいいいいいい!!
    どうせ失うんだったら最初から仲の良い友達なんて作りたくないのにいいいい!!!」

    法行「ゆへへへへっ!男に二言は無いのぜ!『登校して最初に目があった相手と
    友達になる計画』をやると決めたからには絶対に投げ出したりせずに何が何でも
    登校して最初に目が合った相手に友達になってもらうのぜ!人との約束や自分に
    対する誓いを守る為には他人が被る迷惑や不都合なんて一切関係ないのぜ!」

    花音「も、物凄くゲスな発言だよっ!人との約束を守る事や、やると決めた事を
    最後までやり通そうという心根は凄く立派でカッコいいのに、まるで性質の悪い
    ストーカーみたいな発言になってるよっ!法行は普段は面倒くさがりなのに
    変な所で頑固で融通が利かない所が困るよ」

    佳耶「とにかく、私は今回の登山も欠席する心算なんだよ!わかってよー!!」

    法行「どぼじでぞんなごど言うのおおおおおお!!!?!わがらないいいいいいいいい!!」

    須美「じゃあ、ペアがいなくなった後白河君は友達1号である私やその親友の蓮華と一緒に登山
    しましょおおおおお!!そっちの方が田舎者の佳耶なんかといるよりずっと都会派よおおおお!!」

    法行「ふ、ふざげるなあああああああ!!!友達2号(予定)である佳耶の悪口を言うなんて
    いくら友達1号(確定)の須美でも許せないいいいいい!!!」

    須美「どぼじで佳耶にそこまで入れ込むのおおおおお!!!ゆんやあああ!!わからないいいいい!!」

    あや「せめて今回の登山を含めて、いつも行事に欠席している理由だけでも教えて欲しいよ」

    佳耶「わ、わかったよ。結論から言えば、私は極度の雨女だから行事に参加したくてもできないんだよ」

    一同「「「「ゆっ?雨女?」」」」

    佳耶「そうだよ。私がイベント事とかで何処かに出かけようとすると必ず大雨になるから行きたくても
    行けないんだよ。私が我慢すれば他の皆は行事に参加できるんだから私が欠席した方が良いんだよ。
    理解したらゆっくりせずに諦めてね!」

    あや「はああああああ!!?そんなオカルト染みた非科学的な事ある訳無いでしょおおおおおお!!?
    バカなの!?死ぬの!?国政選挙に出馬してるような怪しげな新興宗教かバラエティ番組に出演してる
    占い師のババアか何かに騙されてるんじゃないの!!?数珠とか仏像とか経典みたく坊主の肥やしにしか
    ならない無意味なアイテムとか購入したりしてないでしょうね!!?」

    花音「どぼじでぞんなごどいうのおおおおおおおおおおおおおお!!!?仮にも仏教系の教育をしている
    名門校のクラス委員がその発言は色々と不味いでしょおおおおお!?!」

    佳耶「じゃあ、証明がてら今から皆で行きつけの甘味処にでも行ってみる?」

    一同「「「「ゆっ?急に空が曇ってきて大粒の雨が降り出したよ!!?」」」」

    佳耶「じゃあ、止めにしましょうか」

    一同「「「「ゆっ?あんなに激しく降ってた雨がピタリと止んだよ!!!」」」」

    佳耶「じゃあ、やっぱり行きましょうか?」

    一同「「「「ゆっ?また空が曇ってきて大粒の雨が降ってきたよ!!!」」」」

    佳耶「じゃあ、やっぱりやめにしましょうか」

    一同「「「「また雨がピタリと止んでしまったよ!!!」」」」

    佳耶「これで判って貰えたかしら?じゃあ、私はもう帰るわね」

    その時っ!ひらめく!法行の脳裏に、突破口がっ!打ち立てる。己の理。正論。正しさ。身勝手な正義!!!

    法行「ちょっとだけ待って欲しいよおおおおお!!!」

    佳耶「ゆっ?」

    法行「今の話を聞く限り、佳耶の雨女体質が発現するのは非日常なイベントに遭遇した時だけで日常的な行為では雨が降らないって事だよな!?」

    佳耶「そうよ」

    法行「じゃあ、明日から登山大会当日まで、下見を兼ねて放課後に毎日山に登れば最初は雨が降ってもその内それが日常になって大会当日も
    雨が降らないんじゃないか!?一緒に喋りながら山を歩いてればお互い友達としての仲も深まるし!!!」

    佳耶「面白い着眼点だけど、個人的に放課後に毎日登山に行くのと学校行事として朝から大勢で行くのとじゃシチュエーションが違うと思うわ」

    法行「でも、最初から何もかも諦めちまうよりもよっぽど悔いが残らないんじゃないか!?もし、大会当日の朝に雨が降るような事があったら・・・」

    佳耶「あったら?」

    法行「俺も佳耶と連帯責任で欠席する!!!そうすれば雨は止んで他の皆はちゃんと登山大会に参加できるし、俺達は水族館みたいな雨が降っても大丈夫な所に
    遊びに行くかレンタルビデオ屋で借りてきた映画のDVDでも一緒に見て過ごそう!!!大会が終わった後も、佳耶がどれだけ雨女で一緒に屋外に遊びに行けなくても
    俺は天に誓って佳耶を絶対に疎遠にしたりしない!!!ずっとずっと友達として付き合っていく!!!だから俺を信じてくれ!!!」

    (´・ω・`)最初に4巻読んだ時、この法行のセリフがまるで一世一代のプロポーズか何かみたいだなって思ったや。

    佳耶「後白河君・・・」

    あや「よし、じゃあ私も明日から放課後は後白河君と佳耶の山登りに付き合うよ!大勢で登れば登るほど本番のシチュエーションに近づくもんね!」

    須美「勿論私も付き合うわ」

    花音「私も行くわ!」

    法行たちのクラスメート・長柄優「私も付き合うよ~他のクラスや校舎の友達とかも誘ってみるよ~」

    佳耶「みんなっ・・・ありがとう・・・私頑張ってみる!!!」

    (´・ω・`)「後半へ、続く(キートン声)」

    返信削除
  20. あや「はああああああ!!?そんなオカルト染みた非科学的な事ある訳無いでしょおおおおおお!!?
    バカなの!?死ぬの!?国政選挙に出馬してるような怪しげな新興宗教かバラエティ番組に出演してる
    占い師のババアか何かに騙されてるんじゃないの!!?数珠とか仏像とか経典みたく坊主の肥やしにしか
    ならない無意味なアイテムとか購入したりしてないでしょうね!!?」


     (´・ω・`)幸せの科学だねーわかるよー

    あんまり票が集まらないから、雑魚政党なんだねー

     (´・ω・`)ボッチの美少女と友達になるために頑張る。さすがイケメンですのぜ。

    返信削除
  21. 聖賢者チルノ2013年3月20日 14:40

    >(´・ω・`)幸せの科学だねーわかるよー

    (´・ω・`)出版時期的に考えてKO-ME-TOだと思うや。

    返信削除
  22.  (´・ω・`)●価●会の方か。

    返信削除
  23. 聖賢者チルノ2013年3月20日 20:25

    (´・ω・`)新興宗教と言えば
    日本に実在するとある島の紋章の説明が凄く新興宗教染みてていやになるや。
    http://livedoor.4.blogimg.jp/dqnplus/imgs/0/9/09e4c00d.png

    返信削除
  24.  (´・ω・`)ああ、あの断崖絶壁すぎる島だね。

    なんて懐かしいんだろう。

     (´・ω・`)確か、船をつけるのも難しいから観光地にすらならない有様だよ。

    返信削除
  25. 聖賢者チルノ2013年3月27日 5:07

    私立!三十三間堂学院4巻あらすじ(中編)
    (´・ω・`)長くなるから更に分割したや。

    特殊すぎて困る脳内翻訳

    あれから佳耶は法行らクラスメートと共に毎日放課後に山登りをしていたっ!
    最初は雨が降ったものの、経典の内容を暗唱するなどして雨の事を意識から
    追い出す事によってだんだん雨も降らなくなってきたっ!

    佳耶「ゆおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!観自在菩薩行深般若波羅蜜多時、照見五蘊皆空、度一切苦厄。舎利子。色不異空、空不異色、色即是空、空即是色。受・想・行・

    識亦復如是。舎利子。是諸法空相、不生不滅、不垢不浄、不増不減。是故空中、無色、無受・想・行・識、無眼・耳・鼻・舌・身・意、無色・声・香・味・触・法。無眼界、乃至、無意

    識界。無無明、亦無無明尽、乃至、無老死、亦無老死尽。無苦・集・滅・道。無智亦無得。以無所得故、菩提薩埵、依般若波羅蜜多故、心無罣礙、無罣礙故、無有恐怖、遠離一切顛倒夢

    想、究竟涅槃。三世諸仏、依般若波羅蜜多故、得阿耨多羅三藐三菩提。故知、般若波羅蜜多、是大神呪、是大明呪、是無上呪、是無等等呪、能除一切苦、真実不虚。故説、般若波羅蜜多

    呪。即説呪曰、羯諦羯諦波羅羯諦波羅僧羯諦菩提薩婆訶。般若心経」

    優「寮仲間の晴れ女・仙葉みちるを連れて来たよおおおおおおお!!!!晴れ女の力で雨女の力を相殺するよおおおおおお!!!!」

    みちる「どぼじで毎日放課後に山登りさせられないといけないのおおおおおお!!!?!?可笑しいでしょおおおおお!!!!!!」

    その夜

    みちる「あー寮の娯楽室はゆっくりできるよー」

    伊緒「どぼじで昨年の寮監督生でもある3年生のみちる先輩が寮に帰ってくるなり娯楽室でずっとだらけてるのおおおおおお!!!?!?他の寮生に示しが付かないっていうレベルじゃ

    ないでしょおおおおおおおおおお!!!!!!!?!?」

    みちる「うるさいよ。こうも毎日毎日門限ギリギリの時間になるまで山登りさせられたんじゃ疲れて何もする気にならないんだよ。理解したらさっさと私の晩飯持ってきてね!!!!」

    伊緒「ゆっ?山登り?」

    みちる「そうなんだよ。何でも今度の登山大会で後白河法行のペアになった相楽佳耶とかいうぼっちが極度の雨女らしくて、晴れ女の私がそれを相殺できるかの実験としてここ数日間は

    毎日放課後に山登りさせられてるんだよ。だけど私はあんまり体力無いからいつも途中から後白河法行におんぶして貰ってるんだよ」

    伊緒「どぼじで・・・どぼじでそんな羨ま・・・じゃない、重要なイベントに私も誘ってくれないのおおおおおおおおお!!??!?可笑しいでしょおおおおおおお!!!!!?!??

    こうなったら明日の朝は早起きして、さもたくさんできちゃったかのように大量のお弁当作って昼休みに後白河法行の教室に押し掛けるしかないね!!!そしてその佳耶とかいうブスの

    顔でも拝んでやるとするよ!!!」

    翌日の昼休み

    法行「焼きそばパンとカツサンドをむーしゃむーしゃ食べて・・・しあわせえええええええええ!!!」

    花音「そ、そんなもの毎日食べなくても、何なら私が法行の分のお弁当を作ってあげてもいいのよ?ゆっ?西校舎の伊緒がこの教室まで来るなんて珍しいね。何かあったの?っていうか

    凄い量の重箱だね」

    伊緒「ま、まあ偶には東校舎の友達と一緒にお昼食べようかなんて思ったのよ。それにしても困ったわー今朝はちょっとお弁当作りすぎちゃったわー余すのも勿体ないから皆に少しずつ

    おすそ分けするしかないわー(チラッ」

    法行「ゆっ?このから揚げ美味しそうだね。むーしゃむーしゃ・・・しあわせえええええええええ!!!」

    伊緒「ゆ、ゆっくり食べていってね!!!(ゆわああああああ!後白河法行に料理の腕前を褒めて貰えてヘブン状態だよおおおおおおお!!!!!!ゆひいいい!!!ゆっくりできるうう

    うううううううう!!!!何なら卒業後に毎日手料理食べさせてあげても良いのよおおおおおおおお!!?)」

    須美・佳耶「わ、私も少し貰っていいかしら?」

    伊緒「ゆっ!?・・・も、もちろんだよ(どぼじで・・・どぼじで良久須美も相楽佳耶もこんなにチート染みて美人なのおおおおおおおおおお!??!??これじゃあ、まともに競ったら

    こっちに勝ち目が無いでしょおおおおおおおおおお!!??)」

    浄里「お食事中失礼します」

    一同「「「「ゆっ?生徒会長が何の用だろう」」」」

    浄里「初めまして。私が三十三間堂学院第53代生徒会長の五部浄里です。貴方が相楽佳耶さんですか?」

    佳耶「え、ええそうです。栄えある我らが学び舎の生徒会長直々の御来訪、光栄に思います。して、私如きに一体どのようなご用向きでございましょうか?」

    浄里「来たるべき登山大会に向け、ここ数日間毎日山登りの下見を行っているという貴女方の噂を聞き、生徒会としても是非協力すべしという考えに至った為、来訪した次第です」

    佳耶「協力・・・ですか?」

    浄里「ええ。聞けば貴女はペアになった後白河法行共々、頂上までの踏破を目指されているとか。女子生徒だけしか生徒がいなかった頃は頂上まで踏破した者が居ませんでしたが、男子である後白河法行とそのサポートを得た者ならば体力的に踏破も可能かもしれません。ですので、生徒の安全を守るべき生徒会としましては、貴女方の安全を守る為に登山大会当日にはこの私が一緒に付き添う事に致しました。では、用向きをお伝えしましたので私はこれにて失礼させて頂きます(訳:後白河法行と2人っきりで山頂まで辿り着くなんていう羨ましすぎる思い出なんて作らせないんだからねっ!!!)」

    (´・ω・`)「後編へ続く(震え声)」

    返信削除
  26. (´・ω・`)山登りは大変なのに、付き合わされる晴れ女さんが可愛そうで和んだ。


    (´・ω・`)主人公は本当にモテモテだね。貢物乱舞な有様だよ。

    返信削除
  27. 聖賢者チルノ2013年3月29日 1:28

    私立!三十三間堂学院4巻あらすじ(完結編)

    (´・ω・`)字数の都合で分割投稿するや。

    特殊すぎて困る脳内翻訳

    生徒会長・五部浄里は東校舎2-Bの教室から生徒会室に戻る中、
    尋常ならざる危機感に苛まれていたっ!

    浄里「ゆ、ゆぎぎっ!相楽佳耶の顔を見て来たけど、他の生徒達とは一線を画した
    とんでもない美貌だったね・・・。この私と比べても遜色ないレベルだったよ。
    後白河法行は相楽佳耶以上に美しい良久須美の誘惑を跳ね除けたから安心だと
    思ってたけど考えを改めないといけないね。良久須美を太陽とするなら相楽佳耶は
    月レベルの美しさしかないけど、人間は燦々と照り輝く太陽よりも静かな月の光に
    惹かれる事もあるからね。私レベルの美貌なら後白河法行が心を奪われる事だって
    十分に考えられるよっ!」

    (´・ω・`)毎度の事だけど、会長は常に自惚れた考えを持ちすぎてて困ったや。
    佳耶と会長のどっちがより美しいかは別として、1巻ラストで皆の前で盛大に
    ふられたという事実を都合良く脳内から消去してるのかもしれないね。会長の中では
    後白河法行は本当は自分の美貌に心奪われてるけど自分と付き合う事で生徒達が
    暴動を起こす事を懸念して涙を呑んで諦めたという事になっていても驚かないや。
    4巻は現時点ではシリーズ中最も会長が狂っていた回だからゆっくりできないや。
    後、補足すると三十三間堂学院は東西南北に1つずつ校舎が有って、北校舎は
    体育コース、南校舎は芸術コース、東校舎は文系コース、西校舎は理系コースに
    なっているんだ。各校舎の長さは8間あって、中庭の中央にあるお堂が1間だから
    8×4+1=33間になるんだ。各校舎とも全ての授業を履修するんだけど、
    それぞれのコースに合わせて特別な授業を行うスタイルになっていて、例えば
    東校舎なら第2外国語があって、北校舎だと特別ハードな体育の授業があるんだ。
    各校舎からは1名の生徒会役員が選挙で選ばれて、四天王と呼ばれているんだ。
    更に会長と副会長は全校舎の生徒から立候補者を選挙で選ぶ事に成っているんだ。
    現在の生徒会は会長の浄里が西校舎、副会長のかずちは東校舎の生徒なんだ。
    去年は浄里が会長と西校舎担当を兼任してて、副会長だった乾樹葉(いぬい たつは)が
    東校舎担当を兼任した結果、通常6人で運営する生徒会を4人だけで運営していたんだ。
    生徒会は基本的に2年生がやるんだけど浄里の後釜に立候補する奴がいなかったから
    浄里は3年生になっても会長を続投しているんだ。あんなのに2年連続で校内の自治の
    最高権限を任せちゃう三十三間堂学院の生徒さん達も人を見る目が無さすぎて困ったや。
    伊緒は伊緒で法行が佳耶に心奪われて恋愛関係になって会長に殺される事を懸念した結果、
    寮生を集めて登山大会の当日にうっかり転倒したと装って集団で倒れ掛かる事により佳耶を
    事故に見せかけて葬り去る計画を立てたりと、かなり逝っちゃった思考回路をしてるんだ。

    時は流れ、とうとう登山大会を明日に控えた法行と佳耶っ!一緒に登山下見をしてきた面子は
    皆明日に備えた用事があったため、今日は法行と佳耶の2人きりっ!余り体力を消耗すると
    明日の大会に響くため、今日は軽めに済ませる事にしたのだがっ、2人で和気藹々と山に
    登っていく様子を生徒会室の窓から浄里が目撃していたっ!

    浄里「ゆっ?2人で逢い引きするっていう事は交際しているという事だねっ!後白河法行は
    私との約束を破った以上は校内の秩序を守るべき生徒会長として斬り殺さないといけないねっ!
    とりあえず誰にも邪魔されないように山頂まで後白河法行と相楽佳耶を到達させて、その上で
    2人を斬り殺し、自分も腹を切って死ぬよ!今日はもう家に帰って家族と生徒会役員宛てに遺書を
    書かないと。ああ、それと切腹した時になるべくうんうんををまき散らさないように今夜の夕食と
    明日の朝食と昼食は抜きにしてスポーツドリンクだけで過ごすよ!」

    (´・ω・`)碌に事実確認もせず、誰にも相談せずに法行を殺して自分も死ぬという
    決意を固める時点で相当狂ってると思うけど、この後もっと狂った描写があるから、それを期待して読み進めて欲しいや。

    返信削除
  28. 聖賢者チルノ2013年3月29日 1:28

    そして当日っ!みちるの晴れ女パワーや、毎日登山した事によって日常と化していた事が
    功を奏したのかは定かではないが、空は雲1つ無い快晴っ・・・圧倒的、快晴っ!!!

    法行「ゆおおおおおおおおおお!!!!やったよおおおおおおおおおおおお!!!!」

    みちる「ゆひいいいいいいい!!!毎日毎日ひいこらひいこら言いながら一緒に山に
    登ってたかいがあったよおおおお!!!」

    登山に際してまずは校長先生からの訓示があり、生徒会役員は生徒の安全確保の為に一か所に
    集まった。

    浄里「お早う御座います皆さん。今日は私は後白河法行と相楽佳耶につきっきりになるので
    他の生徒達の安全は副会長の柴又さん率いる四天王に一任しますのでくれぐれも気を付けてください」

    かずち&四天王「「「「「「ゆっ?何だか会長の雰囲気が普段と違うね?鬼気迫るといった感じだよ」」」」」

    浄里「それと、唯一の1年生である西村さんに少し話しておきたい事が有るので、こちらへ」

    生徒会西校舎担当・西村千秋「ゆっ?」

    浄里、西村千秋を校舎の裏に誘うっ!

    千秋「あの、会長?」

    浄里「西村さん。あなたは生徒会役員で唯一の1年生でありながら、普段の業務をとてもよくこなしていますね。
    私はあなたをとても高く評価しています」

    千秋「は、はあ。ありがとうございます(ゆっ?突然会長に褒められたよ?)」

    浄里「貴女がいれば私がいなくなった後の生徒会を安心して任せられます。ですので、これからは
    この簪を私自身だと思って常に身に着けて生徒会の業務に取り組んでください」

    千秋「あの、会長?もしかしてお家の事情で留学、あるいは結婚でも決まったんですか?」

    浄里「いえ。そういう訳ではありません。ただ、後白河法行と相楽佳耶の問題を未然に防げなかった
    自分へのけじめをつけるだけです。その為に昨夜の夕食や今朝の朝食も抜いてきましたし今日の昼食も抜きます」

    千秋(ゆっ?何だか変だね。後白河法行と相楽佳耶の問題へのけじめ・・・?ま、まさか、会長は
    後白河法行を斬り殺すつもり!?でも、それならどうして会長までいなくなる事に?殺人罪で逮捕されるから
    学院にいられなくなるっていう事?じゃあ、食事を抜いてる理由は・・・まさか!昔の武士は切腹する時に
    汚物をまき散らさないように食事を抜いたって言うから、会長は後白河法行を殺して自分も死ぬつもりなんだねっ!
    ゆおおおおおおお!!!ゆっくりできないよおおおおおおおお!!!!後白河法行みたいな良い男は絶対に自分の
    旦那にするつもりだったのに会長に殺されたらゆっくりできないいいいい!!!ついでに会長の後釜にされて面倒な
    業務を押し付けられるのもゆっくりできないいいいいいいいいいいいい!!!!こうなったら生徒会役員全員に
    相談して、事実を確認した上で会長を阻止するしかないね!!!)

    (´・ω・`)こうして副会長柴又かずち率いる生徒会役員5人は浄里と山の中腹で対決する事に成ったんだ。
    しかも山の天気は変わりやすいから途中から物凄い豪雨が降っている中での対決だから視界は悪いし足元も
    ぬかるんでるしお互いの体力は登山で相当削られてるし千秋の爆弾は使えないから北校舎担当にして『零距離戦闘なら
    歴代四天王最強』と名高い北川冬美が登山用の金剛杖を武器に、真剣を振りかざす浄里と接近戦をして、かずちが後ろから
    自慢の弓で援護して千秋が必死に後ろから説得する事になったんだ。

    浄里「西村さん。貴女まで私の信頼を裏切って反旗を翻すとは思いませんでした」

    千秋「後白河法行と相楽佳耶の件は誤解だって言ってるでしょおおおおおおおおお!!!!!!!!?
    どぼじでいくら言ってもわかってくれないのおおおおおおおおお!!!!!?」

    浄里「誤解?男女が2人で逢い引きなどしておきながら、今更交際していないなどという言い訳は聞きません」

    千秋「だからそれは他の面子の都合が付かなかったからだって言ってるでしょおおおおおお!!?
    いい加減にわかってよおおおおおお!!!!!!」

    かずち「いいわよ千秋。この際だから会長を思いっきりとっちめて日頃の憂さ晴らししましょ」

    浄里「あくまで私を阻むというのなら仕方ありません。これは貴方達に最後の言葉を贈りますのでよく聞いておきなさい」

    生徒会役員「「「「「ゆっ?」」」」」

    浄里「切り落とされた手足を水で洗浄したりせず、ビニール袋に入れて持ち運ぶように。洗浄すると表面の組織が流れてしまい、
    きれいに縫合できなくなるそうです。消毒なども控えるように」


    生徒会役員「「「「「ゆんやあああああああああああ!!!!!やっぱり会長は頭が可笑しいいいいいいいいい!!!!!!!!!
    ゆおおおおおおおおお!!!!!!こうなったら手加減無用で全力で会長を取り押さえるよおおおおおおお!!!!!」」」」」

    (´・ω・`)こうして冬美とかずちが会長と戦ったんだけど中々勝負がつかなくて、最終的には会長に峰打ちされて気絶した振りを
    していた南校舎担当の増永南が戦いに気を取られた会長の足を不意打ちで引っ張って転倒させて上から生徒会役員全員でのしかかって
    滅多打ちにして顔から服の中まで全身にくまなく泥をぶっかけて気絶させて勝利したんだ。食事抜きで豪雨の中登山して戦って限界まで
    体力が消耗していた所に冷たい泥を浴びせられた会長は肺炎を起こして病院送りになって2週間も学校を休む羽目に成ったんだ。一方の
    佳耶は山で雨が降ったのは自分のせいだと思って泣きそうになってたけど法行が「約束は今日中に山頂まで2人で辿り着けたら友達になる
    っていう事だから雨が降るかどうかは関係ないんだよ!!!理解したらゆっくりせずに山頂まで登ろうね!!!」っていって山頂まで
    無事に到達して、その頃には雨も止んだから雨上がりの山頂の綺麗な景色を見て、その後はヘリによる救助を待ったんだ。登山大会は
    本来ならどれだけ早く山頂に到達するかを競うものなんだけど普通の女子生徒の体力だと大会が終わるまでに山頂に到達する事自体が
    不可能だから事実上どの高さまで行けたかを競う内容になってるや。こうして法行は勝負に勝って佳耶を友達2号にしたんだけど、
    これだけの修羅場を法行と潜り抜けた佳耶の方はすっかり法行にホの字になっていたや。いずれにしても佳耶は不可能だと思っても
    諦めずに頑張り続ければ道は拓けるっていう事を学んでそれ以降は晴れ女のみちるを始めとした様々な生徒と積極的に交流するようになったから
    めでたしめでたしだね。

    返信削除
  29. (´・ω・`)生徒会長がヤンデレすぎるね。

    でも、男も女も殺して、自分も死ぬのはヤンデレヒロインとしては正し・・・・げふんげふん。

    (´・ω・`)なぜ、切腹の知識まで知っていて博識なんだって思うだけに、微妙に生徒会の連中もマニアックですのぜ。

    返信削除
  30. 聖賢者チルノ2013年3月29日 19:07

    >なぜ、切腹の知識まで知っていて博識なんだって思うだけに、微妙に生徒会の連中もマニアックですのぜ。

    (´・ω・`)作者の佐藤ケイが本当に博識で音楽からスポーツ医学から茶道から武術から海流の流れに至るまで本当に物知りすぎでそれを私立!三十三間堂学院の中でこれでもかというぐらいに披露するから読んでいる内にどうでもいい知識と結構役に立つ知識の両方が増えていくんだ。

    返信削除
  31. (´・ω・`)色んなことに応用できそうな事を知りすぎていて便利ですのぜ。

    パルメの持っている知識なんて、4桁を越える作品を読んだ程度の物なだけに、そっちの方が凄まじいね。

    返信削除
  32. 聖賢者チルノ2013年3月29日 23:09

    (´・ω・`)書き忘れがあったや。入院した会長は後日後白河法行がお見舞いに来たからヘヴン状態になってたや。後白河法行は会長が自分を殺すつもりだったなんて知らないから単純に食事抜きで登山した所に雨に打たれて倒れて肺炎になったと思っているんだね。

    返信削除
  33. (´・ω・`)ヤンデレに惚れられて主人公は大変だね。

    返信削除
  34. 聖賢者チルノ2013年3月30日 8:47

    >(´・ω・`)ヤンデレに惚れられて主人公は大変だね。

    (´・ω・`)流石の会長も事実確認や他人への相談も無しに先走ってしまった事を反省したみたいだし、4巻以上に狂った行動に出る事は無いと思うけど会長の行動は往々にして読者の予想しない方向に暴走するからね。おお、こわいこわい。ちなみに会長の家である五部家は先祖代々千住家に武芸指南役として仕えた神社の家柄で、後白河は千住家の先々代当主の兄の家柄だから、会長の祖父である五部神社の大宮司は10巻の剣道大会の話で主君筋の名門家と縁組する事でお家が安泰になるように浄里を法行と結婚させようと一族ぐるみで画策するんだ。剣道大会で優勝した者が法行と結婚できるっていう話だったけど結局法行が優勝して自分の自由を守ったや。ちなみに法行は優勝者への副賞として現職の刀鍛冶が鍛えた玉鋼製の日本刀を貰ったのがちょっとうらやましかったや。やっぱり剣は男のロマンだしね。まあ、それ以降の刊ではその刀をどうしたかの描写が全く無いから、下手したら部屋で埃を被ってるか、万が一の事態が発生した時に質に入れて現金に換えられるように保管しているのかもしれないや。案外、毎日寝る前に部屋で一人刀身を眺めてニヤニヤしてるのかもしれないけど。

    返信削除
  35. (´・ω・`)そんな状況で主人公が勝利して、生存して、周りの好意に気づかず鈍感っ・・・!

    (´・ω・`)想像するだけでカオスすぎる学園生活だなぁって思う。

    毎日がお見合い状態だね。

    返信削除
  36. 聖賢者チルノ2013年4月2日 16:00

    私立!三十三間堂学院5巻あらすじ(前篇)

    特殊すぎて困る脳内翻訳

    六道明日香っ!それは三十三間堂学院南校舎に所属する1年生っ!
    彼女は中学の時に尊敬していた2つ上の先輩・乾樹葉を追いかける為に
    猛勉強によって悪かった成績を上げ、何とか三十三間堂学院に合格したのだっ!
    だがっ!彼女の家の経済事情はあまり芳しくなく、全国有数のお嬢様学校に
    娘を通わせる事は負担になるので、親には学費だけ工面して貰い、食費などは
    学院に無許可で花屋でアルバイトをして自分で稼いでいる苦学生だったっ!
    そんな明日香は入学時までに制服代を工面できなかった為、古着屋を回って
    何とか1着だけ昔の卒業生の制服を安く手に入れたが、上は少しサイズが
    小さく、下は逆にくるぶしまであるロングスカートと、まるで一昔前のスケバンの
    ような恰好であったっ!南校舎では2年生から家庭科で裁縫の授業が始まるので
    その時に自分でスカートを短く直そうと思っており、不本意ながらスケバンで
    過ごしていたっ!なお、明日香は幼い頃から腕っぷしが強い乱暴者であり、中学で
    樹葉に出会った事で他人に暴力を振るう事をやめると誓ったが、目つきの鋭さと
    荒々しい口調、ソバージュ髪などからクラスメート達から露骨に避けられていて
    ぼっちだった為、友達に頼んでスカートの丈を直してもらう事はできないのだっ!
    また、未だに樹葉との再会もできておらず、明日香の唯一の楽しみは学校の裏庭で
    こっそり子猫にエサをやって面倒を見る事だったっ!なお、学内で生き物を飼う事は
    校則で禁止されており、勿論明日香自身もその事は承知の上であるっ!そんなある日・・・

    明日香「今日もバイトが無事に終わったよ。それにしても樹葉さんとはいつ再会できるのやら・・・
    ゆっ?お婆さんが重そうな荷物を持って歩いてるね。よし、持ってあげよう・・・

    乱暴ながら何だかんだ言ってお人よしな明日香は老婆の荷物を持ってやろうと近づくっ!

    明日香「オイババア!そんなでけえ荷物背負いこんで道端で倒れたら回りに迷惑だろうが!
    方向同じみてーだし、持ってやるよっ!」

    明日香はそう言って老婆から荷物を引っ手繰る!だがっ!親切心からの申し出でも
    荒っぽい言動のせいで老婆から引っ手繰りに間違われてしまったっ!

    老婆「ゆっ?ゆわあああ!私のお荷物ううう!返してね!返してね!」

    明日香「だからオレが持ってやるって言ってるだろうがババア!」

    そこに生徒会副会長・柴又かずちが通りがかるっ!

    かずち「ゆっ?見るからに乱暴そうな不良娘がお年寄りの荷物を引っ手繰ろうとしてるよ!
    頭の可笑しい会長が病院送りになっている今、学院の最高権力者である私が何とかしないとね!」

    かずち、明日香に向けて矢を放つ!狙いは違わず、数地の放った矢が明日香の手の甲に直撃っ!
    激痛っ!圧倒的・・・激痛っ!

    明日香「ゆんやあああああああ!!!どぼじでごんなごどずるのおおおおお!!!」

    老婆「ゆっ?荷物から手が離れたね。ゆっくりせずに逃げるよおおおおおおおお!」

    明日香「ゆわああああああ!お婆さんが走って行っちゃうよ!ゆっくりせずに追いかけるよおおおおお!」

    そして翌日っ!かずちは昼休みに四天王らと共に生徒会室に控えていたっ!

    かずち「どぼじでシフトじゃない日に生徒会室に詰めないといけないのおおおおおお!?
    可笑しいでしょおおおおおおおおおおおおお!?!?ゆんやあああああああ!!昼休みに
    法行とご飯食べるのが学院での数少ない楽しみなのにいいいいいいいい!!!」

    四天王「「「「はあああああああああああ!!?会長はシフトとか関係なくお昼は毎日生徒会室に
    詰めていたでしょおおおおおおおおお!!?今は会長代理なんだから文句言わないでね!!!!」」」」

    かずち「ゆ、ゆっくり理解したよ・・・会長が復帰したらお茶でも入れてあげないとね・・・」

    西校舎担当・西村千秋「ゆっ?今日は珍しく殊勝な事を言うね」

    かずち「1週間も業務を代行しているとね・・・会長の有り難さが身に染みて来るんだよ・・・
    昨日なんてお婆さんの荷物を引っ手繰ろうとした生徒の鎮圧までしたんだよ」

    四天王「「「「ゆっ?ひったくり?」」」」

    (´・ω・`)「中編に続く(震え声)」

    補足

    (´・ω・`)昨年の副会長兼四天王東校舎担当にして現緑化委員会委員長・乾樹葉は天持東の従姉で、
    1年生の頃は結構問題児だったかずちの面倒をよく見ていたんだ。だからかずちは樹葉には非常によく
    懐いていて、かずちと東が今年の生徒会役員として立候補したのも樹葉が推薦したからなんだ。ちなみに
    校内緑化委員会というのはガーデニングが趣味で1年生の時から園芸部に所属している樹葉が副会長になった時に
    他の園芸部員達と共に設立した園芸部のダミー組織で、これにも生徒会から活動予算を配分させる事で
    園芸部員達は合法的に活動予算を倍獲得しているんだ。更に現職の副会長・かずちと東校舎担当・東に
    コネで圧力を掛ける事で音楽大会における花束贈与に使われる花も校内緑化委員会と園芸部が共同で
    用意するように話を進めて、花壇やビニールハウスを増やす為の特別予算まで獲得しているから
    ほんわかした見た目や雰囲気に反して相当のやり手だと思うや。更に、樹葉は浄里から休んでいる間の
    お目付け役としての立場まで分捕ってて、その地位を笠に着て会計の千秋に予備費から園芸部の予算の
    増額を迫るロビー活動までしているや。なお、樹葉は臭いに非常に敏感で、発汗量から相手の精神状態を
    読んだり、育てた花の臭い成分を極限まで濃縮して、人間が一瞬で気絶するほど強烈な臭いや、鼻が
    曲がりそうになるぐらい臭い液体などを生成して常に幾つもの小瓶に入れて持ち運んでいて、自分の意に
    そぐわない人物がいるとその液体をぶっかけて、臭い成分を分解する液体の譲渡と引き換えに要求を呑ませたりと
    実は歴代の生徒会役員の中で一番恐ろしかったりするんだ。ちなみに明日香のアルバイト先の花屋は
    お嫁に行った樹葉のお姉さんが経営しているんだけど明日香はその事を知らないや。校則ではアルバイトは
    その生徒の親など、学院の生徒の親族がやっている所でしかやっちゃいけない事になっているんだけど、
    親族が事業を展開しているような金持ちの生徒はそもそもアルバイトする必要が無いという矛盾があるね。

    返信削除
  37. 聖賢者チルノ2013年4月2日 16:04

    (´・ω・`)書き忘れがあった。樹葉は臭いで他人を鎮圧する時は自分の鼻の奥に薄くワセリンを塗っておく事で臭いの被害を受けないんだ。

    返信削除
  38. (´・ω・`)いい勘違い子だった。

    学費も自分で稼いで良い子なのに、言葉が悪いせいで、勘違いキャラになっている有様だよ。

    (´・ω・`)ふぅ、学費が高いなら普通に公立行けばいいのに・・・げふんげふん。

    返信削除
  39. 聖賢者チルノ2013年4月2日 16:26

    >学費が高いなら普通に公立行けばいいのに

    (´・ω・`)それやるとぼっちの状態で3年間高校に通わないといけないんだ。憧れの樹葉しか明日香を理解してくれる人がいないから必死になって成績を上げたんだねー。明日香の名前の由来は阿修羅王で苗字の六道は六道輪廻から取られてるんだ。乾樹葉の名前は「乾達婆」という神様から取られてるんだ。

    返信削除
  40. (´・ω・`)そういえば、憧れの先輩と同じ学校に通うために、成績を頑張って上げたって書いてあったね。

    返信削除
  41. 聖賢者チルノ2013年4月2日 16:39

    (´・ω・`)ちなみに、明日香が1年の時に樹葉は3年生だから仮に樹葉と再会できてもどのみち2年生以降の2年間はぼっちですごさないといけないや。

    返信削除
  42. (´・ω・`)なんという無駄な苦労。

    先輩卒業したら、中退するんじゃないかな。

    返信削除
  43. 聖賢者チルノ2013年4月2日 21:11

    (´・ω・`)明日香が樹葉と同じ三十三間堂学院に行こうと思ったのは樹葉と出会った事で暴力を止めて、三十三間堂学院みたいな超難関校に受かるだけの勉強をしたんだという事を樹葉に見てもらいたかったからなんだ。何しろ違う高校に行ったらその後は樹葉がどこの大学に行ってどんな仕事に就いたのかが判らなくなって二度と会えないしね。

    返信削除
  44. 聖賢者チルノ2013年4月4日 5:36

    (´・ω・`)ごめん。5巻は話が複雑な上にうろ覚えでゆっくり風にし辛いから
    残りは箇条書きするや。所々情報が抜けてたり順番が違っていたりするかもしれないや。
    4巻は会長のキチガイぶりが酷過ぎてゆっくりできなかったけど5巻はかずちの無能振りが
    酷過ぎてゆっくりできないんだ。元々かずちはバカで直情的な上に射撃による戦闘能力だけは
    チートレベルという一番手におえないタイプなんだけど、いつもであれば会長が冷静な判断
    (会長は法行が絡みさえしなければ基本的にはまともなんだ)でかずちにブレーキをかけるんだけど
    今回はその会長が肺炎で病院送りになってるせいで判断能力という意味でも権力という意味でも
    かずちが暴走すると誰も止められないんだねー。また、明日香の方も服装がスケバン風で目つきや
    口調も乱暴なせいで釈明しようにも生徒会役員からも誤解されやすくて、友達もいないから誰かに
    相談する事も出来なくて、学院の中で猫を飼っていた事を除けば何も悪い事をしていないのに
    誤解が誤解を呼んでどんどん追い詰められていくんだ。

    前回の続き。

    ・外見や服装の特徴から例の引っ手繰り犯が南校舎の1年生だと判明する。

    ・四天王南校舎担当の増永南が翌日の昼休みにその1年生を生徒会室に連れて来る事で話が纏まる。

    ・同時刻、明日香は猫の世話をしていて、そこに偶々法行が通りかかる。

    ・法行「猫飼ってるのか?」

    ・明日香「ん?ああ。近くの河原で捨てられてたから面倒を見てるんだよ。
    本当は飼ってやりたいんだけど叔母さんの所に下宿しているから迷惑かけられねえんだ。
    情けねえけど仲のいい友達もいねえから引き取り手も探せねえしな。こいつらも大きく
    なれば独り立ちできるだろうから、この事は秘密にしてくれないか?」

    ・法行「そうか。判った。じゃあ、俺も引き取り手を探してみるよ」

    ・明日香「面倒掛けてワリいな」

    ・翌日の朝、南は登校直後に校舎裏の茂みの中から子猫の声がするのを聞く。

    ・気になって茂みを覗いてみるとダンボールに入れられた4匹の子猫がいた。

    ・言うまでも無いが明日香がこっそり世話をしていた猫である。

    ・ダンボールの様子から誰かが定期的に世話をしていると判断した南は犯人探しの為にとりあえず猫を生徒会室に運ぶ。

    ・かずち&四天王「「「「「子猫さんは可愛くてゆっくりできるよ!」」」」」

    ・そして昼休み。今日は浄里からお目付け役を任されていた樹葉も生徒会室に来ていた。
    (理由は忘れたけどその時は法行も生徒会室に来ていたんだ。確か、かずちが法行に良い所を見せようと
    思って適当な理由で呼び出してたんだと思う)

    ・南が明日香を生徒会室まで連れて来る。

    ・生徒会室に入ってきた明日香、自分が世話をしていた猫を見つけ、取り戻そうとする。

    ・取り押さえようとした北川冬美と両手をがっちり組み合うも膂力が互角で動きが止まる。

    ・明日香と樹葉はお互いに気が付くが、かずちが引っ手繰りについて明日香を問い詰め始めた為にこの時点では会話できず

    ・かずち「お婆さんから荷物を引っ手繰ろうとするなんてとんでもないゲスだね!」

    ・明日香「言いがかりはやめてね!お婆さんの荷物を持ってあげようとしただけだよ!」

    ・かずち「はああああああ!?だったらお婆さんが必死になって抵抗する訳ないでしょおおおお!?下手な言い訳はやめてね!」

    ・明日香「何でお婆さんが逃げたかなんてそのお婆さんの心を読めるわけじゃないから知らない」

    ・かずち「とんでも無いゲスだね!処分は後日追って通達するけど、厳しい罰を覚悟して欲しいよ!猫も生徒会が処分するよ!」

    ・明日香、猫たちがどんな処分をされるのか不安になり、思わず生徒会室から走り去る。

    ・行き場が無いので猫を飼っていた場所で途方に暮れて蹲る明日香。そこに法行が追いかけてくる。

    ・明日香「どぼじで猫の事を生徒会に通報するのおおおおおおおお!!?」

    ・後白河法行「ち、違うんだよ!猫は生徒会役員が見つけたんだよ!あと、樹葉さんっていう人から明日香への手紙受け取って来たよ」

    ・明日香「ゆっ?」

    ・手紙には明日香の事を覚えていた事、引っ手繰りなんてしていないと信じている事、
    猫の事も含めて、樹葉が何とか生徒会役員を説得してみるつもりだという事が書かれていた。

    ・明日香「理解したよ。疑って悪かったね」

    ・法行「良いんだよ」

    ・法行、明日香の態度や猫を世話していた事などから引っ手繰り疑惑は誤解なんだろうと確信する。

    ・後日、樹葉の説得も有り、猫の引き取り手を明日香が一週間以内に見つける事、
    生徒会室で暴れた事の罰として中庭のお堂で写経100枚が命じられる。かずちは樹葉と法行が
    両方とも明日香を庇うので内心はらわたが煮えくり返っていた。

    ・明日香、一応はお堂に行くも、無実な自分が罰を受ける事に納得できず、写経せずにじっとする。

    ・外から監視していたかずち率いる生徒会役員、一向に写経を始めない明日香にイライラしだす。

    ・樹葉、生徒会役員達に明日香が中学時代の後輩である事を話し、自分が話を聞いてみると言って一人でお堂に入っていく。

    ・明日香「ゆっ?ゆわああああ!樹葉さん!」

    ・樹葉「久しぶりだね!私は明日香が引っ手繰りしたなんて思ってないから、その時の状況を詳しく話して欲しいよ」

    ・同時刻、お堂の裏側では寮生仲間である仙場みちると奈良園健子がキャッチボールをしていた。

    (´・ω・`)奈良園健子は一卵性の妹である近藤美沙と共に怪力双子として有名な北校舎の
    生徒なんだ。姉妹なのに苗字が違うのは健子が親戚の奈良園家に養子に言ったからなんだ。姉妹共に
    寮生で、美沙は昨年1年生ながら生徒会北校舎担当を務め、真面目で思慮深く公明正大だった為に
    本来なら今年の生徒会長になっていてもおかしくなかったし、浄里もそうする心算だったけど
    家庭の事情で2年生では生徒会役員をやれず、代わりに冬美を北校舎担当に推薦したっていう背景が
    あるんだ。健子はスペックこそ美沙と同じだけど馬鹿で精神が幼稚でしょっちゅう美沙に成敗されてるや。

    ・パワー馬鹿の健子が投げたボールがうっかりお堂の窓から入り込み、樹葉の頭に横から直撃し、
    気絶。野球ボールはそのままバウンドして窓の外から出て行く。

    ・お堂にボールを入れてしまい、ヤバイと思った健子とみちるは大急ぎで逃げる。

    ・大きな音がした事に驚いた生徒会役員達が慌ててお堂に入ると気絶した樹葉が。

    ・かずち「話を聞こうとしてくれた樹葉さんを殴って気絶させるなんてとんでもないゲスだね!!!」

    ・明日香「い、いや、違うんだよ!外からボールが入ってきて樹葉さんの頭に直撃したんだよ!」

    ・かずち「ふざげるなあああああああ!ボールなんてどこにもないじゃないかああああああ!私は今から
    樹葉さんを病院まで連れて行くから今日はもう帰ってね!引っ手繰りした事、猫を飼っていた事、呼び出した日に生徒会室で
    暴れた事、今回樹葉さんを殴って気絶させた事の処分は後から追って通達するよ!暫定処置として今後樹葉さんの半径20m以内に
    近づいたら即刻退学処分だからね!樹葉さんの側から近づいても同様だから覚悟していてね!」

    ・明日香「ゆんやああああああああああ!!!どぼじでごんなごどにいいいいいいいい!!!」

    ・気絶から目覚めた樹葉は自分が気絶する瞬間は明日香は立ち上がってすらいなかった事を証言する。

    ・しかしかずちは樹葉が中学の後輩である明日香を庇っていると思い込み、樹葉の言葉を取り合わない。
    樹葉自身も気絶した理由は知らず、ボールも無かった為にかずちを説得する材料が無い。

    ・かずちは法行が明日香と一緒に猫の引き取り手を探していた事を知り、ますます逆上する。

    ・かずち「あの不良娘は法行に惚れて何をしでかすか判らないから法行の半径20m以内に近づく事を禁止するよ!ああいう身勝手で不届きなクズは舎弟集めて法行を拉致して逆レイプとかしかねないから当然だよね!!」

    ・千秋「口実は何にするの?」

    ・かずち「そんなもの、頭の可笑しい会長に斬られるといけないからでいいでしょ!この前の登山大会で実際に付き合っていなくても切られそうになった前科があるから問題ないね!南、この通達書を渡してきてね!」

    ・南「理解したよ!」

    ・南、明日香に例の通達書を渡す為に明日香の下宿先を探すが途中の花屋で明日香がバイトしてるのを見つける。

    ・南はその花屋が樹葉の姉がやっている事を知っていた為、許可を取っているモノと思ってその事には何も言わず
    通達書を渡すが、明日香の方はその事を知らないので自分のしているアルバイトが校則違反であると思っている為、
    違反バイトが生徒会役員に見つかったものだと思い、これで退学確定だと思い込み、どうすればいいか判らず、思わず
    走り去ってしまう。

    ・明日香「一体どぼずればいいのおおおおおおおおおおお!?このまま引っ手繰りと暴力の濡れ衣を着せられたまま退学なんて嫌だあああああ!!!
    ゆっ?そうだ、法行さんに相談してみよう。あの人なら何か良いアイディアを出してくれるかもしれない。そういえば、さっきの通達は何だったんだろう」

    ・通達書に曰く『後白河法行の半径20メートル以内に近づく事を禁ずる』。

    ・明日香「ふ、ふ、ふ、ふざげるなああああああああああああああああああ!!!猫も、樹葉さんも、法行さんも、学籍も、私から何もかも奪い取るなんて
    ふざげるなあああああああああああああああああああ!!!もう許さないいいいいい!!!こうなったら保健所行きになりそうな猫だけでも取り戻す為に、
    力づくで生徒会役員全員をぶちのめしてやるううううう!!!」

    (´・ω・`)「後編に続く(震え声)」

    返信削除
  45. 聖賢者チルノ2013年4月4日 6:37

    (´・ω・`)5巻あらすじ(完結編)

    特殊すぎて困る脳内翻訳。

    ・浄里が登校してくる。

    ・明日香はかずち+四天王全員宛てに放課後の決闘の申し込み書を書いた紙で石を包み、生徒会室の窓から投げ込む。

    ・浄里は決闘なんてするべきではないと言う。

    ・かずち「はああああああ!?この果たし状の相手に会長は含まれていないから自分に決定権があるでしょおおおおお!?
    あんな身の程知らずなクズ、私一人でぶちのめしてあげるよ!!」

    ・同時刻、樹葉は猫を引き取らせるために寮に突撃し、監督生である金田伊緒に直談判する。

    ・樹葉「猫を4匹引き取ってほしいよ!」

    ・伊緒「面倒見れないからダメだよ」

    ・みちる「私が面倒を見るから、伊緒ちゃんお願い!」

    ・伊緒「はあああああああああああ!?普段の自分の生活態度すら酷いみちる先輩に動物の世話なんて
    できるわけないでしょおおおお!?どうせ3日もすれば飽きて放り出すに決まってるよ!」

    ・みちる「やだやだやだ猫飼いたいいいいいいいいいいいいい!!!」

    (´・ω・`)昨年の寮監督生・仙場みちるの生活態度は本当にひどいんだ。高校3年生だけど
    精神年齢は小学生以下でお堂の近くでキャッチボールの件も然り、風呂場で水鉄砲持って走り回る事も然り、
    学年別に色が分けられている制服を3学年分全部手に入れてその日の気分に応じて着回すせいで
    知らない人からは年齢不詳なんだ。容姿は背も低くて童顔でむねもぺったんこな合法ロリなんだ。
    ただし、数学の成績だけはずば抜けて良くて、ついでに逃げ足が速いから問題を起こしても捕まらない事で
    指導を受けた回数がゼロという、数字だけ見れば優等生なせいで昨年の寮監督生になってたや。
    もちろん何も仕事をせず、昨年の四天王南校舎担当だった刈田リタが業務を代行してたや。

    ・美沙「じゃあ、私が面倒を見ようか?」

    ・伊緒「だめだよ。自分達が卒業した時に後輩たちに猫の世話を押し付けるわけにはいかないよ」

    (´・ω・`)伊緒は猫が嫌いだから必死になって猫引き取りを却下するや。

    ・樹葉がポケットから小瓶を取り出し、蓋に指を掛ける。

    ・その場にいたリタと美沙が真っ青になって逃げ出す。

    ・樹葉「うわー手が滑ったー(棒読み」

    ・樹葉、わざとらしく小瓶の液体を伊緒に頭からぶっかける。

    ・忽ち凄まじい悪臭が周辺一帯に立ち込める。

    ・伊緒「ゆんやあああああああああああ!!!臭いいいいいいいいいいいい!!!ゆっくりせずに庭に出てホースで水を浴びるよおおおおお!!!」

    ・水をしこたま浴びるが、臭いが全く取れない

    ・伊緒「どぼじでごんなごどずるのおおおおおおおおおお!?」

    ・樹葉「大丈夫よ。その液体はこっちの瓶に入っている液体を掛ければ化学反応してたちまちいい匂いになるから」

    ・伊緒「その瓶頂戴!すぐでいいよ!」

    ・樹葉「ところで、良い子の伊緒ちゃんは子猫を引き取ってくれるかしら?」

    (´・ω・`)その時っ!伊緒に、電流が奔るっ!伊緒は全身で悟ったっ!この女は始めから話し合う気など毛頭なく、
    自分の要求を無理矢理に押し通しに来た事をっ!もし猫を引き取らなければ、伊緒はずっと悪臭を放たねばならないっ!
    寮でも、学院でも、街でもっ!そんな事、うら若き乙女である伊緒には耐えられないっ!伊緒、陥落っ!

    ・美沙、樹葉の話を聞き、その日キャッチボールをしていた健子が犯人だと突き止める。

    ・例のおばあさんが樹葉や東の祖母である事まで発覚し、明日香の冤罪が全て晴らせる事に。

    ・同時刻、明日香はかずちとタイマン勝負する。

    ・明日香「こっちが勝ったら何でも要求を聞いて欲しいよ!」

    ・かずち「要求を言ってみな!」

    ・明日香「要求は3つ!猫を返せ!樹葉さんに合わせろ!そして、法行さんに突き付けられた恋愛禁止令を解除しろ!」

    (´・ω・`)最後のは、法行と須美が恋仲だけど生徒会のせいで付き合えないんだと思った明日香が法行へ恩返しの気持ちを込めての条件なんだけど、
    かずちは明日香が法行に恋慕していると思って逆上して、明日香を徹底的に痛めつけるんだ。まず踏み出そうとした膝を射抜いて転倒させてから脳天に
    矢を当てたりなどのいやらしい戦法ばかりで困ったや。最後は隠し技である5本の矢を同時に放つ手段で明日香の全身にくまなく打撃を与えて気絶させたや。

    ・直後に樹葉が猫の引き取り手が決まった事と明日香が冤罪である事の証拠を持って学院に駆け込んでくる。

    ・かずち、事情を全部聞いた会長に制裁され、目を覚ました明日香に土下座させられる。

    ・引っ手繰り→冤罪確定。猫→引き取り手が見つかる。樹葉への暴力→冤罪確定。無届バイト→数々の冤罪とのバーターで帳消し。
    決闘を仕掛けた事→状況からしてやむを得ず、お咎め無し。

    ・かずち、明日香の名誉を回復する為会長と連名で生徒会広報に謝罪文を乗せる。

    ・樹葉「遅ればせながら、ようこそ、三十三間堂学院へ。立派に成長した貴女に再会できて嬉しいわ」

    ・明日香「ゆわあああああああ!!!とうとう悲願が叶って良かったよおおおおおおおお!!!」

    ・須美「貴女が勝てば私もチャンスだったのにね」

    ・法行「仮に恋愛禁止令が解かれても須美の方から友達以上の関係を求めないという約束は変わらないだろ」

    ・須美「ええ判ってるわ。要するに私から付き合ってって言わなければいいだけでしょ。抱きついたりする事ぐらいできるわ」

    ・明日香(ゆゆっ?法行さんってフリーだったのっ!?ゆわあああああ!!ヘブン状態だよおおおおおおおお!!!)

    (´・ω・`)補足すると伊緒は悪臭を分解して良い匂いに変える液体を掛けて貰ったから数週間程全身からすごくいい香りを漂わせてたや。本人もそれをかなり気に入ってて、香りが周辺に撒き散らされるような派手な動きが増えたや。明日香はその後園芸部と校内緑化委員会に入って樹葉以外の親しい友達もできてめでたしめでたしになったや。

    返信削除
  46.  (´・ω・`)恐ろしいほどに冤罪の連鎖だった。

    法行が好きなヒロインが、また1人増えてしまった有様だよ。

     (´・ω・`)決闘で、片方は遠距離攻撃武器持ちか、なんというワンサイドゲー。

    一つ一つの発言や行動が徹底的に勘違いされている所が和んだ。

    返信削除
  47. 聖賢者チルノ2013年4月4日 10:01

    >法行が好きなヒロインが、また1人増えてしまった有様だよ

    (´・ω・`)猫の引き取り手を探すポスターを一緒に作ってくれたり、偏見を持たずに話を聞いてくれたりと、追い詰められて孤独な状態では惚れてしまっても無理ないけどね。明日香の偉い所は自分の気持ちよりも愛する法行の為に須美とくっつけるように奔走する所なんだね。自己の欲求を満たす為に職権乱用する理事長とか生徒会長とか副会長とかにも見習って欲しいや。

    返信削除
  48. (´・ω・`)作品のタイトルを

    『こんな愛に狂った生徒会は嫌だ!』

    っていうタイトルでスピンオフ作れそうだと思った。

    (´・ω・`)主人公は生徒会の虐げられた人たちっ!

    返信削除
  49. 聖賢者チルノ2013年4月4日 14:33

    (´・ω・`)3巻のあらすじが後半ちょっと端折りすぎたから改めて詳しく説明するや。
    剣道の勝負で法行が勝った所まではいいんだけど、その後、伊緒が寮の伝統的な祭りである
    水無月祭の為の買い出しだったかで寮を留守にしていた時に法行が花音の親戚の寮生・樋場香菜に
    依頼されて、壊れた寮のオーブントースターを修理したんだけど、その後、昨年の四天王南校舎担当の
    刈田リタから水無月祭で使う舞台の設計及び製作を依頼されるんだ。リタは日本と南国のハーフで、
    姉御肌で面倒見が良い事から昨年は四天王南校舎担当と同時に寮監督生代行をしていて寮生の間でも
    凄く慕われて一目置かれている寮内のご意見番的なまとめ役なんだ。去年まではずっと昔に卒業したOGが
    旦那さんに頼んで作ってもらって寮に寄贈した舞台(沢山の木の箱を積み重ねて大きな舞台にするタイプ)を
    使っていたんだけど、舞台をしまっていた寮の倉庫の天井がいつの間にか雨漏りしていて
    中に入っていた舞台が金属製の枠も含めて腐ってしまっていたんだ。水無月祭まであと1か月しかなくて、
    しかもその内2週間は期末テスト週間というピンチ状態で、業者を呼ぼうにも寮には余りお金が無くて、
    資材を集めるだけで予算が尽きてしまうんだ。生徒会や理事会、あるいは寮生の父兄などの金持ちから
    寄付を募るという手段もあるんだけど、急な事だと思うように寄付が集まるかは分からないしね。
    そんな訳で、とりあえず生徒達が自作するしかないんだけど、殆どが日曜大工すらまともにやった事ないから
    寮生総出で掛かったとしても2週間じゃ到底間に合わないし、時間があったとしても安全な舞台を作る事が
    できるかは判らないんだ。そこで、とりあえず法行がメジャーで腐った舞台のサイズを計測して必要な
    資材の大きさや数を示した詳細な図面を書いたんだ。リタがとりあえずその図面に目を通したけど
    材木を鋸でまっすぐに切断する事すら覚束ない寮生にできるような仕事じゃなくて、見かねた法行が
    期末試験が終わって夏休みになったら法行が毎日家から寮まで通って舞台を作ろうかと申し出たんだ。
    もちろんリタは「そうしてくれるかい?助かるよ」って喜んで、寮生達もスーパーヘイスペックイケメンの
    法行と一緒に舞台を作る作業が出来ればそれはとっても嬉しいからそれで話が纏まろうとしたんだけど
    その時寮に戻ってきた伊緒がヒステリックに叫んで法行を寮から追い出してしまうんだ。

    伊緒「ちょっと!アンタこんな所で何やってるのよ!」

    法行「おお、伊緒。お前も寮生だったのか!実はな・・・」

    伊緒「寮は男は立ち入り禁止よ!今すぐ出て行ってちょうだい!」

    法行「いや、でも・・・」

    伊緒「早くしなさい!これ以上居座ると生徒会に通報するよ!」

    法行「お、おう!わかった!じゃあ、リタさん、図面置いときますんで、俺はこれで失礼します」

    リタ「ああ、すまないねえ」

    (´・ω・`)親切心で協力を申し出てくれた後白河法行を伊緒が話も聞かずに
    一方的にがなり立てて追い出してしまった事で、法行と一緒に作業をできなくなった事への
    落胆以上に、伊緒が法行に対して余りに礼儀を失した態度で接した事に寮生達が激怒するんだ。

    寮生A「ちょっと伊緒!折角後白河君が舞台作りに協力してくれるって
    言ってくれたのに怒鳴り散らして追い出すなんてどういうつもりよ!?」

    寮生B「そうよそうよ!私達だけで水無月祭当日までに舞台用意する事なんてできる訳ないでしょ!」

    伊緒「はあ!?寮は校則で男子禁制よ!?生徒会や教職員連中にバレたら私たちは全員罰則が加えられて、
    当然水無月祭は中止よ!それに、私のクラスには大工の本職やってる善車美津子(さぐるま みつこ)がいるわ!
    彼女は学内での大工仕事は全部1人で請け負ってて、寮の工事もした事があるから話が早いし、後白河法行なんかに
    頼むよりよっぽど上手くやってくれる筈よ!」

    寮生C「そりゃ、そうだけどさ・・・」

    寮生D「それにしたって、あの態度は・・・ねぇ?」

    伊緒「そもそも!頼みもしていないのに女子寮に入り浸ろうとする男なんて最低だわ!虫唾が走る!」

    リタ「アタシが頼んだんだよ」

    伊緒「え?」

    リタ「舞台の設計と工事はアタシが後白河の坊やにお願いしたんだ。だから
    後白河の坊やは何も悪くない。これ以上責めるっていうんなら、アタシを責めな」

    (´・ω・`)善車美津子は大工の棟梁の娘で、物心ついたころから父親の下で大工仕事に従事していて、
    長期休みなどは父親と一緒に大きな寺社やお屋敷などの大工仕事を請け負ったりもしているプロなんだ。
    勿論木造建築の多い三十三間堂学院内部の大工仕事も修行を兼ねたアルバイトとして、そこそこ良心的な
    手間賃と資材代だけ受け取って請け負っているんだ。いずれにしても、伊緒が日頃から厳しい態度で
    接してきた事で寮生達の間に貯まっていた不満がこれを機に一気に噴出してしまったんだ。無視するとか、
    物を壊したり隠したりなどというような露骨なイジメとかは起きないけど、その日から寮生達は寮の中で
    極力伊緒と関わらないように努めるようになったね。んで、翌日の月曜日に伊緒は法行が書いた図面を
    持って善車美津子の所に行って舞台の製作を依頼するんだけど、ちょっとトラブルが起きるんだ。

    美津子「ああ、成る程ね。じゃあ、○○日に寮に行ってちゃちゃっと作っちゃおうか」

    伊緒「え!?その日はもう水無月祭の当日よ!間に合わないわ!」

    美津子「え?そうなの?じゃあ無理だわ。私テストが終わったらちょっと遠い所で
    親と一緒に大きな仕事が入ってるから、こっちに戻ってこれるのはその日からなのよ」

    伊緒「テストまで今から2週間あるわ!何とかならない!?」

    美津子「あー無理無理。アタシ伊緒と違って頭悪いからノー勉でテスト受けたら悲惨な点数になるわ。
    まあ、素人でも寮生総出で掛かればテスト終わってから1週間有れば十分できるって!じゃあね!」

    伊緒「そりゃ・・・美津子なら十分できるでしょうけど・・・」

    (´・ω・`)伊緒にとっちゃあその日の夕食後のお知らせの時間はキツかっただろうね。何せ頼みの綱だった
    本職の大工娘・善車美津子の協力が得られなくなった事を寮生たちの前で報告しなけりゃいけないんだから。

    伊緒「と、言う訳でして・・・その・・・善車さんの協力は得られませんでした」

    寮生B「はぁ!?本職に頼むから大丈夫だったんじゃないの!!?」

    寮生E「ていうか、後白河君を追い返した時点では善車さんに話を通してもいなかったの!?」

    伊緒「と、とにかく!水無月祭まで時間が無い以上、明日から寮生総出で作業をしましょう!」

    寮生D「はぁ!?試験迫ってるのに何言ってるの!?私たちに赤点取れって言ってるの!?」

    寮生G「そもそもの責任は伊緒にあるんだから、伊緒が何とかしてよ!」

    その他「「「「そうよそうよ!!」」」」

    伊緒「何よ!判ったわよ!舞台は私一人で作るわ!それでいいんでしょ!」

    (´・ω・`)伊緒が今にも泣きそうな表情で怒鳴り捨てて寮の食堂を
    出ていった後には、寮生たちのひたすら白けた空気だけがあったや。
    とりあえず面倒見が良くて良識派のリタだけは伊緒と寮生たちの関係を心配して
    何とかしないといけないと思って、自分の信頼できる知り合いにして寮生達との
    交流も有り、ついでに後白河法行の所属する東校舎2-Bのクラス委員でもある
    山路あやに携帯で連絡を取って相談を持ちかけるんだ。

    リタ「・・・ってなわけで、美津子に頼むっていうのはポシャっちまったんだよ」

    あや「あっちゃー。何かこじれちゃったんですねー」

    リタ「あんた、後白河の坊やのクラス委員だし、生徒会や伊緒とも顔見知りだろ。何か良いアイディアないかね?」

    あや「うーん。大工仕事を目的とした後白河法行の寮への立ち入りの許可を生徒会から引き出すっていうだけなら
    その場の交渉力次第でしょうけど、それを当事者にして寮監督生である伊緒を差し置いて部外者の私がやるのも筋違い
    ですから、まずは伊緒に後白河君に協力して貰うという事を受け入れさせないといけないですけど、それは私だとちょっと・・・」

    リタ「まあ、そうなるねぇ・・・」

    あや「そういう人を自分望む方向に動かす事となると私より真奈の方が頭回ると思いますよ。寮じゃリタさんの同室の後輩でしょ?」

    リタ「真奈かい?あの子は確かに頭は回るけど、前々から伊緒の事を煙たがってたし、今回の件も内心いい気味だとしか思ってないんじゃないかねえ」

    字数の都合で分割

    返信削除
  50. 聖賢者チルノ2013年4月4日 14:35

    (´・ω・`)芦原真奈は私立!三十三間堂学院きっての策士なんだ。常にその場の状況を利用して
    他人を裏から操って自分に有利な展開を作る事が大好きで、1巻でかずちを焚き付ける事で暴動を起こさせて
    会長と対立させた上で自分はちゃっかり花音やあやに取り入って生徒会役員のリコール署名を集める事を提案したり、
    2巻では須美彼氏軍団と生徒会の対立の中で足をくじいたふりをする事で法行にお姫様抱っこで遊園地の外まで
    運ばれるようにして、その振動で跳ね起きたふりをして唇を奪い、「初めてだったのに・・・」って言って
    法行に責任取らせて卒業後に交際しようとしたり(結果としてその策略自体は失敗に終わったけどね)と、毎度毎度
    騒動の規模を拡大させるんだ。ちなみに、自分は作中で一番好きなキャラクターを挙げろと言われたら文句無しに真奈だね。
    ああいう頭の回転が速くて出来るだけ矢面に立たずに自分の利益を得ようと小賢しく立ち回るキャラは逆に清々しくて
    好感が持てるや。会長や花音みたいに我欲を満たす為の行動をエゴ丸出しのお題目を付けて正当化し、しかも自分自身で
    それが正しい事なんだと信じ切ってるようなタイプは偽善者の市民団体みたいでイライラするや。後、3巻の会長は
    凄く冷静でまともな判断ができる上にやるべき事をきちんとやり、杓子定規なだけではない粋な計らいまでできるという
    凄く素敵な人で、3巻を読み終わった時点では、まさか次の4巻であそこまで会長がトチ狂うとは夢にも思わなかったや。
    あと、法行のクラス委員の山路あやはリタと並んで作中屈指の良識派で、変に良い子ちゃんぶったところも無く、兄がいて
    男の性格とかもよくわかってるという男女問わず読者の誰からも安定して好感を抱かれるタイプなんだ。頭の回転も真奈と
    互角にやり合える程だから多少ポカする事はあってもどうしようもないアホな事はしないしね。

    あや「ああ、大丈夫ですよ。真奈は結構お祭り好きだから伊緒の事は別にして、水無月祭を成功させる事には意欲を出すでしょうし、
    それが自分の手腕によって後白河君との親密度をアップさせられるという事なら、策略を巡らせるメリットとしては十分でしょう」

    リタ「そうかい。じゃあ、今から真奈にちょっくら話をしてみるよ。ありがとよ、あや」

    あや「あーい。じゃあ私そろそろ寝ますんで、リタ姐さんもおやすみなさい」

    リタ「あいよ。おやすみ」

    (´・ω・`)こうしてあやに入れ知恵されたリタはすぐに自分の携帯の電源を切り、同室の後輩である真奈と香菜にも
    携帯の電源を切らせ寮の部屋にも鍵をかける事で外部との連絡を断ち切った上で、にっこり笑いながら左手で真奈の肩を
    がっしり握り、右手は真奈の顎に添えて腹を割った話を無理強いするんだ。

    リタ「さて、真奈。アタシが在学してる間に寮の伝統ある行事である水無月祭が開催できなくなるなんていう恰好が付かない
    事態を起こすわけにゃあいかねえから、是非ともアンタの知恵を借りたいねえ。さあ、さっさと何か良いアイディアをお出し」

    真奈「今回の事は色んな意味で伊緒のせいじゃないですか。私は無関け――(ミシッ!」

    (´・ω・`)真奈の顎に添えられたリタの右手に少し力が入ったや。

    リタ「真奈~。あんたは頭の回りは良いのにどうしてこうも呑み込みが悪いかねえ?アタシが伊緒の馬鹿に何か言っても
    ちっとも埒が空かないからあんたの知恵を借りたいって言ってんだよ」

    真奈「そ、そんな事言ったって、現状じゃ後白河君の助けを借りる以外に方法なんて無――(ゴキッ!」

    (´・ω・`)リタの右手に更に力が込められて真奈も苦悶の表情を浮かべ始めたや。

    リタ「馬鹿にするんじゃないよ真奈。アタシだって、後白河の坊やの力を借りるしかないって事なんざ百も承知さね。
    つまりアタシは、その事をどうやったら伊緒に判らせられるかをアンタに問うているんだ」

    真奈「いや、だからそれは無――」

    リタ「無理じゃあない。ハイかYESかで答えな」

    真奈「そ、それってどっちも――」

    リタ「口答えするんじゃあないよ。返答次第じゃ口ん中ザクロみたいにしてやっから覚悟しな」

    香菜「あ、あの、リタ姐さん。口の中ザクロみたいにって?」

    リタ「ん?ああ。歯ァ全部にぶち折ってやるとだね、噴き出た血と喉の方に集まった歯がちょうどパックリ割れたザクロみたいに見えるんだ。
    真奈の返答次第じゃ今から見れっから楽しみにしてな」

    真奈&香菜「「((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル」」

    リタ「んで?返答は決まったかね?真奈よ」

    真奈「ま、待って!少し考えを練る為の時間を頂戴!テスト週間が終わった次の日の朝までには何とか良いアイディアを幾つか捻り出すから!」

    (´・ω・`)翌日から試験前の休みが始まったんだけど、伊緒は試験勉強もせずに朝から晩まで黙々と舞台の製作作業を進めていたや。
    元々伊緒は生真面目すぎるほどに真面目な性格で普段の成績の良さも剣道部の主将としての地位も寮監督生の立場にしても本人にとっては
    身の丈に会わない事なんだ。剣道だって自分より部員である浜まゆの方が強いし、寮監督生としての立場も勉強や部活動と両立する為に毎日
    必死になって自分の身体に鞭を打って背伸びをしながら責任を全うしようとしていたんだ。例え身の丈に合わない事でも、背伸びを続けていれば
    きっといつかはそれが本当の身長になる事を信じて。試験では毎回どんなに悪くても校内で総合30番以内に入っているのもそうだし、剣道部で
    誰よりも強くあろうと稽古に励む事もそう。普段寮監督生として寮生達に厳しく接する事もそうだし、水無月祭を成功させようと必死になるのだってそう。
    伊緒は体力こそ普段の稽古で培っているけど、鋸で材木を切断する事なんて初めての経験だから、まっすぐ斬るだけでも一苦労。手には血豆が
    一杯できるし、それらが潰れて血まみれになってでも諦めずに独りで頑張ったんだ。テスト休みが終わって試験が始まると試験だけ受けて
    急いで寮に帰って作業を続けたや。そのせいで60点台なら御の字な科目が3つもあったけどそんな事には脇目も振らずに舞台を作り続けたや。
    でも、伊緒の腕前じゃあ箱を1つ作るにも2日半は掛かる。舞台を完成させる為には当日までに14個の箱を作らないといけないけど、伊緒一人じゃ
    とてもじゃないけど間に合わないんだ。ていうか、試験期間中はともかく、試験が終わっても誰一人伊緒を手伝おうとしない時点で寮生達の人間性が
    伺えるや。本来、寮の行事は寮監督生を中心に寮生全員で協力して作り上げていくべきもので、そこに法行や美津子の助力を期待する事は本来なら
    筋違いなんだ。だって、寮生は20人以上もいて、仮に寮生全員が伊緒と同レベルの腕前だったとしても、試験が終わってからの7日間でできる
    仕事量は20×7÷2.5=56。やらなくちゃいけない仕事量は14箱だから14。その気になれば十分間に合うんだ。もちろん伊緒との
    確執が尾を引いてるっていう事はあるけど、誰か1人でも有期を出して手伝い始めればそれが呼び水になって次々と手伝うものが出てくるのに、
    誰もそれをしないという点に群集心理の怖さがあるや。連日の作業と試験が終わっても誰も自分を手伝おうとしない絶望感でフラフラになった伊緒の
    視界に、いるはずの無い後白河法行の姿があったや。

    法行「よお」

    伊緒「あ、あんたは・・・!」

    法行「こんな遅くまで大変だな。試験終わったし、暇だから手伝いに来たぜ」

    伊緒「こ・・こんなことして、何が目的なのよ!?」

    法行「何って、舞台を作る事だろう?」

    伊緒「惚けないで!何よ!アンタの力なんて借りないわ・・・!寮監督生として、私自身の手でやり・・遂げるんだから・・・!!(ドサッ!」

    (´・ω・`)心身ともに限界まで疲弊した所に不意に法行に親切にされた伊緒は全身から力が抜けて動けなくなってしまったや。

    法行「お、おい、伊緒!しっかり!」

    伊緒「触らないでっ!帰って・・・帰ってよ!」

    リタ「悪いけど、今日の所は帰っておくれ。伊緒の介抱はアタシがやるから心配要らないよ」

    法行「リタさん・・・。判りました。夜分にお邪魔しました」

    リタ「来てくれてありがとよ。やっぱり人間、動くべき時には動かないとね」

    法行「いえ・・・」

    (´・ω・`)フラフラになった伊緒に栄養ドリンクを飲ませて水分と栄養を補給させ、風呂で身体を洗ってやって布団に
    寝かしつけたリタが部屋に戻るとパジャマ姿の真奈がいたや。

    リタ「さて、真奈。明日の朝が約束の期限だけど、良いアイディアは浮かんだかね?」

    真奈「ええ。とびっきりのを」

    リタ「へえ、今お教えよ」

    真奈「焦らなくても、明日の朝、起きて来た伊緒と寮生全員を食堂に集めて披露しますから楽しみにしていてください」

    リタ「そりゃあ楽しみだ」

    (´・ω・`)「後編に続く」

    返信削除
  51. 伊緒「こ・・こんなことして、何が目的なのよ!?」

    法行「何って、舞台を作る事だろう?」

    伊緒「惚けないで!何よ!アンタの力なんて借りないわ・・・!寮監督生として、私自身の手でやり・・遂げるんだから・・・!!(ドサッ!」


    (´・ω・`)見事なまでにツンデレ。

    そして、主人公は理不尽に追い出されたにも関わらず、それを気にせずに手伝いを申し出る紳士っぷり。

    (´・ω・`)皆が協力してくれなくて落ち込んでいるツンデレ美少女を見事に落としたのだと理解した。おっぱいおっぱい。



    返信削除
  52. 聖賢者チルノ2013年4月4日 18:34

    3巻あらすじ後編(上)←

    (´・ω・`)分割投稿するや

    (´・ω・`)そして翌朝っ!リタの呼びかけによって寮生全員が朝食後に
    そのまま食堂で水無月祭に向けての緊急会議であるっ!

    リタ「全員席についてるね?まあ、まずは試験週間終了お疲れ様って言っておこうか。
    んで、とりあえず水無月祭に向けての準備だがね、伊緒も連日頑張っちゃあいたが、
    どうにも伊緒1人だけで大工仕事をするってなあ土台無理な話さね」

    みちる「ステージだけに?」

    健子「みっちゃん上手い!」

    美沙「ちょっと姉さん・・・」

    リタ「そこでだ、今ここにいる寮生全員から意見を募ろうと思うが、どうだね?誰か思う所はあるかね?」

    まゆ「やっぱり当初の予定通り、後白河君に手を貸してもらうしかないんじゃない!?」

    リタ「まあ、そうさね。だけど・・・」

    伊緒「後白河法行を寮に入れた事がバレればお咎めを受けて水無月祭も開催できなくなるわ」

    みちる「どうせ今のままでも開催できないんだからリスクは一緒じゃない?」

    健子「あっ!そうだねみっちゃん!あったま良い!」

    みちる「えっへん!」

    寮生F「そうだよね!このままだとどうせ水無月祭を開催できないんだから一か八か手伝ってもらえるならその方が良いよね!」

    寮生A「うんうん!後白河君だって手助けしてくれることに乗り気なんだしさ!」

    (´・ω・`)みちるの発言に、寮生たちの会話が俄かに騒がしさを増すっ!だがっ!

    伊緒「良い訳ないでしょうが!!!!」

    寮生一同「「「「「ゆっ!?」」」」」

    伊緒「私たちが彼に手伝ってもらったとして、それがばれて私達が罰則を喰らうのは・・・まあ自業自得だから良いわ。
    それによって水無月祭が中止になったとしてもそれはそれで仕方が無い。でもね、罰則を喰らうのは私達だけじゃないのよ?
    彼だって男子禁制の寮に入り込んだことのお咎めを受ける。彼には私たちを助けるメリット何て何も無いのに、そんなリスクを
    一方的に背負わせるなんて身勝手な事はできないでしょ!?」

    寮生A「言われてみれば確かに・・・」

    リタ「(ヒソヒソ)ちょっと真奈、そろそろあんたの腹案を話してくれても良いんじゃないかい?」

    真奈「(ヒソヒソ)話す事自体は別にかまいませんけど、もう少しだけ寮生達の意見も聞いた方が良いと思います」

    リタ「じゃあ、後白河君に迷惑が掛からないように手伝って貰える方法を思いつく者はいるかい?」

    長柄優「はい!」

    リタ「おっ?早速か!言ってみな!」

    優「生徒会に、後白河君の寮立ち入りを認めて貰うようにお願いしたらいいんじゃないかな?」

    リタ「成る程ね。確かに寮立ち入りの許可さえ貰えれば問題の大半はそこで片付くか」

    真奈「中々良いアイディアだけど、注意しておきたいことが在るわ」

    リタ「ほぅ、何だい?」

    真奈「善は急げで今から寮生全員で生徒会室に押し掛けて直談判する所までは良いと思う。
    交渉事においては少しでも人数が多く勢いがある方が相手への心理的な圧迫感があって有利だからね。
    でも、その際に後白河君の寮立ち入り許可を求める理由を『彼が当日に水無月祭に参加できるように』
    という一点に絞るべきだと思うの。間違っても後白河君の協力が無ければ舞台が完成しないという話が
    向こうに漏れないようにするべきよ」

    リタ「それはどうしてだい?浄里達だって鬼じゃない。腹を割って事情を話せば許可は得やすくなるだろうに」

    真奈「確かに、許可は得やすくなるかもしれない。でも、後白河君が一定の期間、継続的に女子寮にいるという
    事であれば、きっと風紀の乱れを懸念した生徒会が生徒会役員の誰かによる監視の上でという条件を付けて来る。
    でもそれだと生徒会役員が監視できる時間しか作業して貰えなくて当日まで間に合うかは分からないわ。これが
    理由の1つ目。2つ目の理由は、万一許可が下りなかった場合、寮が後白河君の協力を喉から手が出る思いで
    欲している事が生徒会に知られてしまい、警戒されるから後はもう、どんな対策も打てなくなるという事。私たちは
    彼に掛かる迷惑を最小限に抑えるつもりだけど、同時に何が何でも水無月祭を成功させないといけないの」

    リタ「成る程ね。誰か真奈の意見への反論はあるかい!?」

    寮生一同「「「「「「シーン」」」」」」

    リタ「よし!じゃあ反対意見も無いみたいだし、とりあえず今から寮生全員で生徒会室に乗り込むよ!制服に着替えて戸締りとガスの元栓の確認しな!」

    寮生一同「「「「「「おー!!!」」」」」」

    (´・ω・`)そして生徒会室であるっ!

    浄里「金田さん、刈田さん、近藤さん、それに寮生の皆さん。休日の朝早くからこんなに大勢で一体何のご用でしょうか?」

    リタ「いやね、水無月祭は寮生以外の生徒も参加するだろう?でも、今の校則のままだと後白河の坊やだけ参加できない事に
    なっちまうから生徒会に女子寮への男子の立ち入りを禁止する規則を解除して貰えないかっていう話になったんだ」

    浄里「成る程。確かに唯一の男子である後白河法行といえど我が学び舎の生徒。伝統ある行事に1人だけ参加できないとあっては公平性という
    観点から問題ですね。ですが、一足飛びに女子寮への男子の立ち入りを許可するというのは風紀の乱れが懸念され、やはり問題です。ですので、
    こういうのは如何でしょうか?水無月祭は当然ながら我々生徒会役員も全員が参加します。その際、後白河法行には常に生徒会役員が
    交代で付いて回るというのは?来年度以降入学してくるであろう男子生徒に対してもこの規定を適応するという事で」

    みちる「でも、寮に入れるのが女子だけだと、来年度入ってくる男子の家が遠いと困らない?」

    健子「確かに!みっちゃん頭良い!」

    浄里「来年度から入学してくる男子の為には新たに男子寮を建てれば良い事。現在の女子寮に男子を入れる必要などはありません」

    伊緒「寛大な御配慮、感謝致します。お手数をおかけしました」

    浄里「いえ、水無月祭の成功、私どもも祈っています」

    (´・ω・`)伊緒たちが生徒会室から去って行くと、かずちが不思議そうに首をかしげる

    かずち「何となく不満そうに見えたけど、生徒会役員が法行を監視するって事の何か不都合でもあるのかしら?」

    南「そりゃあ寮生達は自分達の寮に縄張り意識だって持ってるだろうし、そこに生徒会がデカい顔して入ってきたらあんまり良い気分はしないんじゃない?」

    かずち「そういうもんなのかな」

    東「でも、これで法行君も水無月祭に参加できるようになって良かったよね」

    千秋「ええ、そうですね」

    返信削除
  53. 聖賢者チルノ2013年4月4日 18:35

    (´・ω・`)一方、寮に戻った寮生達であるっ!

    寮生B「やっぱダメだったねー」

    寮生G「あんまり言い返すと却って不審がられるししょうがないか」

    寮生A「何か別の方法を考えないと」

    リタ「真奈、あんた随分余裕そうな顔つきしてるけど、何か秘策でも在るのかい?」

    真奈「まあ、無くは無いですけど」

    リタ「何だい、もったいぶらずにお言いよ」

    真奈「ええ。食堂に戻ったらすぐに作戦会議の続きですから、今度は真っ先に口火を切らせてもらいますよ」

    (´・ω・`)そして、ついに皆の前で真奈の腹案が皆に明らかにされたっ!

    伊緒「監禁?はぁ!?真奈あんた何考えてるの!?ふざけないでくれる!?」

    真奈「ん?私は至って大真面目に言ってるけど?」

    伊緒「後白河法行を拉致監禁するっていう案の何処が真面目な案なのよ!?」

    真奈「ああ。伊緒レベルのオツムじゃ理解できないか。理解できないていうなら別に話し合いに参加してくれなくてもいいけど?」

    伊緒「何ですって!?」

    リタ「二人ともおよしよ。伊緒も話を最後まで聞かずに不真面目と決めつけるのは良くないね」

    伊緒「・・・」

    リタ「んで、真奈。アタシも馬鹿だからあんたの案がどういう事なのか今一理解できないんだけど、馬鹿なアタシにも理解できるように説明してくれないかい?」

    真奈「はあ。んんっ!ですから、まず現状では後白河君の協力なくしては水無月祭の開催までにステージ作りが間に合わない。だけど後白河君に
    協力してもらった事が生徒会にばれた時に彼にまで迷惑を掛ける訳にはいかない。ここまでは伊緒やリタ姐さんも認めている寮全体の共通認識」

    リタ「ふんふん。それで?」

    真奈「ですから、彼を『拉致』するんです。これなら万一生徒会にばれたとしても彼は純粋な被害者として処理される。
    お咎めは寮生だけが受けるわけだから彼に協力してもらっても彼には迷惑が掛かる心配が無い」

    リタ「成る程。確かに」

    伊緒「迷惑が掛からないって、拉致監禁なんてしたら十分彼に迷惑でしょ!?」

    真奈「ここで言う『迷惑』云々っていうのは彼が生徒会からの処罰の対象となる事を言ってるでしょ?寮に連れてきてから事情を話してもいいし、
    何なら今から彼の下宿している花音の家に電話して予め事情を話して彼の了承を取った上で場所を指定して適当に出歩いてもらっても良い。兎に角、
    彼がステージ作りに協力してくれる意思を持っている事は既に分かっているんだから細かい部分には多少目を瞑らないと何もできないわ。それとも
    伊緒にもっと良いアイディアが在るって言うんなら話を聞くけど?」

    伊緒「・・・確かに、真奈の言った案は現時点で私たちが思いついている限りでは最善と言える。水無月祭の成功を掛けて一か八かの掛けに
    出ようって事は皆が既に賛成しているし、後白河君が絶対に処罰されないように配慮するという最低条件は満たしている。でもね、彼に迷惑が
    掛からない代わりに、寮が背負うリスクはとんでもないものになるわ。寮ぐるみで1人の人間を拉致監禁して強制労働させたなんて事になれば
    もはやそれは学院内部での内輪のトラブルだけでは済まされなくなる。刑事事件にまで発展したとしてもおかしくないわ。良くて寮生全員停学、
    下手したら全員退学の上に寮の取り潰しなんて事態にも成りかねない。寮生全員に対して責任のある寮監督生としては安易に賛成できる案じゃないの」

    リタ「何、いざとなったらあんたら全員私に脅されたって事にして私が1人で泥を被るさ。あんた達は何も心配するこたぁ無いよ」

    寮生B「そんな・・・!」

    寮生A「いざとなったらリタさん1人に責任を押し付けるだなんて・・・!」

    伊緒「待って!」

    寮生一同「「「「「ゆっ!?」」」」」

    伊緒「今回の件は寮監督生である私の力不足が招いたトラブル・・・だから、もしも生徒会にばれたら、私が1人で責任を負うわ!」

    真奈「伊緒・・・」

    伊緒「だから、リタ姐さんも、真奈も、皆も、どうか、この計画が生徒会にばれないよう、私に力を貸してください!!!お願いします!!!」

    寮生一同「「「「「ざわ・・・ざわ・・・」」」」」

    リタ「(パチパチパチパチ!!)ほら、アンタ達、ここは拍手だろ?伊緒がここまで言って頭下げてるんだ。認めてやらなけりゃ女がすたるよ?」

    健子「パチパチパチパチ!!!」

    みちる「パチパチパチパチ!!!」

    寮生一同「「「「「(パチパチパチパチ)わー!!!」」」」」

    リタ「よし!そうと決まれば早速後白河の坊やをとっ捕まえに行くよ!アタシは車運転すっから捕獲部隊には入れないけど、
    美沙と健子のコンビなら後白河の坊やを上手く捕まえられるかい?」

    美沙「うん」

    健子「任せといて!」

    リタ「よし!じゃあ車に乗せられる人数の都合もあるし、捕獲部隊は美沙と健子の少数精鋭で行こうかね!誰か花音の家か携帯の電話番号知ってる奴はいるかね?」

    香菜「私、花音先輩の家の番号も携帯の番号も知ってます」

    リタ「じゃあ、一応家に掛けて後白河の坊やの動向を上手い事把握しておくれよ」

    香菜「あ、もしもし花音先輩ですか?今日、後白河さんは・・・え!?さっき共学化準備委員会に出席する為に学校に向かった!?はい、はい。ありがとうございます!」

    リタ「どうだったね?」

    香菜「後白河先輩は今家から学校に向かったそうです。行先は生徒会室だそうなので、捕まえるなら今しかありません!」

    リタ「そりゃあ一大事だ!美沙、健子、行くよ!」

    怪力双子「「はい!!」」

    (´・ω・`)所変わって学院へと向かう後白河法行である!

    法行「はーつれーわー。テスト終わった次の日から3日間も昼から学校に呼び出されて生徒会の役員連中と顔を突き合わせて夕方まで会合とかマジでつれーわー」

    (´・ω・`)共学化準備委員会というのは唯一の男子生徒である後白河法行に男子の視点から学院の設備の不備を指摘して貰う事で来年度の本格的な共学化に
    備えるという名目で設立された学内組織なんだけどメンバーが法行以外は生徒会役員だけであるという点からまたもや職権乱用の匂いがプンプンして困るや。

    法行「何だかトイレ行きたくなって来たね。学校までちょっと走るかな」

    健子「ゆっ!?君が後白河法行!?」

    法行「ゆっ!?近藤美沙!?・・・いや、違うね。美沙は知り合いだから態々そんな事確認しないし、美沙はもっと物静かな口調だったね。
    見た目はそっくりだけど他人の空似なのかな!?」

    健子「ゆゆーん!私は奈良園健子だよ!悪いけど今から私と一緒に来てもらうよっ!」

    法行「トイレに急いでいるんだよ!話なら学院に着いてトイレを済ませてからにしてね!」

    健子「学院に行って貰ったら困るから通せんぼするよ!」

    法行「どぼじでぞんなごどずるのおおおおおおおお!?漏れちゃうでしょおおおおおおおおお!?」

    健子「ゲラゲラゲラ!漏らしたくなかったら大人しく私についてきて欲しいよ!ちゃんとトイレもあるから安心してほしいよ!」

    法行「ゆおおおおおおおおおおおおお!!!よし、回り道するよ!!!」

    健子「ゆっ?ゆわあああああああああああ!!待てえええええええええ!!逃げるなああああああああああ!!回り込むよおおおおおおおお!!」

    法行「回り道すると見せかけて、本来の進行方向にだああああああああああああっしゅ!!」

    健子「ゆんやあああああああああああ!!突破されたああああああ追いつけないいいいいいいいいい!!」

    法行「ゲラゲラゲラ!!このまま一気に引き離し・・・ゆっ!?ゆわあああああああああああ!!頭に何か被せられたあああああ!!前が見えないいいいい!!」

    健子「美沙ちゃんナイス!」

    美沙「うん、姉さんも」

    法行「ゆっ!?この声、『美沙ちゃん』っていうのは近藤美沙かなっ?何が目的・・・ていうか両腕後ろで縛られてるうううううう!!」

    健子「リタ姐さん急いで!この子トイレ行きたがってる!」

    リタ「あいよー!車内で漏らされたら敵わないねー!」

    法行「ゆんやああああああああああああ!!!」

    (´・ω・`)「後編(下)へ続く(震え声)」

    返信削除
  54. (´・ω・`)主人公の生活は本当に大変だ。

    小便しそうな状態なのに、学校へと向かえば融解されて拉致監禁。

    (´・ω・`)ふぅ、誰と付き合っても嫉妬が渦巻く修羅場ですのぜ。

    返信削除
  55. 聖賢者チルノ2013年4月6日 0:35

    3巻あらすじ後編(下)

    (´・ω・`)美沙と健子のコンビにとっ捕まり、リタの運転する車で寮まで連行された法行が頭に被せられた
    袋を外されて最初に見たのは伊緒達の土下座姿であるっ!だが、とりあえず法行はまずトイレに行くのであったっ!

    リタ「・・・ってな事情だったのさ。いきなり手荒な手段で無理矢理連れてきてすまなかったね」

    法行「いえ、それは別に良いんすけど、俺、今日は昼過ぎから共学化準備委員会っていう予定がありましてですね」

    リタ「とりあえず今、香菜坊がアンタの居候先である花音の家に電話して事情を説明してるから、花音から生徒会に
    体調不良という事で誤魔化してもらう事になるんだ。重ね重ねすまないねえ」

    法行「まあ、事情が事情だし、気にしないでください」

    伊緒「それで、舞台は大箱を後12個作らないといけないんだけど、寮生をどれくらいの数補佐に付ければ
    当日までに間に合いそう?」

    法行「そうだな。基本的なやり方を教えるのとミスした部分を修復するのだけでもそれなりに時間を食うから、
    作業の補佐は3人前後がベストだろうな。慣れない事をぶっ続けでやると疲れるだろうから補佐3人は1人ずつ
    交代で休ませる感じが良いかもな」

    伊緒「わかったわ。舞台作りに裂く人員は私と真奈で決める。真奈、後白河君と寮生の間の連絡はどうする?」

    真奈「後白河君は携帯持ってないんだったっけ?」

    法行「ああ」

    真奈「じゃあ、あまり人数が多くても混乱の元だから私と伊緒とリタ姐さんの3人が交代で後白河君に付き添って、
    寮生からの緊急連絡はその携帯番号に掛けるっていうので良いわね」

    伊緒「判ったわ」

    法行「後さ、花音に家から俺の着替えとか日用品とかを持って来て貰いたいんだ。あいつはああ見えて手先も器用で
    仕事を片付ける要領も良いから舞台作り以外の準備ではかなり役立つだろうから俺だけじゃなくてあいつも泊り込ませる
    っていうのはどうだ?」

    伊緒「真奈、どう思う?」

    真奈「うーん。どうするべきかしらね。生徒会に嗅ぎつけられた時に迎撃に必要な人員を考えると作業の人手はいくらあっても
    足りないから仕事ができる人材が仲間に加われば心強いし、花音1人にしとくと生徒会役員から問い詰められてぼろを出しかねないから
    それならいっその事この寮に収容しちゃうのが良いんだろうけど花音の家まで生徒会役員が訪ねてきた時に誰もいないと逆に怪しまれるわね」

    伊緒「じゃあ、花音には毎日家から通いでの協力を要請するっていう方向で行く?」

    真奈「そうね。現状はそうしましょうか。何かあったら伊緒か私がその場の判断で花音に指令を出すっていう形で良い?」

    伊緒「判った。じゃあ、生徒会を迎撃している途中に作業が終了したとして、後白河君をどこから逃がすかだけど・・・」

    (´・ω・`)寮は四方を高くて頑丈な木製の壁で囲まれていて、2つある門は周囲の地形と建築物の立地上、同じ方面にあるんだ。

    簡単な図にすると

    ■=扉付きの門
    □=寮の建物
    ○=法行の作業現場

    丘丘丘丘丘丘丘丘丘丘丘丘丘丘丘丘丘丘丘
    丘丘丘丘丘丘丘丘丘丘丘丘丘丘丘丘丘丘丘
    崖崖崖崖崖崖崖崖崖崖崖崖崖崖崖崖崖崖崖
    壁壁壁壁壁壁壁壁壁壁壁壁壁壁壁壁壁壁壁
    壁     壁     壁     壁
    壁     壁 □○□ 壁     壁
    壁 隣の家 壁 □□□ 壁 隣の家 壁
    壁     壁     壁     壁
    壁壁壁 壁壁壁壁■壁■壁壁壁壁 壁壁壁 
    道道道道道道道道道道道道道道道道道道道
    道道道道道道道道道道道道道道道道道道道

    って感じで、門から逃がすのは論外で寮の左右は別の建物が隣接してるからそこから逃げようとすれば滅茶苦茶目立つし、唯一の活路は
    大きな寮の建物に隠れた後ろの断崖絶壁を法行が単独でよじ登るっていうやり方なんだ。

    伊緒「後白河君、あの崖を登れるの?壁のてっぺんからかなりの高さあるわよ?」

    法行「上に生えてる太い木に長くて丈夫なロープを縛り付けて上から垂らしておいてくれればあれくらいは問題ないぜ」

    伊緒「判った。すぐに手配する」

    真奈「舞台以外の作業場所だけど、迎撃に備えて弓道部は全員2階で作業をさせて。それ以外の体力自慢は基本的に1階で。
    階段の付近には大量の布団を用意しておいて一階から生徒会役員が上がってこようとしたら、まず上から布団を落として視界を封じ、
    その後それをクッションにして上から飛び降りれば役員は押しつぶされて大ダメージよ。ただし、威力を上げ過ぎないように小柄な
    人員を使う方が安全面で良いかもね」

    伊緒「1階の面子は予め剥がした畳を重ねて大きな盾を作り、門を破ってきた
    生徒会役員に集団でタックルを仕掛けて外に押し出すっていうのはどうかしら?」

    真奈「それ良いわね。採用」

    伊緒「所で、会長と冬美が分散した場合はどうやって対処する?美沙と健子はコンビになる事で真価を発揮するわ」

    健子「光の使者・奈良園健子!」

    美沙「光の使者・近藤美沙!」

    怪力双子「「2人はプリキュア!!」」

    真奈「向こうが攻めてくる目標地点をこちらが絞ってやれば途中で分散されても最終的には合流するわ」

    伊緒「向こうの戦略目標をこちらが絞るなんてどうするの?」

    真奈「簡単よ。向こうがこちらの寮生に携帯で探りを入れて来たら、こちらから後白河君が寮の2階の
    2号室に閉じ込められていたっていう偽情報を流すの。後白河君本人を見つけられなくても居住していた
    証拠さえ見つかれば向こうの勝ちだから向こうとしては何が何でも証拠を押さえようとする筈」

    伊緒「成る程ね」

    真奈「実際に後白河君に寝泊まりして貰う部屋は花音が完璧主義モードで証拠隠滅しまくってるから警察の鑑識が来たって
    痕跡なんて出やしないわ。彼女、他の部屋から埃を集めてきて障子の桟や蝶番の部分にうっすら乗せたりなんていうかなり
    細かいところまで偽装に躍起になってたわ」

    (´・ω・`)ここら辺まで読んでた時にふと思ったんだ。良く考えたら後白河法行の作業現場を寮の中庭にしなければ彼を
    拉致監禁した事にするなんていう回りくどい策略を巡らせた挙句に抗争の用意しなくてよかったんじゃないかと。それこそ学院の
    中庭とかなら広いし資材とノコギリさえ運び込んじゃえば後白河法行とその補助担当の寮生達が生徒会の目を気にする事無く
    堂々と協力して作業して完成したら運送業者呼んで寮に搬入すれば費用は材料代+トラックによる運送費用だけで済んだだろうと。まあ、
    運送費用を払うのがどうしても惜しいっていうんだったら話は別だけど。後さ、生徒会に寮内での作業許可を得たら生徒会役員の
    監視が入るってんなら監視に来た生徒会役員にも自然な流れで作業を手伝わせちまえばこっちのもんだし。この時点では作業は着々と進み、
    買い出しも全て完了して居たから、ここ数日間寮の門扉は常に固く閉鎖されて寮生による出入りもほとんど無かったや。一方の生徒会は
    折角休日に共学化準備委員会を開いて後白河法行と楽しくおしゃべりしようと思っていたのに3日目になっても彼がやってこない事に
    I・SさんとS・Kさんがイラつき始めたや。

    かずち「どぼじで法行来ないのおおおおおおおおおおお!!?ゆんやあああああああああああああああああ!!!」

    浄里「落ち着いてね!体調不良だって彼の居候先である千住さんから連絡が入ってるよ!」

    かずち「そもそも!中学卒業まで一緒に過ごした中で、法行が体調不良起こして
    寝込んだ事なんて1回も無かったわよ!どっかでさぼってんじゃないでしょうね!」

    南「じゃあ、皆でお見舞いの品でも買って千住邸に凸する?」

    東「みなみ~ん。病気で寝込んでる所に皆で押し掛けたら悪いよ~」

    (´・ω・`)ここまでうろ覚えで脳内翻訳を書いていて気づいたんだ。四天王北校舎担当・北川冬美単体のセリフが1つもないって事に!
    原作でも殆どセリフが無いし、内心の描写も意図的に抑えられてるような雰囲気が或るし、正直何を考えているのか全く判らないや。後、
    「もしも三十三間堂学院がIS学園だったら!」みたいな話が在ったら見たいや。白騎士で3000発のミサイルを切り落とす会長とか
    ブルーティアーズで遠距離攻撃無双するかずちとか。

    浄里「落ち着きなさい皆さん。とは言え、彼は今や共学化準備委員会の仲間であり、普段壮健な彼が3日も
    寝込んでいるという事実は聊か以上に気がかりではあります。どうでしょう?我々の中でくじ引きをして
    千住邸へお見舞いに行く人員を選定するというのは?」

    かずち「良いわねそれ!」

    千秋「あの、その前に、私、実は後白河さんについて聞き捨てならない噂を聞いたんですけど」

    浄里&かずち「「ゆっ?噂?」」

    千秋「はい。後白河さんが寮生達に拉致監禁されたという噂です」

    返信削除
  56. 聖賢者チルノ2013年4月6日 0:41

    (´・ω・`)投稿したら図が滅茶苦茶になったから気にしないでほしいや。

    かずち「ちょっと千秋!それって本当なの!?」

    千秋「いえ、ですから裏取りもしていない唯の噂ですから何とも・・・」

    東「あ、その噂私も聞いたよ。弓道部の寮生の子たちが話してたよね、ふゆみん」

    冬美「そのような噂を聞いた」

    (´・ω・`)ここにきてようやく冬美の単独初セリフであるっ!

    かずち「でも法行監禁して何の得が有るのかしら」

    南「そりゃあ監禁っていったらやっぱり性的な悪戯が目的なんじゃないの?ガサ入れしたらいかがわしいゲームや漫画が出て来るかもよ」

    かずち「茶化さないで南。千秋は法行監禁の噂についてどれくらい聞いてるの?」

    千秋「何でも水無月祭に使うステージが雨漏りで腐って、急遽新しいものを用意しないといけなくなったから後白河さんに強制労働させているとか何とか」

    東「うーん。だとしたら何で花音ちゃんが法行君は病欠だなんて嘘を吐くのかな?普通なら生徒会に助けを求めて来ない?」

    千秋「さぁ。何かしらの弱みを握られて脅されているとか?」

    かずち「よし!今から全員で寮に凸するわよ!」

    浄里「まあ、もちつけ。先に千住さんに電話をかけてください。千住さんが電話に出たらすぐ私に代わるように」

    かずち「駄目です。家も携帯も電話に出ません」

    浄里「では、生徒会役員全員フル装備で寮に凸しましょう。いきなり大勢で武力突入すると噂がデタラメだった場合に失礼ですので
    まずは私が監督生の金田さんとサシで話をしつつ、探りを入れます」

    (´・ω・`)一方、寮であるっ!今日も法行の居住していた部屋の偽装工作をしていた花音はかずちから着信があった事に
    気づいたっ!着信を無視したのではなく、作業に没頭する為に携帯の音とバイブを切っていた為、気づかなかっただけだったのだっ!

    花音「かずちから携帯に着信が有った事に気づいたニダ」

    真奈「とうとう生徒会に感づかれたのかもね。帰り道で生徒会役員に遭遇すると面倒だから今日は寮に泊まっていきなさい。
    買い出しに行ったリタ姐さん以外の寮生は全員いるわね?リタ姐さんが帰ってきたら門扉は閉鎖して、硬く鍵を閉じて警戒態勢!
    部外者は誰も入れちゃだめだし、寮生も誰も外に出ちゃだめよ!!」

    伊緒「ていうか、この事は部外秘だと言い含めていたのに誰が漏らしたのかしら?」

    真奈「まあ、ここだけの話っていうのが漏れなかった事は有史以来無い訳だし、今は犯人探しよりは対応を検討するべきでしょうね」

    みちる「伊緒ちゃあああああああん!!!」

    伊緒「どうしたの!?」

    みちる「生徒会長が玄関に!伊緒ちゃんを出せって!」

    伊緒「もう来たの!?」

    真奈「私が出るわ」

    伊緒「真奈!?」

    真奈「伊緒はリタ姐さんと一緒に遠くに買い出しに出ている事にして、私が何とか口八丁で会長を追い返す。リタ姐さんには暫く戻ってこないようメールしといて」

    伊緒「駄目よ。万一力技で突入されて私が見つかったら面倒だわ。後白河君だけなら一時的に例の崖から逃がせるけど、作業中のステージを
    見られたら作業の力的に間接的な証拠になる。私が追い返すから真奈は会長たちに圧迫感を与える為に寮生達を玄関に集めておいて(タタタッ!」

    真奈「伊緒の奴、中々監督生らしい貫禄が出てきたじゃない・・・」

    (´・ω・`)寮の玄関っ!真剣を携えた生徒会長・五部浄里が立っていたっ!他の役員達は近隣にあったマンション(天持東の家の所有物)の屋上で待機であるっ!

    伊緒「お待たせいたしました。どのようなご用件でしょうか?」

    浄里「単刀直入に言います。我々生徒会による寮内の立ち入り検査を受けて頂きたいのです。その理由は後白河法行を拉致監禁しているという噂があったからです」

    伊緒「成る程。ですがそのような事実はありませんので立ち入り検査を受ける謂れはございません。お引き取り下さい」

    浄里「で、ですがそのような噂があり、実際後白河法行の行方が知れぬ以上、生徒の安全を守るべき生徒会としては放っておく訳には・・・」

    伊緒「誰が言い出したとも知れない無責任な噂を寮監督生である私の言葉以上に信用するのですか?」

    浄里「貴女を信用しないわけではありませんが・・・」

    伊緒「でしたら改めて宣言いたします。我らが誇りある寮生達に、男子を寮内に入れるような破廉恥な者は今まで1人もおらず、そしてこれからもおりません!」

    浄里「でしたら、立ち入り検査を受け入れる事によってその潔白を証明すれば・・・」

    伊緒「我々は現在、来るべき水無月祭の準備で1分1秒の時間も惜しい状況に在り、
    立ち入り検査となれば折角つけた飾り付けなども外したりしないといけないかもしれません。
    どうしても立ち入り検査をするとおっしゃるのでしたら、水無月祭が終わった後にしてください。
    これ以上会長が寮に言いがかりをつけて居座るとおっしゃられるのでしたら、我々としても考えがございます」

    寮生一同「「「「「この寮は私たちのおうちだよ!その自治権を侵害する生徒会長はゆっくりせずに帰ってね!すぐでいいよ!」」」」」

    浄里「ゆぎぎっ!判ったよ!帰るよ!でも、新たな証拠が何か見つかったらその時は生徒会総出で対応を検討するから覚悟していてね!」

    伊緒「その時は私どもも寮の自治の伝統に対する誇りを掛けて受けて立ちましょう」

    (´・ω・`)長くなったから一旦切るや。次回はようやく生徒会役員VS寮生の籠城戦になるや。

    返信削除
  57. (´・ω・`)途中からゆっくり風になって安心した。

    生徒会VS 寮生とか、戦いが終わっても不満が残って大変な有様だよ。

    返信削除
  58. 聖賢者チルノ2013年4月6日 9:29

    (´・ω・`)1巻で花音達が集めたリコール署名は既定の水準を大幅に超えていて、1巻では結局使われなかったものの現在も花音が密かに所有しているんだ。だから現在の花音は理事長としての権限だけじゃなく、現在の生徒会役員を一瞬で解任できる力まで密かに保有しているということになるや。

    返信削除
  59. (´・ω・`)切り札は使わないからこそ切り札っていう。

    (´・ω・`)解散したくないなら、要求を呑むんだぁっーっていう恐喝外交が出来るよ。

    返信削除
  60. 聖賢者チルノ2013年4月6日 20:24

    (´・ω・`)あまり法律に詳しくないけど三十三間堂学院の生徒の行為の中で犯罪と 思われる物をリストアップしてみたや。1巻から9巻までは随分前に処分したせいで10巻から12巻しか手元にないからかなりうろ覚えだけど。
    1巻
    ・浄里→銃刀法違反(1巻に限った事では無いが)。私立学校の生徒会長の職務としても不適当な上に業務用に支給されたものではなく私物の持ち込みなので「業務その他正当な理由」には該当しないと思われる。
    ・浄里「ジュラルミン製の模造刀です」→仮にそうだったとしても銃刀法には模造刀剣類の携帯の禁止も規定されている。
    ・浄里「私と交際するか学院から出て行くか選べ」→強要罪or脅迫罪
    ・浄里及び冬美による生徒会記録の改ざん→文書偽造罪
    ・浄里VSかずち→決闘罪
    ・一般生徒による暴動→器物損壊罪及び、浜まゆらによる近藤美沙への侮辱罪と暴行罪など。
    ・千秋のメントスコーラ爆弾→暴動が起きている以上、正当業務行為或いは
    正当防衛に該当するか微妙なので何とも。罪状が付くとしたら暴行罪。
    2巻
    ・生徒会VS須美彼氏軍団はどちらが先制攻撃したか不明確なので不明
    ・法行による須美彼氏への攻撃は正当防衛
    3巻
    ・寮生による法行の拉致監禁及び強制労働→監禁罪、強要罪(表向き拉致監禁と強制労働なので)
    ・かずちによる火矢→放火罪(現住住居)。
    ・かずちによる窓ガラス割り→器物損壊罪
    ・生徒会による寮への踏み込み→住居侵入罪(庭だけでも成立)
    ・冬美VS怪力双子→冬美のみ傷害罪(双子は正当防衛が成立)
    ・浄里VS伊緒→浄里のみ傷害罪(伊緒は正当防衛が成立)
    4巻
    ・浄里の法行殺し計画→殺人予備罪(法行への殺意を記した遺書が証拠になる)
    ・浄里による南への峰打ち→暴行罪(南に傷が生じていたなら傷害罪)
    ・寮生による法行&佳耶への故意な転倒→暴行罪だが未遂なので不可罰。
    ・かずちによる寮生への狙撃→正当防衛(正当防衛は他者を守る為でも成立)
    ・生徒会役員による浄里への暴行は正当防衛又は緊急避難が成立すると思われる
    ・みちる「普段の行いが悪いんだね」→侮辱罪
    5巻
    ・かずち率いる生徒会→名誉棄損罪
    ・かずち→決闘罪
    ・明日香→決闘罪(情状が酌量される可能性も)
    ・樹葉→暴行罪(臭い攻撃)、脅迫罪(猫の引き取らないと臭いを消さないと脅す)
    6巻
    ・かずちの浄里へのペン投げ→暴行罪。
    ・明日香の健子への暴行を始めとした各所での過度な暴力行為→暴行罪又は傷害罪。健子は正当防衛が成立すると思われる。
    ・浄里を始めとする、遠泳大会における暴力行為をそそのかした面子→教唆犯が成立し同罪。
    ・浄里による久美を溺れさせて気絶させる事を目的とした足をつかむ行為→暴行罪。
    ・千秋→南への脅迫罪。
    ・久美の父親「女に危険な事させて、自分は見てるだけなんてそれでも男か!」云々→侮辱罪。
    7巻
    特に無し。
    8巻
    ・かるら→脅迫罪。手紙に名前が書いてあったら決闘罪。鷹による攻撃や明日香への飛び蹴りなどは暴行罪。
    ・怪力双子→窃盗罪。
    9巻
    ・花強奪を目論んだモブ→強盗罪。
    ・校内から花を回収して花束作りした者→器物損壊罪。
    ・生徒会役員による花束を持つ者への攻撃→器物損壊罪。
    ・南による冬美への(∪^ω^)嗾け→微妙。他校生の花束を守る為の正当防衛が認められるかも。
    10巻
    特に無し(法律にそこまで詳しくないので竹刀を削って軽くする事や秤への意図的な細工をする事がどんな罪に問われるのか判らないや)。
    11巻
    特に無し。 強いて挙げるなら真奈による副賞の不正獲得が詐欺罪に当たるかも。
    12巻
    特に無し。

    返信削除
  61. (´・ω・`)ハーレム系の作品で、暴力とか過剰な作品は昔からそうだよ。

    まぶらほっていう昔のハーレムラブコメとか、いつも器物損壊罪と、傷害罪が成立するのばっかりだった。

    (´・ω・`)それだけで大量に犯罪を立件できそうな感じだと、アンチ作品とか作れそうだね。

    ヒロイン達を徹底的に少年院に放り込む的な意味で。

    (´・ω・`)個人的には・・・・そんなに大量のヒロインを出して、よく書ききれるなぁっーて感心してる。

    返信削除
  62. 聖賢者チルノ2013年4月8日 2:03

    (´・ω・`)今回は籠城戦に備えて生徒会と寮生の双方がどんな準備をしていたかをできるだけゆっくり風にしたや。

    特殊すぎて困る脳内翻訳

    (´・ω・`)伊緒の強気な態度と寮生たちのシュプレヒコールで一時撤退した生徒会長五部浄里は弱腰な態度を副会長の柴又かずちに詰られていたっ!

    かずち「どぼじでいなかものの寮生如きにあっさり追い返されてるのおおおおおおおおおおおおお!!?可笑しいでしょおおおおおおおおおおおおおおおお!!?こんな事なら初めから

    生徒会役員全員で詰問に行けば武力で押し切れたでしょおおおおおおおおおおおおおおおおお!!?」

    浄里「うるさいよ。単に噂を聞いたというだけじゃ、強硬措置を取るに十分な根拠とならないんだよ。理解したらどうすれば証拠を集められるか一緒に考えてね」

    東「ゆゆーん。寮生の中に何人かお友達がいるから、その子に携帯で探りを入れてみるよ!」

    千秋「私も寮に知り合いがいるからやってみるよ!」

    浄里「頼んだよ。私は剣道部の後輩の浜まゆにかけてみるよ。ああ、もしかしたら寮生は携帯の電源を切ってる可能性もあるから、そうなったら別の対策を考えないとね」

    東「(プルルルル・・・)あ、優ちゃん?私私、東だよーん」

    優『あ゛?東ぃ?このクソ忙しい時に電話してくるなんて何なの?空気読めないの?馬鹿なの?死ぬの?』

    東「どぼじでぞんなひどいごどいうのおおおおおおおおおおおお!!?可笑しいでしょおおおおおおおおおおおおお!!?」

    優『ゆっくりせずにとっとと要件を言ってね!』

    東「ゆゆーん。実は、後白河君が寮に監禁されてるっていう噂を聞いた会長がさっき伊緒ちゃんと話をしに行ったんだけど門前払いを喰らっちゃったんだよ。それで、友達としての誼で

    優ちゃんにここ数日間、寮内で何か変わった事がなかったか聞きたくて電話を掛けたんだよ」

    優『はあああああああああああ!!?あれだけ風紀に厳しい伊緒ちゃんが監督生なのにそんな事あるわけないでしょおおおおおおおおおおおおお!!?こっちだって暇じゃないんだから

    これ以上下らない事で電話して来ないでね!(ガチャッ!ツー!ツー!』

    東「どぼじで電話ガチャ切りするのおおおおおおおお!?ゆんやあああああああああ!!判らないいいいいいいいい!!!」

    かずち「ゆっ?どうだった?」

    東「ゆゆーん。そんな事有り得ないって切り捨てられて電話をガチャ切りされたよ・・・」

    千秋「(プルルルル・・・)あ、磯良さんですか?西村千秋です!実は・・・」

    摩紀『ごめんね、今忙しいの(ガチャッ!ツーツー』

    千秋「ゆんやあああああああああ!!まだ何も言ってないでしょおおおおおおおおお!!?」

    かずち「駄目だった?」

    千秋「駄目だったや」

    南「こりゃあ、緘口令が敷かれてるのかもね」

    浄里「こうなったら部活動での上下関係や道場における子弟関係を背景に、無理矢理にでも浜さんに吐かせる事にします」

    (´・ω・`)何気に外道な発言で困るや。ちなみに剣道部は部員が金田伊緒と浜まゆの2人しかいないんだ。伊緒もまゆも高校2年生で取れる段位としては最高位である3段持ちで、

    まゆは全国大会で準優勝、伊緒も全国大会でそこそこの成績を収めているから活動実績が無い訳じゃないんだけど、面剥ぎなどのように真剣を用いた実戦を想定した荒々しくて本格的な

    指導が厳しすぎて部員がどんどん逃げて行って現在は2人だけでやっているんだ。一応、浄里が時々稽古をつけてやるんだけどね。ちなみに浄里の家は神社の宮司であると同時に剣道の

    道場をやっている家で、浄里も既に父親から免許を皆伝されて高校生にして父や親戚たちと一緒に五部道場の正社員もやっているんだ。何という同族経営。ちなみに五部神社は全国でも

    有数の実力を持った道場という設定で、近隣に在る多くの剣道場を門下として納めているんだ。ただし、門下になっている道場は五部道場の印可を貰って道場をやっている訳ではなく、

    元々道場主だった連中がさらなる高みを目指して五部道場に入門したという設定になっているんだ。まゆは小さい頃に通っていた道場の先生が五部道場で学んだ先生だったという事から

    現在は時々五部道場でお世話になっているから電話のガチャ切りなんてできないんだねー。ゆんやー。

    浄里「(プルルルル・・・プルルルル・・・プルルルル・・・ただいま、電話に出る事が出来ません・・・ピーッという音が鳴りまし・・・)どぼじで電話に出ないのおおおおおおおおお

    おおお!!?ゆんやああああああああああああああ!わからないいいいいいいいいいいいいいいい!!!」

    (´・ω・`)携帯は着信で相手の名前が表示されるから、まゆは作業に夢中になってて気づかなかったふりをして最初から出ない作戦に出たや。出ちゃうと話をせざるを得ないしね。

    浄里「皆さん、もう良いでしょう。今から寮を制圧し、迅速に後白河法行の確保と寮生たちの捕縛に動きます」

    千秋「ゆっ?口実は?万が一違った時に誰が責任を取るの?」

    浄里「寮生を名乗る匿名の通報があった事にします。後白河法行本人かその痕跡さえ見つけてしまえばこちらのものです。後白河法行が病欠であるかの最終確認として1度だけ千住邸を

    訪れる事にしましょう」

    (´・ω・`)そして千住邸であるっ!勿論留守であるっ!

    かずち「よし!これで心置きなく攻め入れるね!」

    浄里「昼間から抗争を起こすのは揉み消し難いので、夜中まで待ってから闇に紛れて襲撃する事にしましょう。まず、夜になれば寮には電気が灯ります。ですので、まず柴又さんが矢で

    寮の窓を突き破った上で天井で矢を反射させてブレーカーを落として下さい。突然窓ガラスが派手に割れた上に電気が切れれば彼らは慌てふためきまともな行動に移れません。その隙を

    ついて私と北川さんが突撃します。その際、西村さんの閃光弾を投げ込む事で視力を一時的に奪い、彼らの抵抗を一気に突破しましょう。柴又さんはその後はこのマンションの屋上から

    ひたすら援護射撃に徹して下さい。最初は狩俣の矢で弓道部員たちの矢を破壊し、使い物にならないようにする事から始めて下さい」

    かずち&四天王「「「「「理解したよ!」」」」」

    浄里「では、私たちは軽めの夕食でも取って英気を養いましょう」

    (´・ω・`)思ったんだ。寮は市街地に在るんだから生徒会が攻め入るんじゃなくて普通に警察に通報しろよと。ああ、そうか。そんな事をしたら逆に浄里の銃刀法違反とかを警察に

    通報されてしまうし、学院の名前にも傷が付くからそういう警察沙汰はできれば避けたいんだね。でも、寮を襲撃して警察に通報されたらどーするんだろう。理事長の花音がマスコミや

    警察に圧力掛けてもみ消すのかな?一方の法行達は寮の中庭で舞台製作に精を出していたや。大分完成が近づいたね。

    伊緒「お疲れ様。食堂に夕ごはん用意するから、その間にお風呂で汗を流してきて」

    法行「ゆゆっ?ゆわあ!ごはんさん!むーしゃむーしゃ・・・しあわせええええええええええええええ!ゆっ?ああ!伊緒だったんだね!」

    伊緒「ゆっ?」

    法行「外は暗かったし、髪を下してたから最初は判らなかったや!それに笑うと随分優しい顔つきになるんだね!」

    伊緒「(ゆわああああああああああああああ!ヘヴン状態だよおおおおおおおおお!)と、所でさ・・・1つだけ確かめておきたい事があるんだよ」

    法行「ゆっ?」

    伊緒「もしも生徒会に見つかったら・・・自発的に作業に協力したって生徒会に申告して私達と一緒に泥を被るつもりじゃない?」

    法行「そんな事考えてないさ」

    伊緒「嘘よ!」

    法行「嘘じゃないさ。俺は舞台が完成するまで伊緒達がちゃんと生徒会を食い止めて時間を稼いでくれるって信じてるからな。だから、生徒会に見つかった時の事なんてこれっぽっちも

    考えてない」

    伊緒「え?」

    法行「この前、尊敬する友人が言っていたんだ。『その人の事を心の底から信じる事が出来なければ、その人を愛する資格なんてない』って。俺は友人同士でも同じ事が言えるんじゃな

    いかって思うんだ。俺は伊緒の事を友達だと思ってるから伊緒の事を心の底から信じる。駄目だった時の事なんて端から考えちゃいないさ」

    伊緒「後白河君・・・。判った!私も後白河君を信じる!私たちが生徒会を食い止めている間に必ず作業を終えて脱出できるって信じる!」

    法行「おう!じゃあ、残りの作業をちゃっちゃと片付けないとな!」

    (´・ω・`)突然寮の窓ガラスが割れて寮内の全ての電源が一斉に落ちたのは次の瞬間だったや。更に続く。

    返信削除
  63. (´・ω・`)主人公が立て篭もりをやっている間に、寮生の皆に好感持たれてハーレム状態になっている事を理解した。


    生徒会のヒロイン達も別の意味で、主人公を狙う女性が増える事に気付いてそうだね。

    返信削除
  64. 聖賢者チルノ2013年4月9日 1:41

    (´・ω・`)仏教繋がりで貼っとく。中々良くできたAAだと思うんだ。
    http://uni.2ch.net/test/read.cgi/student/1326815130/927

    返信削除
  65. 聖賢者チルノ2013年11月11日 1:06

    (´・ω・`)残りのあらすじ行くや。がんばって
    全キャラのセリフを可能な限りゆっくり風にするや。

    特殊すぎて困る脳内翻訳

    突如ガラスが割れ、全ての電気が消えた事で寮内は大パニックっ!
    副会長の柴又かずちがゴム製鏃の矢で寮のブレーカーを落としたからであるっ!

    寮生「ゆおおおおお!!!とうとう生徒会が攻めて来たよおおお!!!
    これは全力を挙げて迎撃するしかないねええええええ!!!・・・ゆっ?
    どぼじで寮のお庭さんが燃えてるのおおおお!!?ゆんやあああああ!!!」

    かずち「ゲラゲラゲラ!景気付けに火矢を放ってあげたよ!木造の寮が
    全焼しないように庭に放ったけどそのままだと寮に燃え移るからさっさと
    消火活動に人員を割いて自滅してね!すぐでいいよ!!!あと、寮の二階で
    待機していた弓道部連中の弓は全部狩俣の矢で撃破してあげたよ!有能過ぎる
    援護射撃でごめんね!」

    だが、火矢を放つ事は他の生徒会メンバーとの打ち合わせにも無かった完全な
    かずちの独断である為、生徒会長・五部浄里が激怒するっ!

    浄里「どぼじでぞんな酷いごどずるのおおおおおおおお!!?このままだと
    勝利してもその後放火罪で起訴されちゃうかもしれないでしょおおおお!!?」

    一方、監督生・伊緒率いる寮生は事前の打ち合わせ通り畳を重ねて作ったバリケードで
    生徒会役員を押し出そうと奮戦するっ!だが、『零距離戦闘では歴代四天王最強』と
    名高い北川冬美によって突破されてしまった!

    美沙・健子「「ゆおおおおおおおおおおおお!!!双子ならではの息の合った戦いで
    時間を稼ぐよおおおおおお!!!生徒会役員なんて死ねえええええええええ!!!」」

    (´・ω・`)美沙と健子のモデルは金剛力士像として有名な阿形と吽形なんだ。
    ちなみに冬美のモデルは毘沙門天だよ。

    一方、冬美と連動して侵入した増永南と西村千秋は剣道全国大会準優勝の成績を収め、
    国体の強化選手の候補にも選ばれている剣道部のエース・浜まゆが撃退していたっ!

    まゆ「会長や冬美に比べたら雑魚過ぎて困るねえええ!!!このまま追い返してあげるよおおお!!!」

    南・千秋「「ゆんやああああああああ!!さっきから瞬殺され過ぎてつらいいいいいい!!!」」

    伊緒「真奈!副会長の援護射撃を封殺しないとどうにもならないよ!ゆっくりせずに
    良い方法を考えてね!!すぐでいいよ!」

    真奈「既に手は打ったよ!後少しで援護射撃は止むから安心してね!」

    伊緒「ゆっ!?援護射撃が止んだね。どういう手段を取ったの!?」

    真奈「副会長との間に日頃培っておいた信頼を利用させてもらったよ!
    メールをつかって副会長を寮の土蔵内部におびき寄せて拘束するから
    成功したら騒動が終わるまで寮の錠前を締めておいてね!」

    (´・ω・`)簡単に言うと偽情報でおびき寄せて罠に嵌めるって事なんだ。
    真奈は他人を動かして自分に有利な状況を作り出そうとする策士タイプだから
    学院内の権力者である生徒会役員との間にパイプを作りたいと前々から思っていて、
    1巻の騒動を切っ掛けにかずちに取り入り、その後様々な状況下でかずちに
    アドバイスをして歓心を得ていたんだ。実の所それはかずちへのアドバイスに見せかけて
    間接的に真奈にとって有利な状況を作り出す為の操縦でしかなかったんだけど
    単純なかずちは真奈の事を親友だと思っているんだねー。読者にはわかんだね。
    1巻でかずちの軍師をしてたのは会長と副会長を対立させる事でこう着状態を作りだし、
    漁夫の利で自分が法行に近づくためで、2巻でも事故を装って法行の唇を奪い、責任を
    取らせる形で卒業後の交際を確約させる作戦を実行していたから抜け目の無いキャラなんだ。
    ちなみに2巻で真奈の作戦が失敗したのは真奈を抱きかかえて走る法行がイケメン過ぎて
    ドキドキして見惚れてしまったからというしょうも無い事が原因なんだ。
    何はともあれ、まんまと騙されたかずちは真奈によって土蔵に閉じ込められ、無力化された
    という事実だけを頭に入れて読み進めて欲しいや。携帯電話の電波も届かないので他の
    役員との連絡も取れないんだ。

    かずち「真奈ぁあああ!!!どぼじでごんなひどいごどずるんだああああああああ!!!
    親友だと思っていたのに騙したのかああああああああああ!!?」

    真奈「落ち着いてね!これには深い訳があるんだよ!」

    かずち「ゆっ?」

    字数の都合で分割。

    返信削除
  66. 聖賢者チルノ2013年11月11日 1:07

    真奈「実はかくかくしかじかな理由があって後白河君にステージ製作の手伝いをして貰っていたんだよ。
    でも生徒会にばれたら後白河君まで罰則の対象になってしまうから万一の時は寮ぐるみで監禁した事にして
    彼へのお咎めを回避する心算だったんだよ。でも、優しい彼の事だから、もしも生徒会に見つかればきっと
    自首してしまうと思うんだよ。親友であるかずちを騙す形になってしまったのは心苦しいけど
    こうする事でかずちにとって大事な人である後白河君へのお咎めがいかないようにしつつ、同時にかずちも
    私に騙されて捕まっていた事にしてかずちへの業務上のお咎めを防ぐというつもりだったんだ。結果的に
    騙してしまった事は謝るよ。ごめんね」

    かずち「そういう事だったんだね。さっきは疑ってごめんね!やっぱり真奈は私の親友だよ!」

    (´・ω・`)この辺りのくだりを読んだ時に思ったんだ。真奈って本当に抜け目が無いんだなって。
    かずちを騙して罠にはめた挙句、ちゃっかり理詰めと情の両面でかずちを丸め込む事で嫌われるどころか
    更に信頼を得てしまうなんて。こういう腹黒いキャラは大抵の場合読者から嫌われるものなんだけど真奈の
    場合は会長と並んで人気の双璧なんだ。自分も真奈は不思議と嫌いになれないや。メタな発言すると真奈が
    法行と結ばれる展開はストーリーの都合上有り得ないんだろうけどそれでも真奈に頑張って法行を攻略して
    欲しいと思ってしまうや。ちなみに真奈のモデルは仏教においては梵天とされるヒンドゥー教の創造神・
    ブラフマーなんだ。三十三間堂学院のキャラはモデルとなった神仏にちなんだ能力や才能を持っているから
    真奈はもしかしたら作品の世界観にとって神にも等しい作者の分身という裏設定があるかもしれないや。

    一方、生徒会長・五部浄里はかずちの援護射撃が止んだことにいら立っていたっ!

    浄里「どぼじで副会長と連絡取れないのおおおおおおおおおお!!?遠くのマンションの
    屋上にいるからやられるわけもないでしょおおおおおおおおお!!?携帯電話も通じないし
    矢と電池の両方が切れたのおおおおおおおおおお!!?ゆっ?この塀をよじ登って伝えば
    建物の裏側にこっそりと回れるね。颯爽と駆けつけて後白河法行を救出すればきっと彼は
    私に心奪われて私の卒業と同時に交際を申し込んでくるに違いないよ。私にはわかんだね」

    だが、浄里と同じくして抜け道の存在に気付いた伊緒が木刀を持って浄里の前に立ちふさがったっ!

    伊緒「この寮は私たちのお家だよ!自治権を侵害する会長は帰ってね!すぐでいいよ!」

    浄里「はぁあああああ!!?寮の自治権の本質は生徒会からの委託によるものでしょおおおお!!?
    判ったらとっととそこをどいてね!すぐでいいよ!」

    伊緒「どきません!寮を守る監督生の誇りに掛けて、この謂れの無い立ち入りを断固として阻止します!」

    (´・ω・`)浄里は真剣を携えているし、その腕も全力の伊緒とまゆを同時に相手したとしても
    かすり傷すら与えられないほどの凄腕の持ち主なんだ。だから伊緒がタイマン張った所で絶対に勝てや
    しないんだけど伊緒は寮生達を纏め、その生活を守る監督生としての責任を果たす為に、そしていつしか
    自分にとってとても大きな存在になっていた法行の信頼に応える為に彼が作業を終えて脱出するまでの
    時間稼ぎになるように勇気を振り絞って立ちふさがったんだ。結果としては伊緒は浄里に負けてしまったけど
    浅くだけど小手に一撃入れて一矢報いたし、法行が脱出するまでの時間を稼ぐことに成功したんだ。その後、
    無事に脱出した法行は「自分はここ数日間山籠もりして体を鍛えていたんだ」と浄里に嘘をついたけど
    浄里は彼の毎日ちゃんと風呂に入っていたと思われる小ざっぱりした風体から全てを悟った上であえて不問に
    したんだ。このシーンだけあえてゆっくり風にしないや。

    浄里「金田さん、刈田さん。」

    伊緒・リタ「「(ビクッ!)」」

    浄里「拉致監禁の証拠も出て来ず、問題の後白河法行本人もこうして寮の外部で発見された事から、
    今回の貴方達の潔白を認める事にします。夜分遅くに押し掛けて申し訳ありませんでした」

    伊緒「せ、先輩!」

    浄里「(小声で)刈田さん。1つ貸しですよ?」

    リタ「(小声で)すまないねえ。アタシが生徒会にいた時からアンタにゃ借りばっかり増えるよ」

    法行「会長、いろいろと気を使ってくれてありがとう」

    浄里「いえ。貴方が数日間行方不明で私も他の役員も皆が心配しましたが、無事で本当に良かった」

    (´・ω・`)3巻のこのシーンは会長が聖人君子過ぎて「誰この人」と思ってしまったや。
    浄里にとって伊緒は剣道部の後輩であり、その生真面目すぎるほどに真面目な性格を好ましく
    思っていて、だからこそさっきの決闘で力で勝る自分に全力で挑んできたんだと理解してたんだ。
    そして全校生徒の安全を守るべき生徒会長として後白河法行を救出すべく自分も全力で戦ったけど
    無駄骨になってしまった事よりも後白河法行が酷い目に遭っていなかった事を喜ぶ度量と言い、
    ぐうの音も出ないほどの聖人で困ったや。3巻読み終わった時に自分の中で会長の株がストップ高
    だったのに4巻でトチ狂って法行と無理心中を図ったシーンでの落差の大きさに衝撃を受けたや。














    かずち「所で私達いつ出れるの?」

    真奈「うーん。摩紀にはほとぼりが冷めたら出してくれるように頼んだんだけど馬鹿だから忘れてるのかも」

    (´・ω・`)翌朝起きてきた寮生が朝食を作ろうと蔵を開けるまで2人は出れなかったよ。

    返信削除
  67. 聖賢者チルノ2013年11月11日 8:00

    (´・ω・`)あ、3巻のあらすじは以上です。

    返信削除
  68. (´・ω・`

    (´・ω・`)うわ、ヒロイン達の修羅場が怖い

    返信削除

(ノ゜ω゜)(ノ゜ω゜)たまに投稿したコメントがエラーになるけど、プラウザバックすれば、投稿した文章が復活します

(´・ω・`)1日に1回、システムからスパムだと判断されて隔離処置されたコメントを、元の場所に戻しておるんじゃよ。

(ノ゜ω゜)(ノ゜ω゜)コメントの入力欄は小さいですが、右端の//をクリックして下に引っ張れば、かなり大きくなります。




最新コメント(50件) (LINE風)(表示遅い)

★最新コメントが生えてくる場所です(たまに故障する)

最新コメント(高性能)

この最新コメントシステムはシグナル フラッグZ様が開発しました。
最新コメントを表示するボタン・ω・`)ノ

(´●ω●`)コメント150件表示verもありますお(シンプル仕様)
( ;∀;)こっちの最新コメントが表示できない時は、上のシンプル仕様の最新コメントを使ってくれると嬉しいです。
マザーテレサ(ノ●ω●) 人間にとってもっとも悲しむべきことは、病気でも貧乏でもない。 自分はこの世に不要な人間なのだと思い込むことだ。